京都産業大学は、学生が夢や目標の実現に向けてチャレンジすることを支援する「サギタリウス・チャレンジ制度」を設け、採用された学生企画に奨励金を授与している。その「サギタリウス・チャレンジ」で2年連続採用されたプラン「被災地・未災地学生交流会」では、経済学部3年の久保力也さんが中心となり、東日本大震災を経験した学生と、災害体験のない学生との交流の機会を設けている。
広く防災を根付かせていくことと、東日本大震災にどう関わっていくかを模索することを活動の意図とし、経験者にとってはカタルシス効果、つまり災害体験を語ることによって自分の中で整理されていくという効果があり、未災地の学生にとっては災害体験を同世代から聞くことによって、よりリアルに自分事として受け入れ、防災意識の向上につなげることができるという狙いがある。
また、各地で講演を行うなどして学生や地域の人々に寄り添い、災害を“知る機会”も提供している。
自身も阪神淡路大震災の年に神戸で生まれ、街の復興とともに育ってきたからこそ、被災地と未災地をむすぶ架け橋となり、両者に笑顔をうみだしたいという一心で活動を始めた。こうして出会った人々とのつながりは交流会後も続いており、一緒に活動する仲間も全国各地にできた。
京都産業大学は、そんな自ら行動する学生に寄り添い、支援している。
むすんで、うみだす。 上賀茂・神山 京都産業大学
※京都産業大学HPでも紹介
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