AsiaNet 60358(0572)
【フィラデルフィア(米ペンシルバニア州)2015年5月5日PRN=共同通信JBN】
*原材料処理施設(FPF)はRenmatixのIPC(Integrated Plantrose Complex)セルロース系糖質事業に対するPlantroseテクノロジー資産および効率的供給を強化する
再生可能化学品・燃料市場向けの安価なセルロース系糖質の世界リーダーであるRenmatixは5日、米ニューヨーク州ローマにあるMascoma社の5万6000平方フィートの旧製造施設の既存資産を取得したと発表した。新しい原材料処理施設(FPF)は特許で保護されたPlantrose(R)処理条件を利用して(異なる種類のバイオマス材料から)セルロース系糖質に変換する初期段階専用となる。このFPFはRenmatixの3番目の米国所在地として2015年4月20日に正式オープンした。このような動きは、Renmatixとその開発パートナーで、Plantro(R)糖質の第2段階製造が行われているあるジョージア州ケネソーにあるIPC施設に安定した供給を生み出す。
今回の取引はRenmatixの一連の戦略的な動きの最も至近のものであり、フランスのエネルギーグループTotal( (リンク ») )によるシリーズDの投資、スウェーデンを拠点とするREACの知的所有権ポートフォリオの取得、ジョージア州のRenmatix所有IPC施設の大規模拡大を含めて、過去9カ月にわたる同社の動きの一里塚である。これら取引によってRenmatixは、すでに発表済みの主要なライセンス・パートナーであるJDAとの実現と実行を含むPlantrose技術商用化への道を進む。バイオマス処理の拡大、進行中のパートナーの生産実行、供給チェーンの統合は、Plantroseライセンサーによる商用バイオ精製に対する投資の期待に役立つ。
Renmatixのマイク・ハミルトン最高経営責任者(CEO)は「今回の買収は投資家とパートナー・ライセンシーに対する企業およびわれわれの価値を強化する。標準的なテクノロジーあるいはIPベースの投資と買収に加えて、Mascomaの施設跡地と機器を取得する機会によってわれわれは、さまざまな領域のバイオマスを経済的に活用し、当社Plantrose処理の操業条件をさらに最適化することができる。新たに所有するローマ(ニューヨーク州)にあるこの新しい設備によって、われわれは柔軟性と品質管理を高め、多くの原材料に適用することができる」と語った。
同社はローマで創業するに当たって、地域で新たに12人の常勤従業員を雇用した。オネイダ郡長のアンソニー・J・ピセント氏は「われわれはバイオインダストリー技術の優れたリーダーでありイネーブラーであるRenmatixを歓迎する。オネイダ郡が多様化した経済活性化のハブとして工業の多様化を継続して推進しているなかで、ローマ市とオネイダ郡にとってよい話である。ローマ市とオネイダ郡にとってまさに有益である」と語った。
▽Renmatixについて
Renmatixはバイオマスをセルロース系糖質に転換する技術の大手ライセンサーであり、世界のバイオケミカルおよびバイオ燃料市場で使用される石油代替製品向け原材料を製造している。同社が特許を保有するPlantrose(R)処理技術は、不要木材や農業廃棄物のセルロース系バイオマスを、有用なコスト効率のいいPlantro(R)糖質に低コストで転換することによって、これまでの糖質経済性に挑戦している。Renmatixの超臨界水処理技術は、ほかの処理方法より1桁速い時間で非食用系バイオマスを分解し、重要でない消耗品を使うことによってコスト優位性を高めている。詳しい情報はwww.renmatix.com を参照。
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Duncan Cross
Vice President, Corporate Development
renmatix@missionctrlcommunications.com
ソース:Renmatix
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