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【ロサンゼルス2016年11月22日PR Newswire=共同通信JBN】
*アジアおよびその他の非英語圏で書かれた良質な科学論文は引用されず、学会まで届かない
OMICS International( (リンク ») )最高経営責任者(CEO)のスリヌバブ・ゲデラ博士( (リンク ») )はオープンアクセス(OA)ジャーナル( (リンク ») )が世界の情報と科学研究を支配する体制を破り、知識ギャップをなくそうとしている、と述べた。
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世界の研究開発に対する支出は2兆米ドルにも達しようとしているが、その研究成果は閉鎖的な論文アクセスモデルの存在によって脚光を浴びていない。論文にアクセスすることができないため、研究者のコミュニティーひいては納税者にとっても手が届かないものになっている。真正かつ高品質な研究成果は内容が陳腐化する前にその恩恵を得るために、オープンアクセスジャーナルで公開されなければならない。
世界の研究開発支出は、地域別に見ると、中国、日本、インド、韓国などのアジア諸国がシェアを伸ばし全体の40%になった一方、北南米のシェアは35%から30%へと減少した。欧州の推定研究支出は世界の20%、残りの地域が10%。中国は研究開発予算の面で2020年までに欧州および米国を追い抜くと予想されている。国内総生産(GDP)比で見ると、イスラエルと韓国がそれぞれ4.21%と4.15%で研究開発支出の最も多い国になっており、日本3.49%、フィンランド3.32%、スウェーデン3.12%と続く。
産学を合わせた研究支出から見ると、米国(5140億ドル)、中国(3970億ドル)、日本(1670億ドル)、ドイツ(1090億ドル)、韓国(770億ドル)、インド(720億ドル)の順。ここ何年にもわたり、アジア諸国の研究開発支出は伸びているにもかかわらず、その良質な研究成果が域外では目にはいらない。これらの諸国から生み出された論文は英語圏からのものに比べ、引用される頻度が少ない。
ゲデラ氏は「多分、その理由は非英語圏の影響範囲が限定され、あるいは同じことを英語で表現できないからである。研究開発における英語の覇権が多くのアジアとアフリカの科学者を妨げており、オープンアクセスジャーナルはこの言語の壁を破ることができそうだ」と述べた。
▽OMICS Internationalについて
OMICS Internationalは2000人強の従業員を擁し、オープンアクセスを通したヘルスケア科学情報普及のパイオニアである。OMICS Group( (リンク ») )は5万人強の優れた科学者を編集委員会のメンバーとして抱えており、2009年にはわずか10誌を数えるに過ぎなかったが、2016年には読者ベースが3000万人に増え、論文審査がある誌数で700に達している。OMICS InternationalのウェブサイトConferenceSeries.com は3000回強の世界規模の年次会議( (リンク ») )を主催し、11月を学術論文執筆月間としている。
▽問い合わせ先
ceo@omicsgroup.org
ソース:OMICS International
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