GLM株式会社 ATS Advanced Telematic Systems
ATSがGLMのスポーツEVのOTAアップデート・システムをデモ展示 ATSとGLMは次世代EV向けOTAアップデート・システムでの協業検討を開始 『第5回コネクティッド・カー EXPO』(1/18~1/20、東京ビッグサイト)にて展示
ATS Advanced Telematic Systems(本社:ドイツ・ベルリン CEO Armin G. Schmidt)とEVメーカーGLM株式会社(本社:京都府京都市 代表取締役社長小間裕康)は1月18日(水)から20日(金)まで東京ビッグサイトで開催される展示会『第5回コネクティッド・カー EXPO』において、ATSのオープンソースをベースとしたOTA(オーバー・ジ・エアー)ソフトウェア・アップデート・ソリューションをGLMのスポーツEV Tommykaira ZZ に統合したデモ展示を行います。ATSはLinux FoundationのAutomotive Grade Linux(AGL)でのOTA開発をリードしており、GLMにとってATSと協業する決定要因となりました。AGLはオートモーティブ向けのアプリケーションをオープンソース・ソフトウェアとして開発するLinux Foundationのワークグループで、トヨタやホンダ、日産といった主要な自動車メーカーも参加しています。GLMとATSはコネクティッド・ドライブに関する将来的な協業を推進することで合意、GLMの次世代EVプラットフォームにおけるOTAアップデート・システム開発への道を開きます。協業開発されたプルーフ・オブ・コンセプト(コンセプト検証デモ)は1月18日から20日にかけて東京ビッグサイトで開催されるアジアを代表するコネクティッド・カー技術の展示会である『第5回コネクティッド・カー EXPO』において出展、展示されます。
GLMの代表取締役社長小間裕康は「自動車開発においてソフトウェア開発が占める領域は非常に大きく、もはや切り離せないものです。ソフトウェア開発ならびにそのアップデートを続けることが、様々に発展する技術をいち早く取り込むことを可能とします。」とコメントしています。ATSのCEO Armin G. Schmidtは「コネクティッド・カー向けのソフトウェア・アップデートの提供や重大なバグ修正の提供には、OTAアップデートは必須です。さらに重要なことは、OTAアップデートは顧客関係の構築、リアルタイムでの顧客体験のモニター、顧客へ直接付加価値サービスの提供を実現できます。」と述べています。
IVIシステムとECUのソフトウェアとファームウェアのOTAアップデート
ドイツ本社のオートモーティブ向けソフトウェアに注力するソフトウェア企業ATSはIVIシステムとECUのソフトウェアとファームウェアのセキュアなOTAアップデートのソフトウェア群である『OTA Plus』を開発しました。主要なコンポーネントのほとんどがオープンソースで、開発プロセスも完全に透明性を持っています。テスト車両のソフトウェア適用に向けて、ATSはモビリティ業界向けに設計された初のオープンソースでオートモーティブ・グレードのSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)となる『ATS Garage』を発表しました。このプラットフォームはOEMの研究所や中小企業、調査機関や新しいモビリティのスタートアップ企業がすぐに利用可能なクラウドベースのソフトウェア・サービスとして自由にアクセスできるものです。
ATS Advanced Telematic Systemsについて
ATS Advanced Telematic Systems はドイツに本社を置くオートモーティブにフォーカスしたソフトウェア開発企業で、モビリティ業界にオープンソース及びオープン・スタンダードに基づいたソフトウェア・ソリューションに特化しています。ATSは自動車OEMやティア1企業向けにOTA(オーバー・ジ・エアー)ソフトウェア・アップデートの唯一のオープンソースのクライアント/サーバー・ソリューションとなる『OTA Plus』を開発しました。ATSはオートモーティブOEMやサプライヤーの国際的な業界団体と協業しています。クラウドベースのサービス提供事業社として始めてドイツ自動車工業会(VDA)のメンバーとなったほか、GENIVIやAutomotive Grade Linux (AGL)のメンバーとしてOTA関連の活動をリードしています。本社をベルリンに置き、東京に地域拠点となるオフィスを置いています。
GLM株式会社について
GLMは、京都大学院2年だった現社長の小間裕康が、電気自動車の開発、販売を行うベンチャーとして、2010年4月に設立(当初資本金1千万円)。同大学VBL(ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー)のEV開発プロジェクト「京都電気自動車プロジェクト」(2006年発足)が母体です。
ベンチャーながら国内外から高い評価を得ているのは、世界中を探しても極めてまれな自動車の量産化に成功した点、さらには既存車をEV仕様に改造する“EVコンバージョン”ではなく、ゼロからEV車両を開発した実績です。2015年10月から「トミーカイラZZ」を量産開始しました。2016年9月には次世代EVスーパーカー「GLM G4」をパリモーターショー2016で初披露し、世界中から注目を集めました。
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