世界銀行の統計によると、世界各国で登記されている企業の90%以上はSMBに該当します。小売店舗から国際的に事業展開する企業まで、SMBの業態はさまざまですが、経済がオンライン化・デジタル化した今日、SMBの社会的な役割は大きくなるばかりです。先端技術の開発や社会変革の分野でも存在感を発揮しており、脅威を増すサイバー犯罪者の標的になるケースが少なくありません。
チェック・ポイントの製品管理担当副社長ガビ・ライシュ(Gabi Reish)は、「昨今のサイバー犯罪者は、データ窃取の手口をさらに進化させるだけでなく、意欲的に事業展開するSMBにまでターゲットを広げています。新製品の700シリーズ・アプライアンスは、このような脅威に対応できるエンタープライズ・レベルの性能と、SMBで求められる即応性および柔軟性を兼ね備えています」と述べています。
700シリーズ・アプライアンスは、Network Worldの「Best Unified Threat Management (UTM) for Small Business Security」を過去2年連続で受賞した600シリーズ・アプライアンスの後継製品です。730と750という2つのモデルが用意されており、どちらも小規模環境向けに最適化、簡素化されたエンタープライズ・レベルのセキュリティ機能を備えています。ファイアウォール、VPN、アンチボット、侵入防御(IPS)、アンチウイルス、アンチスパム、アプリケーション制御、URLフィルタリングの各機能を標準搭載するほか、ネットワーク・セキュリティの監視を追加で有効化できます。「小さな筐体で大きなセキュリティ」を実現した700シリーズ・アプライアンスは、SMBを支援する次の特徴を備えています。
・ 高度な保護機能 : 巧妙なセキュリティ脅威は、複数の段階を経てネットワークに侵入、潜伏するため、容易には検出できません。700シリーズ・アプライアンスは、業界最先端のファイアウォールと高度なIPSおよび検出技術を備えており、巧妙なサイバー攻撃にも対応できます。
・ 常時の監視体制 : Security Management Portal(SMP)およびSMBクラウド管理と自動検出および防御技術により、インターネット接続環境を包括的に保護できます。セキュリティ・インシデントの発生をリモートから常時監視できるため、セキュリティ脅威動向が急速に変化し、高度化する中でも、ネットワークの安全性を維持できます。
・ シンプルなセキュリティ : 分かりにくい機能、使われない機能を過剰搭載した複雑なシステムは、管理が困難です。700シリーズ・アプライアンスは、人手不足などで管理に手が回らない環境向けに設計されています。設定は容易で、監視やレポーティングをシンプルに行うことができ、ゼロタッチでの導入も可能です。
SMB向けセキュリティ製品の大手ディストリビュータで、チェック・ポイント『2014-2015 Best SMB Distribution Partner』を受賞した株式会社宝情報のテクニカル・マネージャーを務める大畑共央氏は、次のように述べています。「チェック・ポイントの700シリーズは、SMB固有のニーズに最適なソリューションです。最新の脅威対策機能を搭載し、容易に導入、運用できるよう設計された同アプライアンスがあれば、SMBにおけるセキュリティ上の課題を解決し、企業本来のビジネス価値の提供に専念できます。」
■ 受注開始時期
チェック・ポイント700シリーズ・アプライアンスは、発表同日から受注が開始されます。同アプライアンスには730と750という2つのモデルが用意され、脅威対策有効化時のスループットは、730が100 Mbps750が200 Mbpsとなります。各モデルにはWi-Fi(802.11ac)をオプションで追加することができます。
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