AsiaNet 63505
NEUCHATEL, スイス
Skull. Bad. Boy.
これ以上言う必要があるでしょうか?その名前を見れば明らかです。その視線は雄弁に物語りますが、すべての複雑さを明らかにはしません。Skull(頭蓋骨)は手の内を見せません!
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出発はブラック
Skull Bad Boy( (リンク ») ) の出発点は、2015 年に HYT( (リンク ») ) が発表したこの中央の頭蓋骨だと思われるかもしれません。しかし、実はそうではありません。創造的情熱は、周りを囲む新しいブラックの液体から出発しました。www.hytwatches.com
これは単なるカラーバリエーションではありません。この不透明なブラックは、一見とても単純そうに見えながら開発に 12 ヶ月近くを要しました。HYT が開発した他の 4 色と同じく、ブラックという色は特有の科学的性質を備えています。実際、その粘度、膨張率、耐紫外線性などは独自のものです。
それゆえ、これを生み出すためにゼロから出発しなくてはなりませんでした。目標は、HYT ムーブメントの制約に適合できる液体を調合することです。すなわち、キャピラリーの壁面に固着せず、透明な液体との境界点を越えて混じり合わず、接触する物体と一切の分子間相互作用を行わないことが求められます。2015 年の秋に成果が得られ、そこから数週間におよぶテストを経て化学的安定性が確認されました。
ブラック...アウト
化学的側面以外に、美的側面もあります。ブラックの液体を作ることは、影響が出ないわけではありません。HYT が作成した他の色は、受けた光の全部または一部を反射しますが、ブラックはすべて吸収します。その結果、薄明りの中では、Skull Bad Boy の時刻を読むことができません。
ブラックの液体を導入するために、HYT は、ナイフや侍の刀に使われるダマスカス鋼風の頭蓋骨を想像しました。ダイヤルは、クルー・ド・パリ仕上げの 2 つの半月で構成されます。インデックスにはゴシックフォントが用いられ、Skull Bad Boy にとても「ロック」な表情を与えています。
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HYT についての説明
HYT の Hydro Mechanical Horologists(ハイドロ メカニカル ホロロジスト)は、機械と液体を組み合わせるというユートピアを現実のものとします。まさに反画一主義の彼らは、高級時計製造の厳しい規範に基づいてはいたものの、 易々とそれらを粉々に打ち砕きました。
原理
高級時計製造と流体メカニズムの出会い。それは先験的なユートピアとも言えるでしょう。あらゆるもっともらしさを一掃し、画一主義を廃し、H1 へ導いた中心的なアイディアはシンプルなものです。それは、2 つのフレキシブルなタンクをキャピラリー(毛管)の各先端に固定して使用するというものでした。一方には着色した液体を、もう一方には透明な液体を入れます。お互いの分離は、 それぞれの液体の分子の反発力により維持されます。2 つの境界はメニスカス(キャピラリー内の液体表面が作る凹凸の曲面)が画定します。
6 時の 2 つのタンク。一方を圧縮するともう一方は減圧し、キャピラリー内の液体を動かします。時間とともに着色した液体が進みます。半月状のメニスカスがチューブ内のもう一方の液体との境界点を画し、時間が表示されます。18 時になると蛍光色の液体は、レトログラード式の動きで初期位置に戻ります。
タンクを作動させる秘密は何でしょうか?それはピストンで動かされる、非常に柔軟で耐久性の高い合金製の 2 つのふいごです。そしてそれが時計の機能との間に介在するこのシステムを作動させるのです。
(日本語リリース:クライアント提供)
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