「ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao」は、公式サイト『ウェルラボ』( (リンク ») )にて、新たなコンテンツを発表いたしました。以下にご紹介いたします。
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更年期の症状には、ほてりやのぼせ、動悸などの身体的不調と、イライラやクヨクヨ、疲労感といった精神的不調があります。多くの場合、これら複数の症状が重なってあらわれます。
■「ホットフラッシュ」と「冷え」の意外な関係
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自分の意思とは関係なく、真冬でも首から上が突然カーッと熱くなって、大量の汗をかく症状を「ホットフラッシュ」といいます。代表的な更年期症状のひとつで、女性ホルモンのエストロゲンが減少するために脳の視床下部が慌ててしまい、自律神経が暴走して、発汗のコントロールがうまくできなくなるのが原因です。
ホルモン分泌の減少による自律神経のバランスの乱れは、血めぐりも悪くするため、実は「冷え」の原因になっています。顔や上半身がほてり気味な人ほど、手足やお腹、下半身は冷えているタイプが多いのです。
よく汗をかくからといってふだんから薄着でいたり、冷たいものばかり飲食していたりすると、ますます身体が冷えて血めぐりが悪くなり、自律神経のバランスを乱してしまうため、ホットフラッシュには逆効果。さらに、肩こりや頭痛などの、身体の不調を引き起こし、心にまでダメージを及ぼしかねません。
■更年期による軽うつ(気分のゆらぎ)
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更年期には特別な理由もなくイライラしたり、不安になったり、落ち込んだりしやすくなります。これは卵巣(女性)ホルモンが減って、脳の間脳や大脳辺縁系の感情(情動)中枢が不安定になるために起こるもので、「更年期うつ」と呼ばれることもあります。
この症状はホルモンのしわざなので、「心が弱いせい」などと自分を責めたりしないこと。脳の代謝を良くするよう、ホルモン、抗うつ剤、漢方を飲んだり、運動や趣味に打ち込んだりできれば振り回されずにすみます。仕事でも、エステなどの自分磨きでも、熱中できるものやストレスの発散ができるものを見つけて疲労をためないようにしましょう。
■更年期の不調は誰にもあるの?
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更年期は遅かれ早かれ女性なら誰にでも訪れます。ただし、月経時の辛さが人それぞれ違うのと同じように、更年期の症状やその程度には個人差があります。体質や気質、健康状態などが複雑に絡みあうため、ほとんど不調を感じない、という人もいれば、つらくてしかたがないと訴える人もいて、百人百様なのです。また、同じ人でもそのときの体調や生活環境などによって変化します。
監修:対馬ルリ子先生
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