ファーウェイ、MWC 上海2016 でE2E のNB-IoT ソリューションを発表

ファーウェイ・ジャパン

From: PR TIMES

2016-07-06 13:47

2016 年末までに大規模商用展開の予定

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は6 月30 日、Mobile World Congress (MWC)上海2016 で開催されたIoT サミット(6 月30 日、ケリーホテル 浦東上海)において、世界各国の通信事業者による新たなIoT サービス提供を支援するエンド・ツー・エンドのNarrow-band IoT(NB-IoT)ソリューションを披露しました。ファーウェイは、将来の大規模商用化に向け、技術面と事業面で総合的なサポート・サービスを提供し、今後IoT が通信事業者による基本的なサービスのひとつとして確立されるよう後押ししていきます。

IoT サミット詳細はこちら
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本NB-IoT ソリューションは2016 年9 月から提供可能で、2016 年第4 四半期の大規模な商用トライアルを経て、2016 年12 月後半には大規模商用利用に向けたバージョンの提供を開始する予定です。

通信事業者によるIoT サービスをエンド・ツー・エンドで支える本NB-IoT ソリューションは、ファーウェイのLiteOS およびNB-IoT チップセットで実現するスマート・デバイス・ソリューション、NBIoTへのスムーズな進化が可能なLTE 無線基地局(eNodeB)、1 つの装置でコア・ネットワークとNFV を柔軟に展開可能なIoT パケット・コア、ビッグデータ処理機能を備えたクラウド・ベースのIoT 接続管理プラットフォームなどを装備しており、低消費電力の広域ネットワークLPWA (Low Power Wide Area)を活用したIoT サービスに対する通信事業者のニーズに対応すべく設計されています。3GPP の標準規格に基づいて開発されており、多様な産業や環境における柔軟なネットワーク構築が可能です。また、本ソリューションで提供するデバイス・ソリューションやプラットフォームは、NB-IoT 対応デバイスやアプリケーションを提供するパートナー企業にも簡単に利用してもらえるため、迅速なビジネス・イノベーションやシナリオ・ベースのカスタマイズが実現できます。

ファーウェイ プロダクト・ソリューション グループ マーケティング・ソリューション部門 バイス・プレジデントである蒋旺成(ジャン・ワンチェン)は次のように述べています。「今後3 年から4 年で、世界のセルラーIoT を介した接続数は7 倍に成長すると予想されています。NB-IoT はこうした産業動向を牽引する重要な要素となることが見込まれており、通信事業者各社にとっては未開拓の重要な市場でもあります。ファーウェイは昨年、同社のIoT 戦略として『1+2+1』を発表しました。まもなく商用展開される今回のエンド・ツー・エンドのNB-IoT ソリューションは、当社のIoT 戦略を支えるものであると同時に、IoT アプリケーションの商用化を推進するものです。ファーウェイは確かな産業エコシステムの構築も進めており、顧客である通信事業者やそのパートナー企業各社とともに新たな事業領域を開拓していきます。IoT が本格化する新たな時代を向かえるにあたり、ファーウェイはお客様のニーズを支える準備が整っていると自負しています」

今回、発表したエンド・ツー・エンドのNB-IoT ソリューションは、ファーウェイの「1+2+1(1 つのIoT OS、2 つの接続方式、1 つのプラットフォーム)」IoT 戦略の一環として、通信事業者によるIoT サービス向けに下記のような価値を提供します。

1. NB-IoT 向け迅速なフル・カバレッジを保証
本ソリューションは通信事業者のIoT インフラストラクチャに焦点を当てています。SingleRAN アーキテクチャにより、通信事業者は自社のネットワークを進化させ、ネットワーク費用を削減できるとともに、各社が世界各地で展開する通信ネットワーク上でNB-IoT による接続を提供することができます。また、NFV ベースのクラウド・アーキテクチャを採用することで、IoT パケット・コアは物理ネットワーク・エレメントを柔軟に展開可能となっており、これによりサービス展開までの期間を短縮できるほか、運用・保守の負荷の低減、省エネを実現します。

2. 産業特化型のスマートNB-IoT デバイスを実現
ファーウェイのIoT 向けOS「LiteOS」は、開発者が直接起動可能な低消費電力のプロトコル・スタックを提供します。このLite OS はファーウェイ製、他社製かを問わずNB-IoT チップとIoT プラットフォームと連携することが可能なため、NB-IoT 対応スマート・デバイスの市場投入までの期間を短縮することができます。

3. 産業特化型アプリケーションの可能性を広げ、IoT 接続による価値を最大化
ファーウェイのクラウド・ベースのIoT 接続管理プラットフォームは、IoT エージェントにより産業特化型アプ
リケーション向けにオープンな接続管理、ビッグデータ処理機能を提供し、これらを活用した通信事業者やパートナー企業によるオープンなイノベーションを可能とします。これらの機能により、各産業セクターにおける迅速なNB-IoT 導入を支援すると同時に、通信事業者や各産業のお客様にとってのIoT 接続による価値を最大化します。

ファーウェイは技術的イノベーションの追求や先進的ソリューションの開発に加え、IoT 産業を発展させるという目標のもと、NB-IoT 技術の利活用を支える産業エコシステムの構築にも積極的に取り組んできました。これまでに、通信事業者によるNB-IoT オープン・ラボの設置を支援し、NBIoT対応スマート・デバイスやアプリケーションの開発を促進しています。また、2016 年第3 四半期には、開発者がインターネットを介してNB-IoT ラボにアクセスし、遠隔地から技術開発や検証が可能となるソフトウェア・スイート「SoftRadio」を発表予定です。また、開発者がオープン・ラボにアクセス、使用するための詳細なガイダンスとサポートを提供するホワイト・ペーパーも発表予定です。

ファーウェイは、IoT 市場における事業展開においても大きな進捗を遂げています。NB-IoT に関する標準規格が確定される以前より、世界中のパートナーとともにプレNB-IoT 技術を用いたサービスやアプリケーションの検証を行い、お客様のニーズに応えるとともに、各産業向けイノベーションを加速し、技術を最適化するために尽力してきました。2016 年上半期だけでも、中東、アフリカ、アジアにおける大手通信事業であるエティサラートと共同でスマート・パーキング・サービスおよびアプリケーションをテストしたほか、オーストラリアでは上下水道会社であるサウス・イースト・ウォーター、通信事業者であるボーダフォン・ハチソン・オーストラリアならびにオプタスと協力し、NB-IoT ソリューションを活用したスマート・ウォーター・マネジメント・システムを検証しています。また中国ではチャイナ・テレコム(中国電信)および深圳水務集団とスマート・ウォーター・マネジメン
トの実現に向けた戦略提携に合意しています。

ファーウェイは、MWC 上海の同社IoT 展示ブースにおいて、NB-IoT ソリューションの技術的な詳細のほか、活用シナリオ、商用化に向けた計画などを総合的にご紹介しました。


【ファーウェイについて】
ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は、世界有数のICT ソリューション・プロバイダーであり、1987 年に中国・深圳(シンセン)に設立された従業員持株制による民間企業です。「通信技術を通じて人々の生活を豊かにする」というビジョンのもと、お客様志向のイノベーションとパートナーシップにより、通信・企業ネットワーク、端末、クラウド分野にわたり、お客様の競争優位性を高めるエンド・ツー・エンドのICT ソリューション・ポートフォリオを確立しています。ファーウェイの17 万人におよぶ従業員は通信事業者、企業、消費者の皆様へ最大の価値を提供すべく尽力しており、競争力の高いソリューションとサービスを170 か国以上で提供し、世界人口の3 分の1 にもおよぶ人々のICT ソリューション・ニーズに応えています。

日本法人(ファーウェイ・ジャパン)は2005 年に設立され、日本市場のニーズに応えるべく幅広い製品ならびにサービスを提供しています。詳しくは、当社ウェブサイト:www.huawei.com/jp/、フェイスブック:(会社情報、B2B 事業)www.facebook.com/huaweijapanpr、(B2C 事業)www.facebook.com/HUAWEI.JAPAN、ツイッター:twitter.com/HUAWEI_Japan_PR、LINE:‘ファーウェイ’で検索、YouTube: (リンク ») をご覧ください。

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