F5ネットワークスとインターナップ・ジャパン、F5 Silverlineの日本のお客様サポート強化を目的とした協業を発表

SOCとのやり取りを日本語だけで完結可能にし、クラウド型セキュリティサービスをさらに使いやすく提供 セルフサービス型のWAFサービス「F5 Silverline WAF Express」も提供開始

F5ネットワークスジャパン合同会社

2017-03-27 11:00

F5ネットワークスジャパン合同会社(本社:東京都港区、代表執行役員社長:古舘 正清 以下、F5)とインターナップ・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 CEO:奥野 政樹 以下、インターナップ)は、両社の協業による「Silverline Bilingual Communication Service」の提供を、本日より開始しました。本サービスは、F5が提供するクラウド型セキュリティサービスである「F5 Silverline」のSOC(セキュリティ オペレーション センター)と日本のお客様とのやりとりを、インターナップのバイリンガル コミュニケーター(サポートエンジニア)が24時間365日体制でサポートするというものです。これにより、セキュリティインシデントが発生した際の対応を、これまで以上に円滑化できます。なお、本サービスの費用はF5 Silverlineの契約に含まれるため、追加費用は発生しません。
今回発表した「Silverline Bilingual Communication Service」は、DDoS攻撃対策ソリューション「F5 Silverline DDoS Protection」と、Webアプリケーションへの攻撃を防御する「F5 Silverline WAF Express」の2サービスが対象となります。「F5 Silverline WAF Express」は、インターナップとの提携に合わせて、本日開始した新サービスです。

・F5 Silverline DDoS Protection
2014年11月に米国でサービスを開始し、2015年2月から国内でも提供されている、DDoS対策サービスです。お客様サイトへのDDoS攻撃が発生した際に、攻撃トラフィックをスクラビングセンターで遮断することで、お客様サイトを保護します。DDoS攻撃には多様な手法が存在しますが、本サービスは、ボリューム型やアプリケーションレイヤ型、ステート枯渇型、混合型、マルチベクトル型など、100種類以上の攻撃手法に対応しています。また、超大規模なDDoS攻撃にも対応しており、これまですでに448GbpsのDDoS攻撃に対処した実績もあります。

・F5 Silverline WAF Express
Webアプリケーションへの攻撃を防御するWAF(Web Application Firewall)は、企業がデジタルビジネスを行う上で欠かせない、基本的なセキュリティ機能といえます。しかし、WAFを効果的に活用できる十分なスキルを持つ専門家は不足しており、クラウド環境にアプリケーションを展開する開発者は、攻撃からの防御を行うアプローチとして、「As a Service型のアプリケーションセキュリティ」に、より高い興味を示すようになっています。このような状況に対応するため、このたびF5が提供開始したのが、F5 Silverline上で事前設定されたセルフサービス型のWAFサービス「F5 Silverline WAF Express」です。

本サービスにおけるセキュリテイポリシーの管理はF5が実施し、OWASP (リンク ») 攻撃やパラメータ改ざん、ボットなど、幅広い脅威からアプリケーションを保護します。ユーザは、保護対象のアプリケーションを選択するだけで、簡単にWAFサービスを適用できます。保護対象のアプリケーションは、パブリッククラウド、プライベートクラウド、オンプレミスのデータセンタのいずれにあっても構いません。なお、このサービスでは、ポリシーの維持・管理やモニタリング、攻撃への対応、保護対象となるアプリケーションの分析などを、F5 SOCのエキスパートが担当しています。Silverline WAF Expressに関しては、F5 Blogでも紹介しています。詳しくはこちら (リンク ») (英語)をご参照ください。

Silverline Bilingual Communication Service の概要
本サービスでは、日本のお客様からの問い合わせやリクエストを、まずインターナップのバイリンガル コミュニケーターが日本語で受け、それを英語に翻訳した上でF5 SOCへと渡します。これに対するF5 SOCからの英語のレスポンスは、インターナップのバイリンガル コミュニケーターが日本語に翻訳し、日本のお客様へとフィードバックします。攻撃発生時などにF5 SOCから発信される通知も、インターナップのバイリンガル コミュニケーターが日本語に翻訳した上で、日本のお客様へと伝達されます。これによって日本のお客様は、日本語だけでF5 SOCとコミュニケーションを行えるようになり、英語の使用に伴うストレスを感じることなく、F5 Silverlineのメリットを享受できるようになります。

インターナップは、NOC(ネットワーク オペレーション センター)プロバイダとしてのビジネスを展開しており、ネットワーク オペレーションに関する高い技術力を保有しています。インターナップのバイリンガル コミュニケーターは、この技術力をベースに、日本語と英語の双方向コミュニケーションを支援します。

今後は上記サービスに加え、F5 Silverlineサービスのプロビジョニングを迅速化する、F5プロフェッショナルコンサルタントによるオプションサービス(有償)の提供も予定しています。F5とインターナップは、今後もパートナーシップを強化し、サービス内容を継続的に拡充していく計画です。

F5 Silverline について
サイバー攻撃は急速な勢いで高度化しており、その規模も拡大しています。アプリケーションやデータを確実に保護していくには、防御する側も対策を高度化していく必要があります。しかし、効果的な対策を立案・実装できる十分なスキルを持つ専門家は不足しており、外部からの大規模な攻撃を受けてしまえば、サイトそのものが利用不可能になる危険性もあります。

F5はアプリケーションデリバリコントローラのリーディングカンパニーであり、BIG-IPプラットフォームを中心に、WAFやDDoS対策、安全なリモートアクセスなどの各種セキュリティ機能を提供しています。しかし、昨今の高度化・大規模化した攻撃を、サイト内の対策だけで防ぐことは次第に難しくなっています。そこでF5は2015年2月に、クラウド型でセキュリティ機能を提供するF5 Silverlineのサービスを開始、サイト内のセキュリティ機能と連携したハイブリッド型のセキュリティソリューションを実現しています。

F5 Silverlineは、グローバルに展開された複数のスクラビングセンターと、複数のTier1キャリアをダイレクトピアリングした業界最強クラスの帯域、そしてSOC (リンク ») による24時間365日体制の監視・サポート体制に支えられています。F5 Silverlineを契約したお客様サイトへのトラフィックは、まずこれらのスクラビングセンターが受け取り、悪質なトラフィックを除去したクリーンな状態にした上で、お客様サイトへと送られます。

また、最新の知見にもとづき脅威を特定する「Threat Intelligence」を装備しており、攻撃状況を「F5 Silverline AttackViewポータル」で可視化することも可能です。さらに、攻撃内容とSOCによる対応内容の確認も、容易に行えるようになっています。
F5 Silverlineの詳細は、下記URLをご覧ください。
(リンク »)

F5 Silverline DDoS Protectionの詳細は、下記URLをご覧ください。
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F5 Silverline WAF Expressの詳細は、下記URLをご覧ください。
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インターナップについて
インターナップ・ジャパンは、NTTグループと米国インターナップ社により企業向けインターネットプロバイダとして設立。独自のインテリジェント・ルーティング(MIRO)技術により、官公庁や金融系を中心に高品質インターネット接続サービス提供の実績多数。現在はトータル・ネットワークソリューション・プロバイダとして、データセンタ、VPN、クラウドなどITインフラに関するサービスを幅広く提供しております。またマニュアルに頼らないサポート力と言語を超えた国際性によるITバイリンガルサポートで、企業のグローバルビジネスを支援しております。外資系企業でありながら、営業機能のみならず、技術、顧客サポート、バックオフィス等すべての会社機能を日本で独自に備えており、ビジネスの様々な場面において迅速な対応をお約束します。
(リンク »)


F5ネットワークスについて
F5は、世界最大規模の企業やサービスプロバイダ、政府機関、消費者ブランドが、アプリケーションをより速く、よりスマートに、そしてより安全に提供することを可能にします。F5はクラウドとセキュリティに関するさまざまなソリューションを提供しており、これらを活用することでスピードと管理性を犠牲にすることなく、セキュアかつハイブリッドクラウドに対応したアプリケーション基盤を実現できるようになります。

【F5に関する詳細、最新情報】
・F5ネットワークスジャパン ホームページ: (リンク »)
・Twitter: @F5Japan  (リンク »)
・Facebook: (リンク »)
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