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【イスタンブール2015年10月21日PR Newswire=共同通信JBN】Women-20(W20)サミットが2015年10月16-17日、イスタンブールで20カ国から36代表と国連ウィメンおよび国際労働機関(ILO)の両国際機関の参加により開かれた。ベトナム、カンボジア、アフガニスタン、ナイジェリア、ウガンダは、低所得発展途上国との対話を強化するというG20議長国トルコの優先策に合わせてW20トルコに特に招請され、今回のサミットに加わった。
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トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領は開会式で演説、W20の提言をアンタルヤで開かれるG20サミットの首脳コミュニケに取り入れるため、各国首脳に積極的に働き掛けることを約束した。
エルドアン大統領は、女性が本来あるべき地位を獲得できなければ、経済目標は達成し得ないことを強調し「質の高い成長とは、職を増やし、生活水準を高め、富のより公平な分配を意味する。W20はこれらのすべての分野でG20に貢献し、提言する大きな責任を負っている」と語った。
トルコのG20シェルパ(G20準備担当官)であるアイセ・シニルリオール大使、W20議長のギュルデン・ツエルクタン博士、国連ウィメンのラクシュミ・プリ副事務局長も開会式で演説した。エミネ・エルドアン大統領夫人は、W20サミットの祝賀晩餐会に出席した。
全会一致で採択されたW20コミュニケは、教育、雇用、起業精神の間の連係を強化し、仕事と生活のバランスを支援し、指導的立場に就く女性の数を増やし、女性の金融アクセスを保証し、職場の差別をなくし、女性のネットワークと女性所有企業を支援し、適切な社会的保護を与え、持続可能性に貢献することを通じて、女性の権利を拡大するようG20首脳に呼び掛けた。
W20はまた、監視の積極的役割を果たすことで合意し、経済活動への女性参加の進展度を測るスコアカードの開発をG20に要請した。
サミット・コミュニケに集約されたW20の提言は、11月15-16日に開かれるG20アンタルヤ・サミットでG20首脳に伝達される。
W20は、G20議長国トルコのイニシアチブで2015年に設立されたG20の新しい公式エンゲージメント・グループである。W20は男女差のない経済成長と女性の経済的権利拡大を実現するG20の取り組みを支援する。W20は2015年9月6日、トルコの首都アンカラで公式に発足した。アフメト・ダウトオール首相、クリスティーヌ・ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事、アンヘル・グリア経済協力開発機構(OECD)事務総長がこの設立行事に参加した。
トルコのW20議長団はWomen Entrepreneurs Association of Turkey(KAGIDER、トルコ女性起業家協会)、Turkish Businesswomen Association(TIKAD、トルコ女性実業家協会)the Women and Democracy Association(ADEM、女性と民主主義協会)3非政府組織(NGO)で構成されている。
W20サミット・コミュニケは以下を参照。
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W20サミット・プログラムは以下を参照。
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▽問い合わせ先
Mustafa Osman TURAN,
G20 Turkish Presidency,
+90-532-540-04-09
mturan@mfa.gov.tr
ソース:G20 Turkish Presidency
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