流通業界では、JCA手順に変わる次世代EDI手順として、大手企業を中心に流通BMSの導入が進み、取引先においてもその必要性が高まってきています。そのような状況に際し、「トランスレータオプション」は、既存の業務ファイルを変更することなく流通BMSフォーマットに変換できるため、流通BMS導入による既存システムへの影響を最小限に抑えることが可能です。
今回発売する「トランスレータオプション」は、100本以上の導入実績を持つ株式会社SRA製のトランスレータ「TranXMLⅡ」を採用しています。このオプションの使用により、流通BMS、ebXMLなどのXMLファイルおよび、取引先固有フォーマットとユーザー固有のアプリケーションファイルデータ(固定長・CSV)の双方向変換や文字コード変換が可能となります。
また、今後は「トランスレータオプション」を弊社が直接販売するため、ワンストップ・短納期での導入・保守サービスを実現いたします。
ISDNなどの回線サービスが2020年から徐々に廃止される(※2)と言われる中、EDIでもインターネット回線への移行は待ったなしのところまできています。「ROS³」は、安価で高速なインターネット回線でも、セキュアかつ効率的な環境構築が可能なソリューションです。FTPのセキュリティを強化したSFTP(サーバ/クライアント)や、SSL通信によるセキュアで、かつ、相手先が簡便に利用することが可能なWebEDIにも対応しており、安心・安全なEDI環境が構築できます。
今後もセイコーソリューションズは、インターネット時代の次世代EDIを検討するお客様の要望にあわせて、フレキシブルな環境構築を実現するソリューションを提供してまいります。
【統合EDIサーバ構築パッケージ「ROS3」トランスレータオプション】
・発売日:2015年7月29日
・販売価格: 60万円~(税別)※別途ROS3/EDIが必要になります。
・初年度販売目標:50本
【統合EDIサーバ構築パッケージ「ROS3」の特長】
・流通業、金融業、製造業など多くの業種に、2500本以上の導入実績。
・用途に合わせたモジュールを組み合わせることで、複数通信手順の一元管理が可能。
既存の自社システムへの影響を最小限に抑え、取引先企業が希望する通信手順での
企業間データの交換を実現。
・全銀、JCA等のレガシープロトコルから、全銀TCP/IP、FTP、SFTP、
WebEDI(HTTP(S))、流通BMSに対応。HULFTとの連携も可能。
・レガシープロトコルの通信には弊社製のマルチプロトコルコンバータUSTを用意。
レガシーと次世代手順の共存に対し、HW/SW共に万全のオールインワンサポート
体制を提供。
・ログインユーザーを権限者毎に分けることで、使用する機能を制限。
ユーザー操作の証跡も残せるため、セキュリティの強い運用を実現。
・Windows、Linux、AIX、Solaris、HP-UXなど、お客様環境を選ばない
幅広いOSに対応。
【注記】
※ROS3はセイコーソリューションズ株式会社の登録商標です。
※TranXMLは株式会社SRAの登録商標です。
※流通BMS、および流通BMSロゴマークは一般財団法人流通システム開発センターの
登録商標です。
※全銀は一般社団法人全国銀行協会の登録商標です。
※HULFTは株式会社セゾン情報システムズの登録商標です。
※Windowsは、米国 Microsoft Corporationの米国及び他の国における登録商標です。
※Linuxは、Linus Torvalds氏の日本およびその他の国における登録商標
または商標です。
※AIXは、米国および他の国における米国International Business Machines
Corporationの商標または登録商標です。
※Solarisは、米国Oracle Corporation およびその子会社の米国およびその他の国に
おける商標または登録商標です。
※HP-UXは、米国Hewlett-Packard Development Company, L.P.の米国
および他の国における商標または登録商標です。
※その他、本文中に記載されている会社名、製品名などは、各社の商標
または登録商標です。
このプレスリリースの付帯情報
用語解説
※1)流通BMS
「流通ビジネスメッセージ標準(Business Message Standards)」の略称で、
流通事業者が統一的に利用できるEDIの標準仕様。通信回線としてインターネットを
採用することにより通信時間の短縮や通信コストの削減を実現する。
※2)ISDNなどの回線サービスが2020年から徐々に廃止される
2010年11月2日 東日本電信電話株式会社及び西日本電話株式会社発表の
「PSTNのマイグレーションについて 概括的展望」の記載による。
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