日立システムズがイタリアのITサービス企業を買収し、欧州IT市場に参入

欧州IT市場でマネージドサービス、クラウド・DCサービス事業を展開

株式会社日立システムズ

2015-02-20 11:00

株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:髙橋 直也、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)とイタリア共和国(以下、イタリア)のITサービス企業であるCosmic Blue Team S.p.A.(本社:イタリア ローマ市、社長兼CEO:Paolo Angelucci(パウロ・アンジェルッチ)/以下、CBT)は、このたび、日立システムズがCBTを買収して完全子会社化するとともに社名をHitachi Systems CBT S.p.A.に変更することを決定したことをお知らせします。今後、3月中の買収完了に向けた手続きを進めます。
日立システムズは本買収により、イタリアをはじめとした欧州IT市場におけるITサービス事業の強化をめざします。

日立グループは、プロダクト、サービス、ITを組み合わせたソリューションによりイノベーションを実現し、社会やお客さまが抱える課題を解決する社会イノベーション事業のグローバル展開を推進しています。中でも、情報・通信システム事業においては、グローバルサービス事業の拡大を注力施策の一つに掲げています。こうした中、日立グループにおける情報・通信システム事業の中核企業である日立システムズは、欧州地域において、システムの安定稼働を支援する監視・運用などのマネージドサービスやクラウド・データセンターサービス、セキュリティサービスを提供するための事業基盤確保と事業拡大に向けた検討を進めてきました。
一方、CBTは、イタリアにおける有力なITサービス企業の一社であり、約35年にわたりイタリア国内でシステム設計・構築、運用・保守、アプリケーション開発、クラウド・データセンターサービスなど多様なITサービスを提供しています。近年、システム構築などの事業から、高い成長が期待できるマネージドサービス事業へと重点分野をシフトしたいと考えていました。
こうした背景から、日立システムズは、CBTを完全子会社とすることを決定しました。

日立システムズとCBTは、両社の製品・サービスや技術・ノウハウ、経営リソースを組み合わせ、イタリア国内の現地企業および日系企業をはじめとする外資系企業に対して、マネージドサービスやクラウド・データセンターサービスを中心とする多様なITサービスを提供します。また、イタリアは、欧州における主要なITサービス市場の一つです。日立システムズは、CBTの完全子会社化によってイタリアにおいてITサービス事業を開始するとともに、欧州地域における事業基盤を確保し、欧州の日立グループ各社とも連携して欧州IT市場におけるITサービス事業の拡大を図ります。
日立システムズグループは中期経営計画で掲げる2015年度売上目標5,000億円、海外売上高比率10%の達成に向け、各種施策を展開しています。今回の買収によりグローバル事業の強化・拡大を図り、本目標の達成をめざします。

■日立システムズ 代表取締役 取締役社長 髙橋 直也コメント
CBTを日立システムズグループに迎えられることを大変嬉しく思います。イタリアは、欧州における主要なITサービス市場の一つであり、今後も堅調な市場拡大が見込まれています。その中でも、当社が得意とするITインフラやクラウドサービスの分野は特に高い成長が期待されています。CBTが有するイタリアにおける確かな顧客基盤やITサービス基盤と、当社が有する技術やサービスを融合し、これにより生まれる先進的なITサービスを、欧州の企業向けに積極的に展開してまいります。

■CBT 社長兼CEO パウロ・アンジェルッチコメント
日立システムズグループに加わることにより、当社がめざす事業戦略の実現に向けて大きく前進できることを大変嬉しく思います。当社は、イタリア国内に6事業所と2つの強固なデータセンター基盤を有しているほか、主要なITベンダー25社以上のパートナーシップ、1,200以上の認定資格を有するイタリアにおける有力なITサービスプロバイダの一社です。35年にわたる実績と、高い技術力、幅広いITサービスラインアップ、イタリア全土をカバーできるサービス拠点やパートナーシップと、日立システムズの豊富な技術、ブランド力、経営リソースを活用することで、マルチベンダに対応したアプローチで欧州におけるITサービス事業を飛躍的に拡大できると確信しています。

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