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【ジュネーブ2016年6月8日PR Newswire=共同通信JBN】世界の航空輸送業界向けの大手ITソリューションプロバイダーであるIBS Softwareは、同社のiFly Res旅客サービスシステム(PSS)に対し国際航空運送協会(IATA)から最高レベルの認定である「NDC Capable」Level 3ステータスが与えられた。iFly Resはこの認定を獲得した最初のPSSの1つである。このステータスは、IBSが標準NDCメッセージ・スキーマのPADIS Publication 15.2バージョンに準拠するスキーマを持つ提案・注文管理メッセージを使って展開をサポートすることを認定した。IATAはNDC規格をサポートする唯一の公式業界認定プログラムを提供する。
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New Distribution Capability(NDC)は、IATAが開始した旅行業界スポンサープログラムで、同業界が現在直面する販売の限界に対処する。このプログラムは、リッチコンテンツの表示を可能にするXMLベースのデータ送信規格の開発と、その市場導入に重点的に取り組んでいる。NDCによって、航空会社は製品を差別化し、それを直接販売できるだけでなく、GDSやトラベルエージェントのシステムなど間接チャンネルを通じても販売でき、航空会社および非航空会社の製品を団体、レジャー、ビジネスの旅行客に販売する方法を変革することもできる。
IBSのiFly Resは、乗客予約、スケジュールおよびフライト・コントロール、在庫コントロール、料金および発券、複雑な付帯的サービス管理および販売、出発コントロールなど、航空会社の乗客サービスシステムの主要機能すべてに包括的に対応する。設定可能な機能およびリアルタイムの業務データを完備するこのソリューションは、乗客体験の向上、業務効率化、収益増大に焦点を合わせている。NDC準拠のiFly Resは航空会社がPSS内のシートだけでなく、その他の付帯製品すべてを管理、販売できる恩恵をもたらす。強力なルールエンジンが組み込まれたソリューションは航空会社の業務を簡略化し向上させ、航空会社が自らその命運をコントロールできるようにする。NDCスキーマを付加することは、航空会社のエンドツーエンド販売プロセスに対処し、顧客体験の向上を実現するチャンスを生み出す。
IBS Softwareの乗客サービス担当責任者であるポール・リンチ氏は「IBSは、航空会社が有意義なデジタル・インタラクションに期待する乗客に近づくことを可能にするものとして、NDCの将来性を評価している。われわれはNDC、すなわちIATAワーキンググループおよび製品投資の両面に大幅投資した。われわれは、NDC Level 3認定を達成した最初のPSSの1つであることを誇りに思う。われわれは今後ともNDC規格の進化に応じてポートフォリオを強化していく」と語った。
IATAのNDCプログラム担当ディレクターであるヤニク・ホイレス氏は「ますます多くの航空会社がNDC規格の実装に向けて動き出しており、航空会社はこの移行を支援するITパートナーの能力に大幅に依存することになる。NDC Level 3 Capableステータスを獲得することによって、IBS Softwareは航空会社がNDC規格を通じて航空旅客により多くの価値を届けることを支援するという強いコミットメントを実証している」と語った。
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▽問い合わせ先
Bratati Ghosh
Chief Marketing Officer, IBS
bratati.ghosh@ibsplc.com
ソース:IBS Software
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