コペンハーゲン大学の Forensic Chemistry Laboratoryがウォーターズの最先端研究支援プログラムに参加

日本ウォーターズ株式会社

From: 共同通信PRワイヤー

2016-02-22 09:00

2016/02/22

日本ウォーターズ株式会社

コペンハーゲン大学の Forensic Chemistry LaboratoryがウォーターズのCenters of Innovation プログラムに参加

Forensic Chemistry Laboratory が分析化学により薬物関連犯罪を解決

マサチューセッツ州ミルフォード  2016/02/15 ウォーターズコーポレーション (NYSE:WAT) は、コペンハーゲン大学で行われた式典にて、同大学 Forensic Medicine 学科内の Forensic Chemistry Laboratory を ウォーターズの 最先端研究支援プログラム (リンク ») (Center of Innovation Program) に正式に迎え入れることを発表しました。 同ラボは、Kristian Linnet 教授の指導のもとで、自殺、薬物の過剰摂取や毒物が原因と考えられる不審死、薬物関連犯罪の捜査や調査を行う警察などの法執行機関や監察医の依頼を受けて、重要な薬物分析を行っています。犯行現場や剖検で採取される血液、尿、組織、唾液、毛髪などのサンプルの分析結果は、犯罪を解決したり、事故死や殺人の死因を解明するうえで、きわめて重要な役割を果たします。

「活発で急速に進化している質量分析に基づいた法医学領域の新しい分析法の開発において、我々が連携することによって実りある成果が得られると期待しています」と、コペンハーゲン大学 (デンマーク) Health and Medical Sciences 学部 Forensic Medicine 学科長の Niels Morling 教授 (MD、DMSc) は述べています。

Petur Weihe Dalsgaard 博士は Forensic Chemistry Laboratory に所属する研究科学者で、 博士のチームは質量分析に基づいた新しい分析法開発のエキスパートです。 ウォーターズの最先端研究支援プログラムの Director である Eric Fotheringham は、Dalsgaard 博士のチームによる研究を評して次のように述べています。「コペンハーゲン大学、そして Dalsgaard 博士をこのプログラムに迎えることができ、これ以上の喜びはありません。『殺人者への道』(原題: Making a Murderer) や『CSI』シリーズなどの人気が高まり、現在は法医学が大いに注目されています。法医学は期待の高い科学領域で、Dalsgaard 博士たちのような特殊技能を持った科学者たちが毎日、科学捜査を行っています。」


世界的規模では、違法薬物の使用や中毒に伴う社会的コストや経済的コストが無視できないほど大きくなっています。コストの推定値にばらつきはあるとはいえ、1つはっきりしているのは、生産性の損失や保健医療、薬物の取り締まりにかかるコストが年間数千億ユーロあるいは数千億ドルに及ぶにもかかわらず、問題が解決していないということです。

「違法薬物の取引は、社会に莫大な損失をもたらします。心身をむしばみ、社会が負担する費用も計り知れません。私たちはその影響を毎日目の当たりにしています」と Dalsgaard 博士は述べています。「私たちの使命は、最善の専門知識を、極めて難しい問題を解決に導く正確かつ確固たる分析結果とともに警察などの法執行機関にすばやく提供することです。」

Dalsgaard 博士はラボでの分析に、1 回で 3,000 種もの化合物を分析できる Waters ACQUITY UltraPerformance LC と Xevo 四重極-飛行時間型質量分析計を採用しています。アンフェタミン、ベンゾジアゼピン、カンナビノイド、コカイン、メタドン、オピエートなど、さまざまな種類の薬物化合物を分析できます。

キャンパスで行われた式典で、ウォーターズは Dalsgaard 博士および Forensic Chemistry セクションをウォーターズの最先端研究支援プログラムに正式に迎え入れることを発表し、同プログラムが共催者兼スポンサーとなった法医学のシンポジウムも開催されました。

コペンハーゲン大学について
コペンハーゲン大学 (リンク ») (UCPH) はデンマークで最も歴史のある大学、研究機関です。 デンマーク最大規模の研究教育機関でもあり、学生が約 37,000 名、教職員が約 7,000 名在籍しています。 同大学は、ケンブリッジ大学、イェール大学、オーストラリア国立大学、カリフォルニア大学バークレー校なども加盟するトップクラスの国際研究型大学連合 (International Alliance of Research Universities (リンク ») IARU) に加盟しています。 2014 年の QS 世界大学ランキングでは世界第 45 位、欧州第 13 位でした。 ノーベル賞受賞者を 8 名、チューリング賞受賞者を 1 名輩出しています。

ウォーターズの Centers of Innovation プログラムについて

2010 年に開始された ウォーターズの最先端研究支援プログラム (Centers of Innovation Program ) (リンク ») では、医療、薬学、化学物質、食品化学、環境化学、質量分析科学、分離科学などの分野の研究で実績のある科学者とその所属機関を認定しています。 ウォーターズは、これらのトップクラスの科学者との提携、そして質量分析科学および分離科学のエキスパートとこれらの科学者の連携により、アイデアの実現につながる革新的な考えの創出に取り組んでいます。

ウォーターズの最先端研究支援プログラムには以下の方々が参加しています。 Professor Ganesh Anand (リンク ») National University of Singapore; Professor Luiz Claudio Cameron (リンク ») UniRio, Brazil; Professor David Clemmer (リンク ») Indiana University; Professor Daniel Tsun-Yee Chiu (リンク ») Chang Gung University; Dr. Joseph Dalluge (リンク ») University of Minnesota; Dr. Petur Weihe Dalsgaard (リンク ») University of Copenhagen;  Professor Marcos Eberlin (リンク ») University of Campinas, Brazil; Professor Chris Elliott (リンク ») Queen’s University Belfast; Professor John Engen (リンク ») Northeastern University; Prof. Rob Fitzgerald (リンク ») University of California ; San Diego; Professor Albert J. Fornace, Jr. (リンク ») Georgetown Lombardi Comprehensive Cancer Center; Professor David Goodlett (リンク ») Dr. Maureen Kane (リンク ») University of Maryland; Professor De-an Guo (リンク ») Shanghai Institute of Materia Medica; Dr. Frank Gonzalez (リンク ») National Cancer Institute; Prof. Ron Heeren, Maastricht University (リンク ») Prof. Sunghwan Kim, Kyungpook National University (リンク ») Seoul, Korea; Dr. Carlo R. Largiad, Dr. Jean-Francois DuFour and Dr. Martin Fiedler (リンク ») Inselspital University Hospital, Bern, Switzerland; Professor Julie Leary (リンク ») University of California ; Davis; Professor Amit Kumar Mandal (リンク ») St. John’s Research Institute, Bangalore, India; Professor John McLean (リンク ») Vanderbilt University; Professor Arthur Moseley (リンク ») Duke University; Professor Jeremy Nicholson (リンク ») Imperial College London; Dr. Devin Peterson (リンク ») University of Minnesota; Associate  Professor Jessica Prenni (リンク ») Colorado State University; Dr. Serge Rezzi (リンク ») Nestle Institute of Health Sciences; Dr. Ryan Rodgers (リンク ») Future Fuels Institute, Florida State University; Professor Pauline Rudd (リンク ») National Institute for Bioprocessing Research and Training; Professor James Scrivens (リンク ») University of Warwick; Professor Vladimir Shulaev (リンク ») University of North Texas; Dr. Norman Smith (リンク ») Kings College London;  Professor Sarah Trimpin (リンク ») Wayne State University; Professor Bert van Bavel (リンク ») NIVA, Oslo, Norway; Caroline West and Eric Lesselier (リンク ») University of Orleans, Orleans, France; and Prof. Vicki Wysocki (リンク ») The Ohio State University.

ウォーターズコーポレーションについて(www.waters.com (リンク ») )
ウォーターズコーポレーション(NYSE:WAT)は高度な分析や材料科学技術を開発し、製造ラボ向けソリューションを提供しています。 50年以上にわたり、同社は分離分析科学、ラボ情報管理、質量分析、および熱分析製品と関係のあるポートフォリオを開拓してきました。

Waters、ACQUITY、UltraPerformance LC、UPLC、Xevo および The Science of What’s Possible は ウォーターズコーポレーションの商標です。

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