PTC、IoTプラットフォームのThingWorx バージョン6.0を発表

ThingWorx バージョン 6.0はハイパースケールデータストア、ストレージSDK、セキュリティ改善に対応

PTCジャパン株式会社

2015-05-21 00:00

【2015年 5月21日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PTC、社長兼CEO:ジェームス(ジム)・E・へプルマン)の日本法人であるPTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桑原 宏昭)は、本日、エンタープライズIoT(モノのインターネット)アプリケーションの開発、展開のための安全かつ拡張性の高いIoTプラットフォームの最新版であるThingWorx(R) バージョン6.0をリリースしたとの米PTCの発表を明らかにしました。
IoT市場の急速な拡大と成熟化により、企業は、接続された数百万のデバイスから発生する毎秒数十万回のトランザクションを処理するため、エンタープライズレベルで展開するIoTソリューションを確実に拡張する必要があります。ThingWorxバージョン6.0は、企業がソリューションを従来不可能と考えられていた水準まで拡張するツールや機能を提供し、安全なソリューションを高い操作性を維持しながら適切な形で展開、拡張することを可能にします。

ThingWorx, a PTC Businessの社長ラス・ファデル(Russ Fadel)は「ThingWorxバージョン6.0は、IoTの拡張性、セキュリティ、プラットフォームの拡張のしやすさにおいて新たなスタンダードを確立します。ThingWorxの強力なフェデレーション機能と新たなデータストレージエンジンを組み合わせることで、顧客はデータの分散配置の実装が可能になり、可用性、法規制対応、パフォーマンスの最大化が実現できます」と述べています。

ThingWorx バージョン6.0 の主な新機能:
● プラグイン可能データストアモデル: 新たなデータストアSDK(ソフトウェア開発キット)ではプラグイン可能なモデルに対応することから、ThingWorxやパートナー各社は新たなデータストアとのネイティブ連携が可能になり、固有のパフォーマンス、拡張性、セキュリティ、インフラの要件に対応できます。ThingWorxはこのモデルを使用してハイパースケールランタイムデータや将来導入されるデータストアを管理するApache Cassandra(TM)を提供し、大規模から小規模まで様々な展開シナリオに対応します。

● 大量ランタイムデータのデータストアの提供: この新たなランタイムデータストアにはApache CassandraベースのDataStax Enterpriseを使用しています。これはIoT、ウェブ、モバイルアプリケーションに求められるパフォーマンスや可用性を実現するために開発されたデータベースプラットフォームです。最新のアーキテクチャを有するCassandraは、現代のダイナミックな処理負荷、大量のデータ、新たなビジネス上の要件により生まれるリレーショナルデータベースの課題に対応する、より高い拡張性を実現します。DataStax Enterpriseは、完全なテスト、検証を実施したCassandraに加えて、管理や監視のための大幅に改善された機能や、インデックス作成と検索のためのApache Solr(TM)とのビルトイン連携機能を提供します。

● 生産性の向上: マッシュアップ環境に新たなスタイリングオプションが加わり、また、ThingWorx Help Center Integration(ヘルプセンター連携)でトピックやAPI情報を検索する豊富な機能を提供します。さらに、バリューストリームやデータテーブルのパフォーマンス改善、強化されたカスタム認証モジュールのサポート機能によりユーザーに価値を提供します。

● セキュリティ機能改善: 脆弱性防御機能の改善、エッジデバイスのFIPS-140-2対応、証明書や暗号化の対応機能改善等、幅広いセキュリティ機能が追加されました。転送中もしくは格納済データの暗号化の機能が実装されたことによりThingWorxは総合的なセキュリティ対応機能を提供し、顧客は安全なIoTアプリケーションの開発および展開が可能になります。

リリース予定
ThingWorx バージョン 6.0 はすでに提供が開始されています。詳細は以下をご覧ください。
(リンク »)

<関連情報>
- LiveWorx 2015
(リンク »)
- LiveWorx 2015 ソーシャルメディア
(リンク »)
- PTC ThingWorxプラットフォーム
(リンク »)
- PTC IoT (モノのインターネット)リソースページ
(リンク »)


【PTCについて】
PTC(本社:マサチューセッツ州、Nasdaq: PTC) は、インターネット接続された高度な情報処理能力を持つスマートな世界を見据え、スマート・コネクティッド・プロダクツ、スマート・コネクティッド・オペレーション、スマート・コネクティッド・システムに対応するテクノロジープラットフォームとエンタープライズアプリケーションを提供しています。PTCのエンタープライズアプリケーションは、製造業やその他の業種の企業におけるお客様の製品の開発、運用、サービスの変革を促進します。様々な受賞歴のあるアプリケーション開発プラットフォームであるThingWorxを中心とするPTCのプラットフォームテクノロジーは、IoT(モノのインターネット)から創出される新たな価値の提供を目指す企業の事業戦略を可能にします。CADソフトウェアの先駆者として創業したPTCは、現在6,000名以上の従業員を有し、28,000社を超える企業をグローバル規模で支援しています。

【ThingWorx(PTC IoTビジネス)について】
PTC のIoT(モノのインターネット)事業であるThingWorx は、「モノがインターネットに接続されたコネクティッドな環境」において、アプリケーションの開発と実行を効率的に行うプラットフォームテクノロジーを提供しています。PTCのIoTテクノロジーポートフォリオの中心となるThingWorxは、Axedaの機能と組み合わせて、接続性、デバイスクラウド、ビジネスロジック、ビッグデータ、データ解析、遠隔サービス等のアプリケーションを含む、世界初の完全なIoTプラットフォームを実現しています。この組み合わせは、企業が安全にアセットを接続し、すばやくアプリケーションを開発し、価値を生み出す新たなアプローチを切り開くことを可能にする、包括的なIoTテクノロジースタックを提供します。このテクノロジーを活用し、製造業、エネルギー、農業、輸送、政府関係機関等の幅広い市場における企業や機関が、すでにIoTの可能性を活かす取り組みを推進しています。
Webサイト: www.thingworx.com 、www.axeda.com 、www.ptc.com
Twitter: @ThingWorx、@Axeda、@PTC

【PTCジャパンについて】
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区)。CAD、製品ライフサイクル管理 (PLM)、アプリケーションライフサイクル管理 (ALM)、サプライチェーン管理 (SCM)、サービスライフサイクル管理 (SLM) 、モノのインターネット (IoT) の各テクノロジーソリューションにより、製造業における顧客企業を支援。拡張性と相互運用性に優れた製品設計ソフトウェア群の PTC Creo、製品とサービスのライフサイクル全体にわたる製品コンテンツと業務プロセス一元管理のPTC Windchill、ソフトウェア要件管理/変更・構成管理/テスト管理/実装管理のPTC Integrity、モデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE) のPTC Atego、技術情報の作成・管理・提供を合理化するダイナミックパブリッシングシステムの PTC Arbortext、技術情報/サービスナレッジ管理/補修部品管理/保証・契約管理/フィールドサービス管理/サービス物流管理のPTC Servigistics、工学技術計算の設計と文書化を同時に行える PTC Mathcad、IoTアプリケーションプラットフォームのThingWorx、安全なクラウド接続を提供するPTC Axeda、といった革新的なソフトウェア製品と、製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービス、テクニカルサポートを提供しています。
1992年3月設立。国内4事業拠点。Webサイト: (リンク »)

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以上
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