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【ドバイ(アラブ首長国連邦)2015年2月8日PRN=共同通信JBN】この種では世界最大の賞である「UAE Drones for Good Award」の受賞者が8日、首相のムハンマド・ビン・ラシド・マクトム殿下、UAEの閣僚、国際的な有力者の前で発表された。2014年政府サミット(Government Summit)で創設されたこのコンペティションは、多数の来訪者が集まるドバイ・インターネットシティーで開催された。政府サミットはドローン、ロボットなど技術革新の導入を通じて技術がどのように政府、公共サービスを根本変革するかに焦点を当てている。2月9-11日開催される2015年サミットでは、エキサイティングな新構想が取り上げられる。
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この国際的コンペでスイスのFlyabilityが100万米ドルの賞金を獲得した。同チームは閉鎖空間に入って安全に人間に近づけるドローン「Gimball」を開発し、救急活動で高度に効果的であることを証明した。これは回転するかごで保護され、厳しい環境で障害物とぶつかっても安定を失わずにすむ。
Flyabilityチームのパトリック・テボー代表は「捜索、救難無人機を開発するため資金集めに苦労したが、このUAE政府サミット構想のDrones for Goodはわれわれのプロジェクトを1年以内に商業開発できることを意味しており、救援隊員にとって危険なところまで行けるFlyabilityは人命救助の役に立つ」と語った。
テボー氏はまた「Drones for Good Awardはこの種では初めてのものである。学術的な研究には多くの賞があるが、新たな技術の社会的応用に対する賞は少ないため、この賞は人を力づける。われわれのように情熱を持つチームが前進して、これを現実のものにすることができる。Drones for Good Awardは、このような空飛ぶ機械が社会に前向きの影響を与えうるということをひとびとに理解させるユニークな機会である」と述べた。
2日間のイベントでは国際的な審査員団のパネルで、3部門39のセミファイナリストがそれぞれのプロジェクトのライブデモを披露した。また、国内コンペ参加者が100万UAEディルハムを獲得した部門もあった。
UAEのムハンマド・アブドラ・ガルガーウィ内閣担当相は「UAE Drones for Good Awardは人類に奉仕するイノベーションと技術を最大限利用するというムハンマド・ビン・ラシド・マクトム殿下のビジョンの目に見える結果である。UAE Drones for Good Awardはこの努力の世界的ベンチマークを設定するというコミットメントの好例である」と語った。
ガルガーウィ内閣担当相はさらに「ドローンをよいことのために使えるという素晴らしい方法を示したこの偉大なコンペの優勝者を祝福する。すべての参加者は世界を変革してより住みやすい場所にする能力を持っており、彼らが新たな突破口を喚起し続けることを楽観的している」と述べた。
「UAE Government Entities Award」優勝者はEtisalat、「National Competition Award」優勝者はWadi Dronesに決まった。
Drones for Goodコンペについての詳しい情報は (リンク ») を参照。政府サミットについての詳しい情報は (リンク ») で入手できる。
ソース:The Prime Minister's Office of the United Arab Emirates
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