【味の素 全国睡眠意識調査】20代・30代の若年層の睡眠の悩みが明らかに!

味の素株式会社

From: Digital PR Platform

2015-11-06 13:09


味の素株式会社は、日本人の抱える睡眠の問題について考えるため、全国の20~70代の男女1,200名を対象に全国睡眠意識調査を実施。今回の意識調査では、一般的に、睡眠の悩みを多く抱える傾向があると思われていた60代~70代よりも、20代~30代の若年層が睡眠の悩みを抱える傾向が明らかになりました。

実際に、アテネ不眠尺度での回答を見ても、「不眠症の疑いあり」「不眠症の疑いが少しあり」が20~30代では全体の7割と、多くの方に不眠の疑いが出ていることがわかります。当社では20~30代の睡眠の実態の傾向について調査結果から導き出しました。

<20代~30代の睡眠への影響要因とは?>
本調査から、20代~30代の睡眠には「生活リズム」と「ストレス」が影響していることが分かりました。

■生活リズムの乱れが発生!平日は睡眠不足気味、休日に長時間寝て補充!?
20~30代の平日の睡眠時間は、7時間未満の人が60.4%と多いことが分かりました。また、平日に8時間以上眠っている人は15.4%に対し、休日は43.6%と、平日の睡眠不足を休日に補っている人が多いことが把握できます。

精神・神経科学振興財団 理事、睡眠総合ケアクリニック代々木 理事の大川匡子先生は、「20~30代は、平日に寝不足だった分を休日にたくさん寝て埋め合わせする方が目立ちます。生活リズムを整えるために、無理に平日の睡眠時間とあわせて休日の睡眠時間を短くする必要はありませんが、平日の睡眠時間を少しでも確保する、または睡眠の質を向上できるよう、工夫することが大切です。」とコメントしています。

生活リズムの乱れの要因として、3つの要因が浮かび上がりました。

【生活リズムの3要因が睡眠に影】
●(1)仕事の影響で生活リズムに乱れが生じている可能性が!?
「生活リズムが仕事の関係で不規則になりがち」かどうか質問したところ、20代が42.1%、30代が29.1%となり、他の世代と比べて、若年層ほど高い結果となりました。

●(2)育児や介護などが悪影響を与えている結果に!
育児や介護で忙しくて睡眠を確保できないという人の割合は、20代が一番高く18.5%、次いで30代が18.4%と、他の年代に比べ高いことが分かりました。男女別で見ると、30代女性が最も高い結果となりました。若い世代、特に女性が、育児や介護の影響で睡眠時間を確保できていない状況であることが分かります。

●(3)スマホを就寝直前まで利用する人が半数以上!
就寝前のスマホ利用について、就寝直前まで利用している人を年代別で分類したところ、20代・30代で半数以上の人が就寝直前までスマホ利用をしていることが分かりました。男女別で見ると、20代女性がもっとも利用率が高く、7割以上が就寝直前まで利用しているという結果になりました。

大川匡子先生は「仕事、育児、介護の影響で、生活リズムに乱れが生じてきていることが分かります。また、就寝時のスマホ利用は睡眠を妨げてしまうため、就寝2時間前までには使用を控えることをお勧めします。」とコメントしています。


■若年層は「ストレス」に弱く、ストレスが不眠にも影響?
もうひとつの要因である「ストレス」については、睡眠には「ストレスの感じやすさ」も影響しているという結果が出ました。「ストレスを感じやすいか」と質問したところ、「非常に感じやすい」と回答した割合が、20代・30代・40代はおよそ25%、60代~70代は10%前後と低く、若年層の方がストレスを非常に感じやすいという結果です。
実際に、不眠症の疑い度合いで、「不眠症の疑いあり」「不眠症の疑いが少しあり」、「睡眠障害の心配なし」と分類された層を、ストレスの感じやすさで振り分けたところ、「不眠症の疑いがある」層には、ストレスを感じやすい傾向が強く見られました。ストレスと不眠の関連性が見られる結果となりました。(グラフ参照)

補足として、健康を意識して生活している20代~30代は、60代~70代の約半数となり、食事(栄養バランス)についても、20代~30代の20%以上が満足していない結果となるなど、20代~30代は、健康意識が低く、食生活にも満足していないということも把握できる結果です。

<調査結果が表す日本人の睡眠実態と質の高い睡眠をとるためのポイント>
大川匡子先生は、
「現代の日本では、仕事、家事、育児、介護に加え、デジタル機器の発展による情報量の多さ、頻繁にデジタルでのコミュニケーションが必要になるなど、仕事でもプライベートでも慌しい環境であろうと思います。しかし、睡眠不足による心身への悪い影響は明白です。睡眠は生活環境や睡眠環境の見直しをするだけで、睡眠の質を高めることが可能です。
『質の高い睡眠のポイント』とは、
(1)深睡眠(深い睡眠)や熟眠感を感じているか、(2)寝つきがスムーズか、(3)中途覚醒や早朝覚醒が無いか、(4)目覚めがすっきりしているか、(5)日中活動的に快適に過ごせているか、などがあります。今回の調査では、20代・30代において、寝つき、中途覚醒において特に課題が見られ、早々に対策の必要性があると言えます。今回の結果を踏まえ、若い世代の方にも、一度睡眠について考える機会を持っていただきたいと考えます。」とコメントしています。

-----------------------------------調査概要----------------------------------------
調査名:全国睡眠意識調査
調査主体:味の素株式会社
調査対象:日本に住む20才~70才の男女 1,200名
実施期間:2015年8月
調査方法:インターネット調査
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・監修
大川匡子先生(精神・神経科学振興財団 理事、睡眠総合ケアクリニック代々木 理事)

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