LOGE社のCEOのFabian Mauss氏は、次のように述べています。「LOGEsoftとLOGEengineは、化学と応用工学の基礎部分のギャップの橋渡しができるソフトウェアです。当社のソフトウェアを使用すれば、設計プロセスにおいて重要な情報となる、燃焼工学や化学工学に関する最新の研究結果を利用することができるようになります。この度Altairと協力関係を結ぶことができ非常に嬉しく思います。HyperWorksユーザーの皆様から価値あるソリューションと評価していただけるであろう、HyperWorksに対する補完的な役割を果たす多くの機会を提供できることを期待しています」。
LOGEsoftは、複雑な化学システムを解くための独自のソルバーにより、多様な燃焼と化学反応速度のシミュレーションを実行します。エンジン燃焼を組み込んだ1次元過渡モデルが搭載されているほか、詳細化学反応を含む後処理装置シミュレーションにより、パワートレインシステム全体の解析と最適化を行うことができます。また、煤煙、窒素酸化物(NOx)、一酸化炭素(CO)および未燃焼炭化水素(UHC)の排出量を予測することも可能です。LOGEsoftは、化学反応機構を詳細に取り扱わなくてはならない数値流体力学(CFD)解析に比較して短時間で計算を完了できます。
LOGEengineには、自動的にシミュレーションをチューニングできるインテリジェントなツールが搭載されています。LOGEsoftの筒内燃焼モデルと連成させるために、実験データから完全な解析データをセットアップすることができるこのツールは、遺伝アルゴリズムにより、圧縮比、初期温度、空燃比、EGR量、壁面温度、および圧力オフセットの理想的なデータセットを求めます。
Sundrop Fuels社のDirector of Modelingを務めるTim Laska博士は、次のように述べています。「Altair Hyperworksユーザーとして、LOGE社がAltairパートナーアライアンスに参加したことを嬉しく思います。LOGEsoftでは、複雑な反応メカニズムをロバストかつ迅速に解き、反応器製品について精度良く予測することができます」。
LOGEsoftとLOGEengineは、燃焼エンジンを扱う用途に適しており、詳細な排出モデル、排気後処理、バイオマスガス化をはじめとする筒内燃焼モデリングに特化しています。
LOGE社および同社のソフトウェアの詳細については、2015年12月8日午前9時(東部夏時間)と午後1時(東部夏時間)の導入ウェビナーにご登録いただくか、LOGE社のソリューションのページをご覧ください。
用語解説
Altairパートナーアライアンスについて
Altairの企業向けHyperWorksプラットフォームでは、企業全体でソフトウェアライセンスを共有する、登録ベースのライセンスモデルを採用しています。顧客は共有ライセンスを利用して、Altairが開発した様々なソフトウェアやサードパーティ製ソフトウェア アプリケーションに、必要に応じてアクセスすることができます。Altairパートナーアライアンスでは、自社開発の20のソリューションにパートナー企業によるアプリケーションを新たに追加してHyperWorksプラットフォームを拡張し、60以上のソリューションを提供しています。ユーザーは取得済みのHyperWorksソフトウェア ライセンスを使って、サードパーティ製を含むすべてのアプリケーションを追加料金なしで利用することができます。他に類を見ない柔軟性と便利なアクセスにより、顧客がソフトウェアを最大限に活用し、また生産性と投資利益率(ROI)を最大限にまで高めることが可能です。Altairパートナーアライアンスの詳細についてはこちらをご覧ください。
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