SINGAPORE, Mar 15, 2016 - ( JCN Newswire ) - TMTアジア社が、世界最大の鉱山会社BHPビリトン社に対しケープ型船の運賃を不法に操作することにより鉄鉱石価格を金融危機後に適時に操作したと訴えた。
クレームはシンガポールで提訴され、主にオーストラリア鉄鉱石を生産し中国最大の輸入国に対し、寡占的な供給優位の立場で、 C5ルート運賃の西豪州から中国への競争で、効率よく公平な競争を妨げたと説明している。
C5ルートの運賃は2012年の10月に短期間に急激に上下させて、適宜に、鉄鉱石の価格が上昇した。
TMTアジア社は、BHPビリトン社は、自社の競争優位の立場を利用した可能性があるとしてケープ型船の運賃を人為的に上下させて利益を得ていたと提訴してる。その結果、TMTアジア社は、1000万円(米ドル$81,500)の損害を受けた。
22ページに及ぶクレームの中で、2012年の10月1日から10日の中国の国慶節の長期連休のさなかに、不思議な動きがあつたと述べ、鉄鉱石価格が15パーセント上昇した。 同様に、2013年の2月に価格は、$135に上昇した。その長期連休のさなかには、主だった船舶の引き合い全くなく、市場は閑散期であったと記している。
更に、中国が2013年初めに公式声明で出した市場操作のクレームまでの僅か6ヶ月間に、80パーセントも鉄鉱石の価格上昇が世界経済に多大な影響を与えたとしている。
ノブスー氏、TMTアジア社の会長は、『鉄鉱石の価格推移を長年見てきたが、幾つかの大手鉱山会社が、極めて意図的に鉄鉱石市場を形成してきた。実体とデリバティブ市場には多国籍企業の大手に有利な特別ルールが存在する。今日の海運業や鉄鋼業界の世界的な歴史的危機の現実は 、市場の供給と需要の透明なメカニズムによる真の価格形成の重要性が、今まで以上に重要であることを示唆している』と述べている。
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