サウジアラビアのサルマン国王、世界が誇る科学者たちを最高賞で称える

サウジアラビアのサルマン国王、世界が誇る科学者たちを最高賞で称える

AsiaNet 68077

リヤド（サウジアラビア）、2017年4月5日/PRニュースワイヤー/ --

サウジアラビアのサルマン・ビン・アブドゥルアジーズ・アール＝サウード国王は本日、王子、大臣、高官、思想的指導者、学者、科学者などのエリート諸氏が集う輝かしい式典において、2017年度キング・ファイサル国際賞（King Faisal International Prize 2017）の受賞者に栄誉を与えました。

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キング・ファイサル国際賞は、アラビア語とアラビア文学、医学、科学など数多くの重要分野における優れた業績を称えます。第39回となる今年の受賞者のうち4人が科学者と研究者でした。

授与にあたりサルマン国王は、より良い世界作りに向けた科学者と研究者の努力を称えました。国王はまた、人類の発展のために知識を深め取り組みを促す上でのキング・ファイサル国際賞の重要な役割を評価しました。

サルマン国王は、自己免疫疾患の新しい生物学的治療の開発に対して、日本の岸本忠三（きしもとただみつ）教授にキング・ファイサル国際賞医学部門を授与しました。岸本氏は、大阪大学免疫学フロンティア研究センターの教授です。

サルマン国王はまたキング・ファイサル国際賞科学部門も授与しましたが、今年はスイスとドイツの物理学者、ダニエル・ロス教授とローレンス・モーレンカンプ教授が受賞しました。ダニエル・ロス教授はバーゼル大学物理学部（Department of Physics, University of Basel）の教授、ローレンス・モーレンカンプ教授はヴュルツブルク大学MBEユニット（MBE Unit, University of Wurzburg）のトップを務める教授です。

ダニエル・ロス教授は、スピン量子コンピューターで実用化されている量子ドットのスピン動力学とスピンコヒーレンスの理論に関する業績により受賞しました。ローレンス・モーレンカンプ教授は、スピントロニクスの実験分野における業績を認められました。

レバノン大学（University of Lebanon）のリドワン・アル・サイード教授は、アラビックライブラリー（Arabic Library）を豊かにした専門の出版物と研究を認められました。

キング・ファイサル財団が創設し、1979年に初めて授与されたキング・ファイサル国際賞は、数々の重要分野における個人及び団体の際立った業績を表彰するものです。キング・ファイサル国際賞を受賞した科学者諸氏は、その後他の名誉ある賞を受賞しています。例えば、キング・ファイサル国際賞受賞者のうち18人がその後ノーベル賞を受賞、13人がガードナー国際賞（Gairdner Foundation International Awards）、11人がアメリカ国家科学賞（American National Medals of Science）、9人がラスカー医学賞（Lasker Medical Award）を受賞するなど、大勢が名だたる賞を受賞しています。


問合せ先: Nora Sankour +971(0)568797444、nora@hadathgroup.com


情報源：キング・ファイサル国際賞


（日本語リリース：クライアント提供）