縮小する学術出版市場:コスト効率の高いデジタルメディアが縮小分を埋める

OMICS International

From: 共同通信PRワイヤー

2016-11-29 15:53

縮小する学術出版市場:コスト効率の高いデジタルメディアが縮小分を埋める

AsiaNet 66683(1540)

【ロサンゼルス2016年11月28日PR Newswire=共同通信JBN】
*Articles Metrics(アーティクル・メトリクス):学術界における著者の影響力を評価する現実的なメトリクス

科学・技術・医学(STM)科学ジャーナルの年間売上高は2016年に約120億ドルと推計される( (リンク ») )。これには、約250億ドル相当のより広範囲のSTM出版市場内の書籍などの情報も含まれている。2015年のオープンアクセスSTMジャーナル出版市場は約5億ドル(2010年の1億ドルから増加、CAGR(年複利成長率)は約20%)だが、予約購読/有料アクセスのSTMジャーナル市場は2016年までに80億ドルに急減している(2014年は125億ドル)。STM出版市場は世界全体で約10万人を雇用し、1000万人の研究者のために働いている。研究者たちは年間250万本の論文、査読済み論文を作成し( (リンク ») )、研究者の数はCAGRで10%増えている。OMICS International( (リンク ») )最高経営責任者(CEO)のスリヌバブ・ゲデラ博士は、コスト効率の高いデジタルメディアやジャーナル/Articles Metrics(アーティクル・メトリクス)を科学界に役立てることが急務だと語った。

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現在、CrossRefデータベースには7500万件のDOI(デジタルオブジェクト識別子)が含まれており、うち6000万件は合計3万8000超のジャーナル(ジャーナルの20%は利用されていない)からのジャーナル論文に付与されている。世界最大のインデックスソースであるGoogleScholarにはジャーナル論文、書籍、灰色文献を含め1億2500万~1億7500万の文書がある。購読型ジャーナルは利用されなくなりつつあり、オープンアクセス・ジャーナルの利用が増えている;現時点で1万のオープンアクセス・ジャーナル( (リンク ») )が利用可能となっている。ゲデラ博士は、オープンアクセス・ジャーナルに淵源する論文は年間約50万本で、年間の学術論文全体の20%を占めていると述べた。

最近、多くの発行者や科学界のメンバーは伝統的なimpact factors(インパクト・ファクター=学術雑誌の重要度を示す尺度で、ある学術雑誌に掲載された論文が引用された回数に基づく)よりもarticles metrics( (リンク ») )を利用しつつある。articles metricsはarticle-level-metrics(アーティクル・レベル・メトリクス)( (リンク ») )、Altmetrics(オルトメトリクス)( (リンク ») )、ないしArticle Impact factors(アーティクル・インパクト・ファクターズ)( (リンク ») )とも呼ばれる。今日、著者は自分の論文が学術界で他の研究者により引用されるのを待つ必要がない。impactfactorにより自分の信頼性や成功が証明されるのを待つ必要がないのだ。著者の成功を計測する新興の代替的メトリクスはarticle impactfactorの形で利用可能だ。

オンラインのデジタルメディアの出現は、 ジャーナルよりむしろarticle impactfactor/articles metricsを優先することにより、現在の科学出版シナリオを全面的に変えた。ある論文のimpactは、その論文に対するクリック、閲覧、ダウンロード、シェア、「いいね!」、オンライン反応の回数や査読済みジャーナルでの引用回数でカウントされる。Facebook、Twitterなどのソーシャルメディア・プラットフォームとResearchGate、LinkedIn、GoogleScholarなどの学術的でプロフェッショナルなネットワーク・プラットフォームが、論文のimpactfactorを補強するのに重要な役割を果たしている。常に変化するダイナミックなarticles metricsは社会的影響の迅速な一覧を提供する。

2000人超の従業員を擁するOMICS Group( (リンク ») )はヘルスケアと科学情報のオープンアクセスな普及のための編集委員会のメンバーとして働く5万人超の優れた科学者によりバックアップされてきた。2009年にはジャーナルはわずか10を数えるに過ぎなかったが、現在では700に増え、読者ベースは3000万人と着実に成長している。OMICS International Seriesは毎年、米国、欧州、中東、アジアで3000回の科学会合( (リンク ») )を組織している。

▽問い合わせ先
contact.omics@omicsonline.org

ソース:OMICS International

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