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【チェンライ(タイ)2016年1月18日インフォクエスト=共同通信JBN】タイの大手飲料品メーカーであるSingha Corp.は、その幅広い経営資源をタイ北部地域のチェンライ県にある有名なシンハーパーク(Singha Park)を通じて社会・コミュニティー事業に投入する。
シンハーパークはBoon Rawd Farmとしても知られ、1200人の従業員を雇用しており、年間5億バーツ(1400万米ドル)を投じてチェンライの利益となる観光と農業プロジェクトを進めている。
シンハーパークのマネジングディレクター、ポングラ・ルアンタムロンチャローエン氏は、パークが過去5年間に発展したのはSinghaによる地元コミュニティーへの支援のおかげである、と述べる。
ポングラ氏は「われわれの目標は与えること、地元コミュニティーに与えることである。Singha Groupの事業の成功から、地元コミュニティーは利益を受ける機会を得てもらう」と語る。3000エーカーの広さがある同パークは大型の観光施設であり、年間100万人の観光客が訪れる。
緩やかに起伏している丘陵に囲まれ、同社のシンボルでもある獅子(ライオン)像が立っており、人気の記念写真スポットである。
庭園の静けさは観光客に喜ばれ、バイクコースをまわり、エキゾチックな動物を見物し、ジップラインに乗り、農場をめぐるバスツアーも楽しめる。
パークの一番高いところに位置しているBhu Bhirom レストランは、ディナーの他に素晴らしいパークからの眺めも提供する。
Singhaはブルーベリー、イチゴ、ラズベリー、それにパッションフルーツを育てるプロジェクトを立ち上げた。これらは全て、景色の中にアーチを作っているお茶の木のプランテーションの中に植えられている。
Singhaは開発、投資、マーケティング、果実の輸送に責任を持つ一方、利益はプロジェクトの従事者や地元のコミュニティーに還元する。
「われわれはマージンを強要する仲介役になるつもりはない」とポングラ氏は言う。果実の輸出先として欧州もその1つに含まれている。同氏は「機会がなかった人々と成果を分け合うことも必要だ」述べる。
パークの29歳の農業科学者、サオワルク・チンナマット氏は最高級ブルーベリーを栽培するのに楽観的であるが、一方でタイに輸入されている。
「われわれは収穫高を得る自信がある。オリジナルと同じようにはできないことは理解している。しかし、現時点から判断して80%の成功は可能だ」とサオワルク氏は語る。
チェンライ県はタイ、ミャンマー、ラオスの国境地帯にあり、豊かな多様性を提供している。従業員の多くはアカ族、ラフ族、ビルマ人、タイ人で構成されている。
農場労働者のメーサイ・メイヤーさんは34歳で、ラフ族出身。村にいたときよりも給料が多いことを喜んでいる。メーサイさんは「おかげさまで助かった。仕事がなければ家族をどうやって養っていかなければならないのかわからない」と語る。
パークの社会事業は地元のコミュニティーへの支援および、Singhaのスタッフの間のより幅広いコミュニティーへの責任の自覚を維持する。
詳しい情報は、trachoo_k@boonrawd.co.th にメールを。
ソース:Singha Park
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(写真説明:プランテーションや庭園は毎年100万人を超えるシンハーパークの訪問客を迎える(R. Corben))
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