東京で働く女性の視点で観光振興策を立案する「PLANNERS企画会議」を開催

宮崎県小林市

From: 共同通信PRワイヤー

2016-08-23 14:01

平成28年8月23日

宮崎県小林市


「日本版DMO」設立による観光ビジネス確立に取り組む
宮崎県小林市
東京で働く女性の視点で観光振興策を立案する
「PLANNERS企画会議」を開催


宮崎県小林市(市長:肥後正弘)は、観光分野における地方創生実現を促進するため、日本版DMO(*1)「北霧島観光振興機構」を軸とした観光ビジネスの確立を目指し、DMO設立にノウハウを持つ事業会社と「北霧島観光振興機構(DMO)推進支援事業」(*2)を展開しています。その活動の一環として、東京で働く女性の視点で観光振興策を立案する「PLANNERS企画会議」を、2016年8月6日(土)に、「はじまりのカフェ」(東京都中央区・日本橋三越本店)で開催しました。

 「PLANNERS企画会議」は、小林市が実施する「北霧島観光振興機構(DMO)推進支援事業」における連携企業の一つである株式会社アイクリエイト(本社:東京都渋谷区、代表取締役 粟田あや)のコーディネートにより、小林市の観光資源や観光ニーズについて女性の視点で討議し、観光振興策の方向性を探ることを目的に開催されました。
 会議には、ビジネス系メディアの編集者、広告代理店の営業職、食に精通したフードコーディネーター、美容や健康について見識のあるヨガインストラクター、情報発信の視点で観光をとらえるコンテンツマーケティング会社代表やデジタルマーケティング会社の女性、働く女性の意識について詳しい研修企画会社の代表といった、多様な業種で企画職に携わる女性7人にご参加いただきました。会場では、小林市のミネラルウォーターと特産品であるマンゴーのドライフルーツが提供され、豊かな自然の恵みを味わいながら、リラックスした雰囲気の中で会議が行われました。

 会議の冒頭に、「北霧島観光振興機構(DMO)推進支援事業」の基幹の考え方である「地域により多く仕事を生み出し、経済効果がある」「一過性のイベントではなく、継続性がある」ことを企画の原則とすることを確認し、北霧島の観光振興につながる以下の地域資源について参加者の皆さまにご理解いただきました。
・「水」・・・「霧島山」に降り注いだ雨が50年の時を経て、ミネラル分豊富な飲みやすい中硬度の水として湧き出
す。湧き出した水は名水百選にも選ばれ、市内には5社のミネラルウォーターの工場があるほど。
・「環境」・・・「星のふるさと日本一」に選出された美しい夜空を持つなど、自然環境に恵まれている。
・「食」・・・和牛オリンピックで高い評価を得る「宮崎牛」をはじめ、新鮮な鶏肉、ジビエなどの畜産品、野菜、果物を生産/チョウザメとキャビアが名産品で、贅沢な味が堪能できる/焼酎やチーズもブランド力を持つ。
・「その他」・・・フランス語に似た「西諸弁」は動画でも紹介され話題性がある/スポーツが盛んである/市民の環境意識が高い。

 続いて、女性が旅に求めるニーズに小林市の観光資源を重ねて、「北霧島を女性に人気の観光地にする」ためのアイデアを自由に提案していただきました。さまざまな視点から考案されたアイデアは、主に以下の4つに整理されました。
(1)「体感型の観光」
「満天の星空の下で寝る」といった豊かな自然を満喫するアウトドア型ツアーや、「民家に宿泊してお礼に自分のできることを教える」といった市民との交流を楽しむ旅。
(2)「美容効果・癒やしの得られる観光」
美容・健康効果を持つ水に着目した「小林市の水でシャンプーをして美髪になる美容サービス」、「水を飲み、お風呂に入ることで細胞を生まれ変わらせるツアー」、「水や温泉を使ったコスメによるエステツアー」、また、豊かな自然の中でのリラックス感を味わい、日ごろの疲れをリセットする「不眠解消ツアー」、「デトックスツアー」。
(3)「投資を楽しめる観光」
「農地契約をして収穫物を送ってもらえる」、「果樹オーナー」、「水を20年間にわたり送ってもらえる」など、都市にいながら小林市の食の恵みを満喫し、長期的に交流が続くプラン。
(4)「食の楽しみのある観光」
「キャビアや宮崎牛などを満喫する小林市のフルコース料理」、「地元食材の料理教室と地酒ツアー」といった特産品を活用したプラン、「民泊して現地の食材で地元の人と一緒に料理を作る」、「食材を買うところから始まる食材調達ツアー」といった地域交流型の旅。

 2時間以上にわたる会議の後、参加者全員が「小林市に行ってみたい」と回答し、「体験ツアーに参加してみたい」といった声もあがりました。都市で働く女性の代表である参加者の皆さまに、この会議を通じて小林市の魅力を理解していただき、強い関心を持っていただくことができました。今回の会議で提案されたさまざまなアイデアをDMO設立に向けた委員会や戦略ワーキンググループ等で検討、具体化し、来年度設立するDMOの取り組みに生かしていく予定です。

 小林市では、今後も、「北霧島観光振興機構(DMO)推進支援事業」委託契約を締結した事業者とともに活動を展開し、市内外の人材やノウハウを取り込みながら、交流人口や集客の拡大、地場産業の維持発展を推進するDMO設立に向けた活動を展開していきます。本年11月には、小林市の豊かな自然を満喫できる「キャンプ×農業体験ツアー」の開催を予定しており、都市部からの観光客誘致と、市内外の人材との交流を進めていきます。

(*1)日本版DMO
DMOは「Destination Marketing/Management Organization」の略称。地域の「稼ぐ力」を引き出すとともに地域への誇りと愛着を醸成する「観光地経営」の視点に立った観光地域づくりの舵取り役として、多様な関係者と協同しながら、明確なコンセプトに基づいた観光地域づくりを実現するための戦略を策定するとともに、戦略を着実に実施するための調整機能を備えた法人のこと。(出典:観光庁HP)

(*2)「北霧島観光振興機構(DMO)推進支援事業」概要
観光振興機構(DMO)の設立に先立ち、観光振興による雇用創出や、基幹的産業であるおよび関連する産業業振興を推進し、地域経済の活性化を図るため、DMOの設立準備とあわせて、地域人材のスキルアップ、魅力ある観光資源の再開発、プロモーション展開の強化等、以下5つの事業を株式会社パソナが受託し、各分野で専門性を有する協力会社と共に連携して実施している。
1.地域人材育成研修事業(パソナ農援隊と連携)
2.観光振興策企画事業(アイクリエイトと連携)
3.地域特産商品魅力創出事業(三越伊勢丹と連携)
4.テレワーク活用環境整備事業(NTTデータと連携)
5.コミュニティスペース運営支援事業




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