ベルスタッフの訴訟で数百の違法ウェブサイトが閉鎖に追い込まれる

マークモニター

From: 共同通信PRワイヤー

2015-10-13 10:46

ベルスタッフの訴訟で数百の違法ウェブサイトが閉鎖に追い込まれる

AsiaNet 62129(1323)

【ロンドン2015年10月12日PR Newswire=共同通信JBN】
*米裁判所が高級ファッション・ブランドに4200万ドル以上の損害賠償金を与える判決

トムソン・ロイター・プロフェッショナル(Thomson Reuters Intellectual Property & Science)の1部門で企業ブランド保護で世界をリードするマークモニター(MarkMonitor)( (リンク ») )(R)は12日、同社顧客の1社で注目を集める高級ファッション・ブランドのベルスタッフ(Belstaff)がオンライン偽造業者との訴訟に勝利したと発表した。

米裁判所で審理されてきた民事訴訟で、裁判官は画期的な偽造判決の中で偽造業者に対し4200万ドル以上を支払うよう命令した。その結果、合計676という前例のない数の違法ウェブサイトがベルスタッフに引き渡されることになった。

この法的な結果は同社が外部のオンライン商標保護専門企業マークモニターの手を借りることを含め、商標登録からすべての製品の登録まで同社のすべての知的所有権を保護するための本格的なプログラムを開始する決定をしたことに続くものである。このプログラムはさまざまな市場で偽造品を販売する個々のウェブサイトをすべて監視するために導入された。ベルスタッフの名前をドメイン名に使ういかなるウェブサイトおよび偽造のベルスタッフ製品を扱う一般名のサイトが検索の主な対象になった。

ベルスタッフで法務部門の長を努めるエレナ・マウリ氏は「当社は今回の判決結果を喜んでいる。米国の偽造防止法の恩恵を受けた有名ブランドは他にもあるが、当社のケースは一気に前例のない数のサイトが閉鎖されたという意味で基準をさらに上げたと考えている。今回の法手続は最初から最後まで4カ月もかからず、訴訟で挙げられたウェブサイトのワースト20は今日の段階でどれひとつとして操業していない。当社は将来もこのような法的手段を取ることを躊躇するものではなく、不法な偽造行為に対しては引き続き容赦無用のアプローチを取る考えだ」と述べた。

今日のデジタル主導の世界では、オンライン提供を拡大する進歩的な高級ブランドは増えており、英国だけでも電子商取引は高級品販売の約11%を占めるようになった。オンラインで販売する高級ブランドの増加傾向は今後も続くと見られ、小売り分析でリードするマッキンゼーは2025年までに電子商取引はすべての世界高級販売の18%を占めると予測している。

ベルスタッフのガビン・ヘイグ最高経営責任者(CEO)は「ベルスタッフにとっては、電子商取引はブランド成長の主な原動力だった。しかしながら、オンライン小売市場に乗り出すことは明確な恩恵とともに偽造業者からマイナスの影響を受ける可能性があることも承知していた。まさに初めから、当社は当社顧客が偽造業者の餌食になることを阻止する決意を固めており、して当社の忠実な顧客ベースと91年間苦労して手に入れた地位を守るためにできる限りを尽くしたい」と述べた。

偽造品の多くはジャケットとアウターウエアで、特にベルスタッフのベストセラーであるレザージャケットの偽造コピーが多い。偽造コピーされた製品は何シーズンも前のもので、ベルスタッフではすでに製造されていないデザインだ。

マークモニターの高度な技術は、索引インデックス結果のあるなしを問わず、インターネット上のすべてのサイトを調べ、ウェブサイトのデザインや決済プロセスを含め、基礎的なサイトの特徴を調べることができる。ベルスタッフを検索した結果、3000のウェブサイトが偽造製品を売っていることが分かったが、このうちの800以上が中国在住の1個人によって運営されていることを突き止めた。
マークモニターの南欧担当リージョナルマネジャーであるジェローム・シカール氏は「今回の判決はオンライン偽造業者に対して厳しい警告を発しているが、オンライン上のブランド保護の重要性が高まりつつあることも強調するものになった。この裁判はこの種のもととしては初めてではないが、ベルスタッフ判決は同ブランドに引き渡されたウェブサイトが大きな数に上るという意味でまれなケースだ。ベルスタッフの法務チーム、米国法律事務所DWT、そして最新のオンライン商標保護技術の利用など積極的な行動のおかげで、ベルスタッフは最も確実で安全なオンライン提供を通じて顧客に極めて人気があるこの高級品を提供し続けることができるようになった」と述べた。

6月の判決以来、ベルスタッフの商標保護戦略はしっかりと実施されており、また、同社は今後も潜在的な偽造業者に対して同じ法的手段を使うことを除外していない。

▽マークモニター(MARKMONITOR)について
企業商標保護のグローバル・リーダーであるマークモニターは、オンライン・リスクからブランド、評判、さらに収入を守る包括的なソリューションとサービスを提供する。マークモニターはオンライン不正行為、ブランド乱用、無許可の販売チャンネルなど高まる脅威に取り組むためのエンドツーエンドのソリューションで、企業とその顧客のために安全なインターネット利用を可能にする。同社はデータに対する同社だけのアクセス能力と特許取得済みのリアルタイムの防止、発見、対応能力を組み合わせ、多くのブランドが今日直面している変化を続けるオンライン・リスクに対する広範な保護を提供する。詳しい情報はウェブサイト( (リンク ») )を参照。

▽トムソン・ロイター(THOMSON REUTERS)について
トムソン・ロイターは企業と専門家のための「インテリジェント情報」を提供する企業グループである。同社は世界で最も信頼されている報道機関の力を背景に、業界に関する専門知識と革新的な技術を組み合わせ、フィナンシャル・リスク、法務、税務・会計、知的所有権、科学、メディア市場の主要な意思決定機関に重要情報を提供している。トムソン・ロイターはニューヨークに本社を置き、ロンドンと米ミネソタ州イーガンに主要事業所を構え、100カ国以上で約6万人を雇用している。詳しい情報はウェブサイト( (リンク ») )を参照。

▽ベルスタッフ(BELSTAFF)について
ベルスタッフはグローバルに展開する英国の高級ライフスタイル・ブランドで、伝統と冒険心に根差している。ベルスタッフでは、勇敢な探検者やファッション愛好家ともに、ベルスタッフの豊かな歴史とアーカイブの影響を受けた現代のライフスタイルのために安価な高級品を見つけられる。ベルスタッフはロンドンに本社を置き、ロンドン、ニューヨーク、ミラノ、ミュンヘンにショールームがある。ベルスタッフは現在、ニューボンドストリートの旗艦店、欧州と米国の6つの独立店、世界中のセレクトショップ、およびウェブサイト( (リンク ») )で販売されている。

MarkMonitor(R)はThomson Reuters Intellectual Property & Scienceの1部門であるMarkMonitor Inc.の登録商標である。ここで使われるその他のすべての商標はそれぞれの所有者の所有物である。

ソース:MarkMonitor

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