そこで、大量に収集されたデータを高速に分析し企業の競争力を高めるためには、高価で複雑かつ特殊なハイパフォーマンスのレガシーシステムがなくても、大量のデータ全体で高いパフォーマンスを発揮し、クライアントにシンプルかつ簡単に接続できるような、新しいタイプのストレージプラットフォームが求められています。
「Pure Storage FlashBlade」は、1米ドル/GB未満からという手頃な価格で数ペタバイト規模のデータセットにオールフラッシュのパフォーマンスを提供する柔軟な性能拡張が可能なシステムです。汎用ハードウェアに、独自のソフトウェアと高密度のパッケージを組み合わせたアーキテクチャ上に構築されており、ハイパフォーマンス、拡張性、高密度、高効率を兼ね備えながらも手頃な価格でのオールフラッシュストレージ導入を実現しています。また「Pure Storage FlashBlade」のハードウェアとソフトウェアはすべてピュア・ストレージがゼロから作り上げたもので、以下の3つの基本要素で構成されています。
・ブレード:「Pure Storage FlashBlade」のスケールアウトの中核的な要素である各ブレードは、データやメタデータの処理に必要な演算能力、ストレージの未処理のNANDフラッシュ、未保存の書き込みに対する電力安全保護機能のためのNVRAMを備えています。ブレードは超高密度かつ低電力に設計されており、8TBと52TBの容量があります。
・独自のソフトウェア「Elasticity」:すべてのブレードにおいて分散形式で実行される「Elasticity」は、「Pure Storage FlashBlade」の中心的なソフトウェアです。システム共通のオブジェクトストア、ストレージサービス(データ削減、暗号化、N+2消失訂正符号など)、スケールアウトプロトコルサービス(NFS[ファイル]、S3[オブジェクト]など)、低レベルフラッシュ管理、低密度パリティ検査符号(LDPC)によるエラー訂正を実行します。「Elasticity」は、フラッシュ管理、プロトコル、ボリューム、ストレージサービスにおける単一のコードベースで、すべてのレイヤーで拡張可能なメタデータエンジンとガベージコレクションを共有し、グローバルなシステムのさらなる効率化を実現します。
・Elastic Fabric:「Pure Storage FlashBlade」には、ソフトウェア制御された40GB/秒の低レイテンシー内蔵型Ethernetネットワークが含まれています。「Elastic Fabric」は、ブレード間接続、シャーシ相互接続、クライアント接続をソフトウェア制御のQoSによって単一のネットワークに統合し、トラフィックの適切な優先順位付けを可能にします。「Elastic Fabric」および「Elasticity」はいずれも、汎用のEthernetネットワークに加えて専用のプロトコルを活用しており、最高性能の低レイテンシー通信を実現しています。
「Pure Storage FlashBlade」を使用すれば、いかなる規模の組織も、データをよりいっそう活用し、あらゆる状況においてこれまでにないパフォーマンス、拡張性、シンプルさを実現することができます。「Pure Storage FlashBlade」では、大容量のファイルやオブジェクト環境であっても、GB当たり1米ドル未満という手頃な価格でオールフラッシュストレージを利用可能です。
「Pure Storage FlashBlade」の主な特徴は以下です。
拡張性
・柔軟なスケールアウト:「Pure Storage FlashBlade」は、業務を中断することなくシステムに8TBまたは52TBのブレードの追加が可能で、容量、I/Oおよびメタデータのパフォーマンス、帯域幅、クライアント接続をリニアに拡張します。
・4Uでペタバイトの拡張性:「Pure Storage FlashBlade」は100TB未満から利用でき、4Uシャーシで最大有効容量1.6PBまで拡張可能です。複数のシャーシを相互接続することで、より大規模なシステムを構築できます。
高速性
・オールフラッシュのパフォーマンスと効率:「Pure Storage FlashBlade」は、4Uシャーシ当たり最大15GB/秒の帯域幅と、安定したオールフラッシュの低レイテンシーを提供し、あらゆるワークロードを高速化します。卓越した高効率を実現し、ストレージラックを4Uフォームファクターで置き換えます。
・メタデータの拡張性:「Pure Storage FlashBlade」は、大規模環境での処理速度を念頭に置いて設計されています。「Elasticity」は将来を見据えたOSアーキテクチャを備えているため、20年間にわたり毎秒1億個の固有オブジェクトとファイルを作成可能です。より大規模なアドレス空間をサポートするためのアップグレードの際も業務を中断しない設計となっています。
シンプルさ
・卓越したシンプルさ:単一システムの大規模スケールアウトの名前空間。マルチプロトコルアクセス。Pure1は、シンプルなWebベースのGUIとREST APIに加えて、クラウドベースの管理とサポートを提供します。いかなる規模の組織でも「Pure Storage FlashBlade」の管理が可能です。
・ファイルおよびオブジェクト:「Pure Storage FlashBlade」は、共通のスケールアウトオブジェクトストア上に構築されています。ファイルプロトコルとオブジェクトプロトコルのいずれでもアクセス可能で、将来的に新しいプロトコルにも容易に対応できます。
「Pure Storage FlashBlade」は、以下の様なワークロードに最適です。
・データを活用した研究およびエンジニアリング:次世代チップの設計、航空機の翼上気流のシミュレーション、天候パターンの分析、自動車の自動運転の開発など、企業はデジタルデータを駆使しています。現代の科学者やエンジニアは、無限の演算コアをますます自由に利用できるようになりましたが、こうした演算コアも大量のデータセットに接続し処理するという能力においては限界があります。より多くのより高速なデータがあれば、より充実したシミュレーション、スマートなモデリング、速やかな発見が可能になります。
・様々なデータ分析:デジタル化が進むビジネスにおけるデータの活用、セキュリティに関わる脅威の検出と対処、世界中の数十億ものIoTセンサーのデータの収集など、将来的なビジネス競争力とセキュリティ強化にはデータ活用・分析が重要です。そうしたデータの急速な増加に伴い、データを分析するツールはますます充実し、より多くのトランザクション処理が可能になっており、これにより大量のデータセットに対する複雑なクエリ実行にも対応できるようになりました。将来的には、生じ得る疑問やインサイトを制約しないような、大規模で高速なデータプラットフォームの分析も必須になってきます。
・クラウドネイティブのアプリケーション:現在、Webスケールのクラウドアプリケーションは確立に向けた変革のさなかにあります。バーチャルマシンはコンテナやマイクロサービスに移行しつつあり、アプリケーションの構築と運用にはDevOpsアプローチが採用されています。こうした新しいアプリケーションは、制限なく即座に拡張できるよう構築されており、データを活用した新たな顧客体験を実現します。Webスケールのアプリケーションには、大規模で高速かつ極めて拡張性に優れたデータプラットフォームが求められます。
販売情報
「Pure Storage FlashBlade」は現在、一部のお客様向けの「Early Access Program」で「Directed Availability」リリースとして提供されています。一般向け販売開始は、2016年後半を予定しています。
■ピュア・ストレージについて
ピュア・ストレージ(NYSE:PSTG)は、かつてない方法でビジネスの変革を促進します。無停止のソフトウェア志向のストレージテクノロジーに顧客が利用しやすいビジネスモデルを組み合わせて、パフォーマンスと効率性を低コストで飛躍的に向上させ、ビジネスとITの変革を推進します。ピュア・ストレージの「FlashArray//m」は、最もシンプルかつ迅速で洗練されたデータセンターテクノロジーです。また、「FlashArray//m」は、ビッグデータへの移行やパフォーマンス集約的なワークロード(クラウドコンピューティング、データベースシステム、デスクトップ仮想化、リアルタイム分析、サーバー仮想化など)に最適なソリューションです。さまざまな業界(クラウドベースのソフトウェア/サービスプロバイダー、コンシューマーWeb、教育、エネルギー、金融サービス、政府、健康管理、製造、メディア、小売、電気通信など)における大規模から中規模企業が、ネットプロモータースコア(NPS)で79のスコアを獲得している業界大手のピュア・ストレージのオールフラッシュストレージ製品を活用しています。ピュア・ストレージのソリューションによって、企業はスピード、スマートさ、革新性のさらなる向上を図ることができます。
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Pure Storage 及び “P”ロゴマーク、 Purity Operating Environment, RAID-3D はピュア・ストレージの登録商標です。ピュア・ストレージは他社のマーク及び名前におけるあらゆる独占所有権を拒否します。本リリースにおける他の登録商標及び名称の所有権は所有者に属します。
■本件に関する報道関係者お問い合わせ先:
ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社 広報担当 阿部 恵史
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