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【香港(中国)2016年12月1日新華社=共同通信JBN】
「特に焦点を当てたいテクノロジーの分野はなにか。例えば広東省が1つの特定分野に特化してスペシャリストになるのが望ましいと考えるか。それは非常に重要なことと思うか」。ロイターのタラ・ジョセフ氏は、広東省の科学・テクノロジー当局高官に対し、1度に3つの質問を行った。広東省のイノベーションの秘密を探る昼食会にはロイター、ブルームバーグ、ニューヨーク・タイムズ、フィナンツ・ウント・ビルツシャフトといった海外メディアから80人の特派員が集まり、ジョセフ氏はその中の1人である。
イノベーションに向けた広東省の推進に焦点を当てた昼食会が11月30日午後、香港外国人記者クラブ(Hong Kong Foreign Correspondents’ Club、FCC)で開催された。このイベントが開催されるのは3年連続で、広東省の最新の社会と経済の開発についての概要を海外メディアに伝えるのが目的だ。
Department of Science and Technology of Guangdongのゼネラル・ディレクターで当日の講演者であるファン・ニンシェン教授は「確かにそれは重要だ」とタラ(ジョセフ氏)に確信を持って答えた。同教授によると、広東省は先進製造業、生命科学、健康、情報通信技術(ICT)の分野での能力を最適化することに注力している。
ファン教授は「イノベーションを強化する目的は社会経済を促進するだけでなく、公共の利益のためでもある」と述べた。
ファン教授はさらに講演で「2016年、広東省は研究開発分野にGDPの2.58%を投資したと予測されている。これはイノベーション主導型の国(地域)のレベルに近い」と加えた。この割合は前年比で0.01%の増加であり、広東省における将来的な研究開発への投資増加に楽観的であると述べた。
香港特別行政区の中国外務省特派員公署の指示によるこの昼食イベントはInformation Office of Guangdong、Guangdong Foreign Affairs Office、Guangdong’s Office of Hong Kong and Macao Affairs、Department of Science and Technology of Guangdongによって企画された。
近年、中央政府の決定に沿い、広東省はこれまでにない決意と力強さをもってイノベーションによる開発促進戦略を実行している。イノベーション主導型の開発を中核的戦略ならびに一般的なスタート地点として位置づけ、CPC Guangdong Committeeと広東省政府は方針、資金、テクノロジー、人的リソース、プラットフォームなどで協調して努力しており、イノベーションを通した開発において明らかな成果を達成している。
ソース:Information Office of Guangdong Provincial Government of China
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