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【ストックホルム2016年9月3日PR Newswire=共同通信JBN】世界水週間(World Water Week)は2日閉幕し、国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」すべてと、2030年パリ協定(第21回気候変動枠組条約締約国会議(COP21))の履行成功を実現するものとして、水は認識されるべきであると結論付けた。
ストックホルム国際水協会(Stockholm International Water Institute)の世界水週間ディレクターであるカリン・レケン氏は「水、それはわれわれの惑星における生命線であり、国連の持続可能な開発目標(SDGs)のほぼすべてを達成するためにも、気候変動が提示する課題に直面するためにも必要とされる」と語った。
2016年世界水週間には120カ国以上から3100人が参加した。水に関する目標(目標6)を含む持続可能な開発目標(SDGs)の履行は、政策決定の高官、開発・水の専門家、研究者、市民社会および民間部門の代表者によって話し合われた主要な問題の1つであった。
世界水週間を通じて、特に地域・都市レベルにおける履行および行動について集中的に議論された。これは、SDGsおよび2015年のパリ協定を採択に導いた世界規模の議論および交渉からの移行を特徴づけた。
SIWIのエグゼクティブディレクターであるトルグニ・ホルムグレン氏は「SDGsを達成するためには、都市および地域のリーダーが極めて重要である。われわれは、ここに原動力があると考える。また、市民社会、企業、社会企業家が関与し、互いに学ぶことによってスマートで実行可能な持続的提携を生み出すことも重要である。水は水コミュニティーの中で守ることも重要である。水は社会全体における中核である」と語った。
スウェーデンのカロリナ・スコグ環境相もこの点を強調し「水は共有の資源であり、共有の責任でもある。民間部門も果たすべき重要な役割がある。民間部門は投資できる資産、技術、能力を保有している」と語った。
世界水週間は、主要な関係者が集まり、水の観点からSDGsおよびパリ協定に向けた進展を評価する機会を提供した。世界水週間は毎年最新情報を提供し、世界の開発協定における水を追跡する。
世界水週間には、潘基文国連事務総長、ジム・キム世界銀行総裁が水関連のSDGsの推進を目的として今年はじめ設立した「水のハイレベル・パネル」の代表も参加した。このパネル代表は世界水週間を利用して、より幅広い水および開発コミュニティーからの情報を収集した。
ストックホルム国際水協会(Stockholm International Water Institute)および世界水週間に関する情報はウェブサイト (リンク ») 、 (リンク ») を参照。
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ソース:Stockholm International Water Institute
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