ルノー・日産アライアンス、2016年暦年（1月～12月累計）の販売実績を発表
AsiaNet 67063
2017年2月8日
・ルノー・日産アライアンスは、2016年暦年に9,961,347台をグローバルで販売。世界で販売されるクルマの9台に1台がアライアンスのクルマに。
・ルノー・日産アライアンスのEV累計販売台数は424,797台。ゼロ・エミッション*におけるグローバルリーダーの地位を維持。
・18年の歴史を持つアライアンスは、将来のクルマのためのイノベーションを推進
ルノー・日産アライアンスは8日、2016年暦年のグローバル販売実績を発表しました。ルノー・日産アライアンスは、2016年、著しい成長を遂げ、世界で996万台を販売しました。またアライアンスは、2010年の「日産リーフ」の発売、続くルノー「ゾエ」の発売から累計で、およそ42万5千台の電気自動車を販売し、ゼロ・エミッション車におけるリーダーの地位をさらに強固としました。
(リンク »)
なお、ルノー・日産アライアンスの販売台数には、三菱自動車の販売台数934,013台も含めています。三菱自動車は、昨秋、日産自動車がその株式の34%を取得し、アライアンスの一員となりました。
ルノー・日産アライアンス会長兼CEOのカルロス ゴーンは、「ルノーグループ、日産、そして更に三菱自動車が連携することで、世界の自動車産業に新たな勢力が誕生しました。18年前にスタートしたこの革新的なパートナーシップの力によって、私たちは、競争力を強化し、成長を加速し、将来のクルマの競争に臨むことができるのです」、と述べました。
2016年に全世界で販売された自動車は、9台のうち1台がアライアンスブランドのクルマとなります。
ルノーグループは、経営計画「ドライブ・ザ・チェンジ」の最終年である2016年に、前年比13.3%増となる3,182,625台を販売しました。4年連続での販売増、さらに、前年より374千台も増加したことで、過去最高の伸び幅を記録しました。ルノーブランドは、すべての地域で市場シェア、販売台数ともに増加し、欧州で第2位のブランドとなりました。なかでもルノーおよびダチアブランドは、過去最高の販売台数を記録しました。また、ルノー・サムスンの販売台数は前年から38.8%も増加しました。
日産は、5,559,902台（前年比2.5％増）を全世界で販売しました。米国および中国では、それぞれ前年比5.4%増、8.4%増と、過去最高の販売台数を記録しました。インフィニティブランドは、前年比7%増の23万台以上を販売しました。特に12月単月では、インフィニティは前年比18%増の27,200台の販売台数となりました。
三菱自動車は、前年比13%減の934,013台を販売しました。米国および豪州では増加しましたが、ブラジル、ロシアおよび中東での販売台数減に相殺される結果となりました。日本での販売は、燃費問題による消費者の信頼低下が響き、前年比マイナスとなりました。
日産は、三菱自動車とのパートナーシップにより、日産の享受するシナジーが2017年度、240億円と予想しています。さらに2018年度以降は年間600億円にまで拡大すると見込んでいます。このシナジーにより、2017年度には1株当たりの利益として4円、2018年度には10円の増加が見込まれます。これらの一株当たり利益の改善には、出資に伴う持分利益は含まれていません。
ラーダブランドで販売を行っているアフトワズは、2016年に284,807台を販売しました。ロシアで販売されている自動車の約3台に1台は、ルノー・日産アライアンスとアフトワズのクルマです。
電気自動車におけるリーダーの地位を維持
ルノー・日産アライアンスは、三菱自動車も加え、2016年までに全世界で累計424,797台のEVを販売し、ゼロ・エミッションモビリティにおけるグローバルリーダーの地位を確実なものとしました。
初の量産EVである「日産リーフ」は、2010年12月の発売以来、累計25万台*以上を販売し、世界で最も売れているEVとなりました。
日産は、「日産リーフ」に加え、主に欧州および日本で、2014年より小型商用EVの「e-NV200」を販売しています。
ルノーは、2011年以降、「ゾエ」、「カングーZ.E.」、「フルエンスZ.E.」、「SM3 Z.E.」、「トゥイジー」を発売し、世界で累計11万2千台以上のEVを販売しています。
ルノーの欧州におけるEV販売台数は、前年比11%増の25,648台（「トゥイジー」を除く）となり、欧州EV市場でのリーダーの地位を確立しました。「ゾエ」は、21,735台を販売し、欧州でのEV販売台数ランキング1位となりました。ルノーはその後、「カングーZ.E.」、「マスターZ.E.」の商用EV2車種を発売しています。
三菱自動車の「i-MiEV」シリーズを含むルノー・日産アライアンスの2016年暦年のEV販売台数は、前年比8%増の94,265台でした。
*中国でのヴェヌーシア「E30」の販売台数を含む。NEDC認証サイクルに基づき、走行中に、CO2および規制された汚染物質を排出しない車。
将来のクルマのためにイノベーションを推進
ルノー・日産アライアンスは、2016年、電気自動車、自動運転車、コネクテッドカーなどの未来のクルマの開発を推進するためいくつかの取り組みを実施しました。
アライアンスは、2020年までに、自動運転技術を搭載した車を少なくとも10車種発売する予定です。現在、マイクロソフト、NASAなどのパートナーと共に、コネクティビティおよび自動運転技術の開発・実験を実施しています。
ゴーンは、「量産型EVを発売したのは、ルノー・日産アライアンスが初めてでした。2010年にさかのぼります。そして今、他の主要な自動車メーカーは、電気自動車が最も有効なゼロエミッションへの回答であると認めています。私たちは、自動運転やコネクテッドサービスの分野においても、将来のクルマの競争に確固として臨みたいと思っています。」と述べました。
ルノー・日産アライアンスの主要10市場
販売台数 市場シェア
米国 1,660,690 9.47%
中国 1,472,588 5.48%
フランス 738,344 30.52%
日本 625,409 12.58%
ロシア* 494,073 34.64%
メキシコ 449,406 28.02%
英国 336,533 10.96%
ドイツ 319,739 8.89%
イタリア 262,167 12.99%
スペイン 247,661 18.71%
*アフトワズ含む
ルノーの主要10市場
販売台数 市場シェア
フランス 651,778 26.9%
ドイツ 198,609 5.5%
イタリア 190,610 9.4%
スペイン 170,272 12.9%
トルコ 169,236 17.2%
ブラジル 149,977 7.5%
英国 138,642 4.5%
インド 132,235 4.0%
ロシア* 117,227 8.2%
韓国 111,087 6.2%
*ロシアにおけるアフトワズの販売台数284,807台を含む
日産の主要10市場
販売台数 市場シェア
米国 1,564,423 8.9%
中国* 1,354,552 5.0%
日本 534,392 10.8%
メキシコ 403,286 25.1%
英国 170,999 5.6%
カナダ 134,153 6.9%
ロシア 93,781 6.6%
フランス 81,454 3.4%
ドイツ 80,332 2.3%
豪州 67,638 5.7%
*ヴェヌーシアブランド含む
三菱自動車の主要10市場
販売台数 市場シェア
米国 96,267 0.5%
日本 85,716 1.7%
中国 82,758 0.3%
豪州 73,360 6.2%
インドネシア 67,397 6.3%
フィリピン 59,480 15.1%
タイ 55,409 7.2%
ドイツ 39,089 1.1%
アラブ首長国連邦 29,958 9.2%
英国 26,892 0.9%
ルノー・日産アライアンスについて
ルノー・日産アライアンスは、フランスのルノーグループと、日産および三菱自動車の戦略的パートナーシップです。2016年暦年では、世界の200か国近くで996万台を販売し、世界で販売されるクルマの9台に1台以上がアライアンスのクルマとなりました。アライアンスは、ドイツのダイムラー、中国の東風汽車などの自動車メーカーと戦略的な協力関係を結んでいます。また、ロシア最大の自動車メーカーであるアフトワズ社の経営権を持つ合弁会社の株式の過半数を保有しています。アライアンスは、ゼロ・エミッション車におけるリーダーであり、最新の先進技術を開発しながら、自動運転およびコネクティビティの機能やサービスを、手頃な価格、幅広い車種で提供していく予定です。
以 上
（日本語リリース：クライアント提供）
AsiaNet 67063
2017年2月8日
・ルノー・日産アライアンスは、2016年暦年に9,961,347台をグローバルで販売。世界で販売されるクルマの9台に1台がアライアンスのクルマに。
・ルノー・日産アライアンスのEV累計販売台数は424,797台。ゼロ・エミッション*におけるグローバルリーダーの地位を維持。
・18年の歴史を持つアライアンスは、将来のクルマのためのイノベーションを推進
ルノー・日産アライアンスは8日、2016年暦年のグローバル販売実績を発表しました。ルノー・日産アライアンスは、2016年、著しい成長を遂げ、世界で996万台を販売しました。またアライアンスは、2010年の「日産リーフ」の発売、続くルノー「ゾエ」の発売から累計で、およそ42万5千台の電気自動車を販売し、ゼロ・エミッション車におけるリーダーの地位をさらに強固としました。
(リンク »)
なお、ルノー・日産アライアンスの販売台数には、三菱自動車の販売台数934,013台も含めています。三菱自動車は、昨秋、日産自動車がその株式の34%を取得し、アライアンスの一員となりました。
ルノー・日産アライアンス会長兼CEOのカルロス ゴーンは、「ルノーグループ、日産、そして更に三菱自動車が連携することで、世界の自動車産業に新たな勢力が誕生しました。18年前にスタートしたこの革新的なパートナーシップの力によって、私たちは、競争力を強化し、成長を加速し、将来のクルマの競争に臨むことができるのです」、と述べました。
2016年に全世界で販売された自動車は、9台のうち1台がアライアンスブランドのクルマとなります。
ルノーグループは、経営計画「ドライブ・ザ・チェンジ」の最終年である2016年に、前年比13.3%増となる3,182,625台を販売しました。4年連続での販売増、さらに、前年より374千台も増加したことで、過去最高の伸び幅を記録しました。ルノーブランドは、すべての地域で市場シェア、販売台数ともに増加し、欧州で第2位のブランドとなりました。なかでもルノーおよびダチアブランドは、過去最高の販売台数を記録しました。また、ルノー・サムスンの販売台数は前年から38.8%も増加しました。
日産は、5,559,902台（前年比2.5％増）を全世界で販売しました。米国および中国では、それぞれ前年比5.4%増、8.4%増と、過去最高の販売台数を記録しました。インフィニティブランドは、前年比7%増の23万台以上を販売しました。特に12月単月では、インフィニティは前年比18%増の27,200台の販売台数となりました。
三菱自動車は、前年比13%減の934,013台を販売しました。米国および豪州では増加しましたが、ブラジル、ロシアおよび中東での販売台数減に相殺される結果となりました。日本での販売は、燃費問題による消費者の信頼低下が響き、前年比マイナスとなりました。
日産は、三菱自動車とのパートナーシップにより、日産の享受するシナジーが2017年度、240億円と予想しています。さらに2018年度以降は年間600億円にまで拡大すると見込んでいます。このシナジーにより、2017年度には1株当たりの利益として4円、2018年度には10円の増加が見込まれます。これらの一株当たり利益の改善には、出資に伴う持分利益は含まれていません。
ラーダブランドで販売を行っているアフトワズは、2016年に284,807台を販売しました。ロシアで販売されている自動車の約3台に1台は、ルノー・日産アライアンスとアフトワズのクルマです。
電気自動車におけるリーダーの地位を維持
ルノー・日産アライアンスは、三菱自動車も加え、2016年までに全世界で累計424,797台のEVを販売し、ゼロ・エミッションモビリティにおけるグローバルリーダーの地位を確実なものとしました。
初の量産EVである「日産リーフ」は、2010年12月の発売以来、累計25万台*以上を販売し、世界で最も売れているEVとなりました。
日産は、「日産リーフ」に加え、主に欧州および日本で、2014年より小型商用EVの「e-NV200」を販売しています。
ルノーは、2011年以降、「ゾエ」、「カングーZ.E.」、「フルエンスZ.E.」、「SM3 Z.E.」、「トゥイジー」を発売し、世界で累計11万2千台以上のEVを販売しています。
ルノーの欧州におけるEV販売台数は、前年比11%増の25,648台（「トゥイジー」を除く）となり、欧州EV市場でのリーダーの地位を確立しました。「ゾエ」は、21,735台を販売し、欧州でのEV販売台数ランキング1位となりました。ルノーはその後、「カングーZ.E.」、「マスターZ.E.」の商用EV2車種を発売しています。
三菱自動車の「i-MiEV」シリーズを含むルノー・日産アライアンスの2016年暦年のEV販売台数は、前年比8%増の94,265台でした。
*中国でのヴェヌーシア「E30」の販売台数を含む。NEDC認証サイクルに基づき、走行中に、CO2および規制された汚染物質を排出しない車。
将来のクルマのためにイノベーションを推進
ルノー・日産アライアンスは、2016年、電気自動車、自動運転車、コネクテッドカーなどの未来のクルマの開発を推進するためいくつかの取り組みを実施しました。
アライアンスは、2020年までに、自動運転技術を搭載した車を少なくとも10車種発売する予定です。現在、マイクロソフト、NASAなどのパートナーと共に、コネクティビティおよび自動運転技術の開発・実験を実施しています。
ゴーンは、「量産型EVを発売したのは、ルノー・日産アライアンスが初めてでした。2010年にさかのぼります。そして今、他の主要な自動車メーカーは、電気自動車が最も有効なゼロエミッションへの回答であると認めています。私たちは、自動運転やコネクテッドサービスの分野においても、将来のクルマの競争に確固として臨みたいと思っています。」と述べました。
ルノー・日産アライアンスの主要10市場
販売台数 市場シェア
米国 1,660,690 9.47%
中国 1,472,588 5.48%
フランス 738,344 30.52%
日本 625,409 12.58%
ロシア* 494,073 34.64%
メキシコ 449,406 28.02%
英国 336,533 10.96%
ドイツ 319,739 8.89%
イタリア 262,167 12.99%
スペイン 247,661 18.71%
*アフトワズ含む
ルノーの主要10市場
販売台数 市場シェア
フランス 651,778 26.9%
ドイツ 198,609 5.5%
イタリア 190,610 9.4%
スペイン 170,272 12.9%
トルコ 169,236 17.2%
ブラジル 149,977 7.5%
英国 138,642 4.5%
インド 132,235 4.0%
ロシア* 117,227 8.2%
韓国 111,087 6.2%
*ロシアにおけるアフトワズの販売台数284,807台を含む
日産の主要10市場
販売台数 市場シェア
米国 1,564,423 8.9%
中国* 1,354,552 5.0%
日本 534,392 10.8%
メキシコ 403,286 25.1%
英国 170,999 5.6%
カナダ 134,153 6.9%
ロシア 93,781 6.6%
フランス 81,454 3.4%
ドイツ 80,332 2.3%
豪州 67,638 5.7%
*ヴェヌーシアブランド含む
三菱自動車の主要10市場
販売台数 市場シェア
米国 96,267 0.5%
日本 85,716 1.7%
中国 82,758 0.3%
豪州 73,360 6.2%
インドネシア 67,397 6.3%
フィリピン 59,480 15.1%
タイ 55,409 7.2%
ドイツ 39,089 1.1%
アラブ首長国連邦 29,958 9.2%
英国 26,892 0.9%
ルノー・日産アライアンスについて
ルノー・日産アライアンスは、フランスのルノーグループと、日産および三菱自動車の戦略的パートナーシップです。2016年暦年では、世界の200か国近くで996万台を販売し、世界で販売されるクルマの9台に1台以上がアライアンスのクルマとなりました。アライアンスは、ドイツのダイムラー、中国の東風汽車などの自動車メーカーと戦略的な協力関係を結んでいます。また、ロシア最大の自動車メーカーであるアフトワズ社の経営権を持つ合弁会社の株式の過半数を保有しています。アライアンスは、ゼロ・エミッション車におけるリーダーであり、最新の先進技術を開発しながら、自動運転およびコネクティビティの機能やサービスを、手頃な価格、幅広い車種で提供していく予定です。
以 上
（日本語リリース：クライアント提供）
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