9月10日第7回グローバルシンポジウム「日中の学生協働によるゼミ交流・研究発表」を開催 -- 杏林大学

杏林大学

From: Digital PR Platform

2016-09-16 08:05


9月10日(土)、杏林大学井の頭キャンパス同時通訳演習室にて第7回グローバルシンポジウム「日中の学生協働によるゼミ交流・研究発表 ~杏林大学・上海外国語大学合同ゼミナールによる日中英3カ国語プレゼンテーション~」が開催され、同大の学生・教職員、一般来場者など73人が参加した。


 今回は杏林大学と上海外国語大学教員による報告・講演のほか、両大学の学生が相互に大学を訪問してゼミレベルでの交流を行い、協働で研究・議論した結果を、杏林大学の学生は英語と中国語で、上海外国語大学の学生は英語と日本語でそれぞれプレゼンテーションした。

第1部 基調報告
 杏林大学の坂本ロビン外国語学部長と宮首弘子外国語学部教授より、今回行った上海外国語大学との合同ゼミナールの活動を行うに至った経緯について、また、外国においてその国の言葉や外国語を使い研究の成果を行う意義について報告した。

第2部 学生によるプレゼンテーション
(1)杏林大学 英語学科の学生グループの英語によるプレゼンテーション
・グループ1 「Education in Japan」をテーマに英語による発表を行った。日本の教育を小学校、中学校、高等学校、大学の4つの過程で行われる行事での喜び・発見・責任感が、自己管理など社会性を身につけるための重要な役割を果たしていると発表した。
・グループ2 「正しい日本語を覚える」というテーマで、日本でよく使われる「すみません」「大丈夫」「よろしくお願いします」について発表をし、3つの言葉にはそれぞれいくつかの意味があり異なる意味をなすことの日本語の難しさ、またその用法についてスキットも交えながら英語で説明をした。

(2)上海外語大学日本文化経済学院の学生の英語によるプレゼンテーション
・学生1 「中日関係のために如何にソーシャルメディアを利用するか」というテーマで、鑑真の渡日と仏教の伝来の話題に遡り、「その時代には両国がお互いを知るすべがなかったため受け入れられるまでに多くの困難があったが、今日ではニュースやインターネットなどの情報により、予めお互いを知ることで親善を深め文化等の相互理解が可能である」と述べ、そのツールを用いることの重要性を述べた。
・学生2 「中国大学生の生活について」というタイトルで、中国の大学での一般的な寮生活、食、アクティビティについて発表し、寮での友情が学習面生活面においてお互いを成長させることを活き活きっと伝えた。

(3)杏林大学中国語学科の学生グループの中国語によるプレゼンテーション
・グループ1 「日本における就職活動について」のテーマで、企業の求人は情報サイト会社から提供され、杏林大学の就職課が学生に対し服装等についての指導、面接指導などを行い就職決定するという実態を中国語で説明した。
・グループ2 「日本人学生のライフスタイルについて」、先ほどの英語による中国学生の生活の紹介に応える形でクラブ活動、アルバイト活動、災害救援活動、また流行語やSNSなど日本人学生を取り巻くライフスタイルについて中国語で発表した。

(4)上海外語大学日本文化経済学院の学生の日本語によるプレゼンテーション
・学生1 「中国の大学生から見た日本のイメージ」というタイトルで、日本の印象をスライドで説明した。近年の日本文化として人気の高いアニメ、漫画などは輸出文化の一つであり、それらを通して中国では日本旅行が大人気であること、彼女が宮崎駿の映画が好きでジブリ美術館の近隣に留学出来た喜びを皆に伝えた。
・学生2 「日本語の勉強法について」というタイトルで「独り言」で語学の上達をはかることについて発表した。恋心を伝えたり発表を行う際にも人前では恥ずかしいので、何度も繰り返し独り言で映画を見た感想や景色を言葉で描き出して練習をし、その結果自分に自信を持つことが出来るようになったと自身の体験から独り言での勉強法が有効であったと述べた。

第3部 講演
 上海外国語大学の凌蓉副教授および徐旻副教授から、上海外国語大学が目指すグローバル人材の育成の取り組みと上海外国語大学と杏林大学の交流についての講演があった。
 上海外国語大学と杏林大学は2009年に学術交流協定を締結し、2011年からは交換留学生や私費留学生の派遣、受入を行っており、近年では双方の大学で学んだ学生が社会で活躍する姿を目にするようになったこと、先日の「天皇陛下のお気持ち表明のお言葉」が中国のTV番組でも中継された際に、上海外国語大学在学中に杏林大学に留学した卒業生が同時通訳を行い、また特別番組でもコメントを述べたこと等を紹介した。今回のシンポジウムを含め、今後もお互いの学生の成長、大学の発展のためにも交流を深めていきたいと述べた。
 
 本シンポジウムには、本事業の第三者評価委員である横河電機株式会社社友の内田勲委員にも参加いただいた。内田委員からは、「本日のシンポジウムに参加して本当に良かった。世界にはさまざまな問題があるが、このような日本と中国の若者が力をもって活躍するならば、将来は明るいものになるという確信を得た」との感想があった。

▼本件に関する問い合わせ先
 杏林大学国際交流センター
 TEL: 0422-47-8000(代)

【リリース発信元】 大学プレスセンター (リンク »)
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