新技術でこれまでにないがん治療の正確さが可能に

EBG MedAustron GmbH

From: 共同通信PRワイヤー

2015-05-08 10:23

新技術でこれまでにないがん治療の正確さが可能に

AsiaNet 60407(0601)

【ウィーナーノイシュタット、ザルツブルク(オーストリア)、ロイトリンゲン(ドイツ)2015年5月8日PRN=共同通信JBN】患者の正確な体位設定用の革新的なシステムは2014年の市場発売時にすでに注目を集めていた。現在、このシステムの最初のものがオーストリアのイオンビーム療法センターのMedAustronに設置されており、初めて臨床に使用される。がん患者はこれまでより体位設定が改善され、それによってピンポイントの正確さで照射治療を受けることができる。

照射療法の特別に正確で効果的な形態であるイオンビーム治療の成功を保証するためには、照射ビームに対して患者の体位を正確に設定し、必要な場合は治療セッション中に患者の体位を修正することが不可欠である。

MedAustronは世界で初のイオンビーム療法センターになり、これらの仕事のために完全に新しい医療システム、すなわちBEC GmbH(ドイツ・ロイトリンゲン)のexacureシステムおよびmedPhoton(オーストリア・ザルツブルク)のImaging Ringを使用する。この2つのシステムはイオンビーム療法の特別な必要条件を満たしており、最高度の患者の安全を保証する。同時にこのシステムによって高度に正確で効率的な治療が可能になる。

医療での使用向けに設計、適合されたカスタム修正産業ロボットがexacureシステムの中核である。その最も目立つ性能は7つの独立した角度調整の動きが可能なシーリングマウントである。このロボットは3次元のすべてと、6つの自由な角度で位置設定できるだけでなく、患者の体位設定の柔軟性をさらに改善するためにビーム・ノズルに向かってもその逆方向へも天井に沿って動かすことができる。このシーリングマウント・システムのもう1つの利点は総合光学追跡システムである。これは治療台の位置を毎秒500回モニターし、リアルタイムで修正を適用し、必要な場合は最良の治療結果を確保する。

いわゆるImaging Ringシステム(IRS)は患者を最高度の正確さで治療するために照射に先立って患者の正しい体位を確認する。IRSは患者の治療台に組み込まれており、非常に高速の3次元コーンビームCT画像作成が可能である。このCT画像は治療計画で使われたCT画像セットと比較される。必要な修正は何でもexacureロボットによって直ちに実行される。この手順が医師による計画通りに正確に腫瘍に照射できることを保証する。すでに複数の技術賞を授与されているIRSはフラットパネルの感知装置とエックス線チューブを備えており、独立して動かせるように配置されていて、それによってこれまで実現不可能だったスピード、視野、画像の質が達成可能になり、そのためにIRSは画像誘導粒子療法のゴールド標準になっている。

MedAustronのベルント・モスラハー最高経営責任者(CEO)はこのシステムの受け入れ成功の後、「MedAustronのこれらの前例のない組み合わせの新システムは照射療法に医療ロボットと画像の領域で比類のないユニークな正確さ、スピード、画像の質を提供する。この高度に革新的なソリューションをパートナーのBEC、nedPhotonとともに設置し、イオン療法に新たな標準を確立したことを光栄に思う」とコメントしている。

BEC GmbHのマティアス・ブックCEOは「周辺の健康な組織に影響を及ぼさずに腫瘍を正確に照射するには、患者の体位設定技術の究極のソリューションを必要とする。産業アプリケーションから医療ロボットへの移行技術がexacureシステムの開発成功のカギだった。このユニークで革新的な治療センターについてMedAustronに祝意を表する」と語っている。

medPhotonのハインツ・ドイッチマンCEOは画像誘導照射療法の分野での多年の先駆的な努力の後、イオンビーム療法の患者もユニークな画像誘導と結合したロボット制御体位設定から利益を受けることをわれわれは大変喜んでいる」と付け加えた。

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▽ディスクレーマー
medPhotonのImaging Ringは米食品医薬品局(FDA)から米国における商業的提供の認可を受けておらず、現時点では商業的提供のために入手することはできない。


▽プレス問い合わせ先
Petra Wurzer
petra.wurzer@medaustron.at
+43-2622-26-100 - 111

ソース:EBG MedAustron GmbH

 

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