株式会社電通
オーストラリアのデジタル・クリエーティブ・エージェンシー
「ソープ社」の株式51%取得で合意
株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:石井 直、資本金:746億981万円)の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は本日付で、オーストラリアにおいてデジタル・クリエーティブ領域をリードするエージェンシー「Soap Creative Pty Ltd」(以下「ソープ社」、本社:シドニー市)の株式51%の取得と、今後段階的にシェアを拡大して完全子会社化するオプションを当社グループが有することにつき、同社株主と合意しました。
2002年に設立されたソープ社は、ソーシャルメディアやモバイルを含むデジタルマーケティングの戦略立案、デジタルの広告クリエーティブやウェブコンテンツの制作など、媒体作業以外のフルサービスをワンストップで提供するエージェンシーです。同社のクリエーティビティーは高く評価されており、2013年に、アジア太平洋地域のモバイル・エージェンシー・オブ・ザ・イヤー(Smarties Asia Pacific賞)と、オーストラリアの広告業界誌『B&T』が選ぶ「インタラクティブ・エージェンシー・オブ・ザ・イヤー」に輝いた他、同国業界誌『AdNews』が選ぶ「デジタル・エージェンシー・オブ・ザ・イヤー」に3年連続で選ばれるなどの実績を残しています。また、ソープ社はその傘下に、顧客のキャンペーンを成功に導くモバイルゲームの開発などを行う100%子会社「Soap Mobile Games Studio Pty Ltd」(本社:シドニー市、2013年設立)を有しています。
買収完了後、ソープ社は、当社グループのグローバルネットワーク・ブランドのひとつであるデジタルエージェンシー「Isobar」(アイソバー)の傘下に入り、社名ブランドを「Soap-Linked by Isobar」(ソープ・リンクト・バイ・アイソバー)に変更し、オーストラリアに展開するグループ各社との連携を図りながら、統合的かつイノベーティブなソリューションを提供してまいります。
当社グループのメディア・コミュニケーション・エージェンシーであるCarat(カラ)が行っている世界の広告費成長率予測(2014年9月)によると、オーストラリアのデジタル広告費の成長率は、2013年は前年比で19.3%増でした。2014年、2015年も、それぞれ16.0%増、11.0%増と、同国の広告市場全体の成長率(1%程度)を大きく上回る伸びを示すと予測しています。
なお、本件が当社の2015年3月期の連結業績に与える影響は軽微です。
【ソープ社の概要】
社 名 : Soap Creative Pty Ltd(ソープ社)
本社所在地 : オーストラリア・シドニー市
設 立 : 2002年3月
株主構成 : 買収手続き完了後
電通イージス・ネットワーク 51%
ソープ社経営陣 49%
売上総利益 : 6,750,000オーストラリアドル(約6.2億円)(2014年6月期)
(買収手続き完了後、決算期を12月期に変更します)
代 表 者 : Ashley Ringrose (Director and Owner)
Bradley Eldridge (Director and Owner)
従業員数 : 50名
事業内容 : デジタルマーケティング領域のフルサービスをワンストップで提供
以 上
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