AsiaNet 68696
~クラリベイト・アナリティクスの引用データと分析で、注目すべき研究を予測する~
2017年5月25日(日本時間)
フィラデルフィア発
タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)が25日に発行した5月特集号『The next big bang』において、世界を変える可能性のある研究が特集され、注目トピック19件が紹介されました。トピックの選定においては、クラリベイト・アナリティクス(本社:米国フィラデルフィア、日本オフィス:東京都港区、以下「クラリベイト」)が提供するWeb of Scienceの引用データとEssential Science Indicators(SM)の知見が使用されています。
特集された研究には、がん細胞を死滅させる免疫力の強化、植物品種改良のための遺伝子開発、動物と昆虫、レドックスフロー電池や水素エネルギー自動車などクリーンな動力源の生産、LED照明を使用したエネルギー低減、環境衛生改善のための環境・生態学分野における発見、次世代エレクトロニクスとビッグフィジックスが含まれています。
注目トピックの特定は、「引用栄誉賞」の分析を手掛ける弊社アナリスト、David Pendlebury(デービッド・ペンドルベリー)が担当しており、分析にはリサーチフロントの先端研究領域を明らかにする基本手法が用いられています。引用がつなぐ論文ネットワークから、専門分野の研究動向を分析し、活発に動く最前線研究分野、すなわちリサーチフロントが特定されています。ペンドルベリーは、引用ネットワークは研究者自身の専門的判断に基づいて繋がれていることから、研究の本質に迫る上で信頼できる情報であると考えており、同時に最新の研究動向を把握できる手段だとしています。
THEの5月号では、直近5年間で最も高い頻度で引用されている上位1%の論文(高被引用論文)のうち、後に発表された論文と一緒に引用(共引用)されている論文が分析されました。その中から、共引用された時期が直近で、少なくともこれまで200回以上引用されたフロントが抽出され、さらにより広い科学分野で応用され得る19件が選ばれています。THEではこれらトピックを5つの大きなグループ(生物・医学、エネルギーと光、天体物理学と高エネルギー物理学、環境と生態学、次世代エレクトロニクス)に分け、主な研究者へのインタビューも行われました。
ヘンリー・スモール博士と故ユージーン・ガーフィールド博士が共引用分析を使って1970年代と1980年代にサイエンスマップを先駆けて開発して以来、クラリベイト・アナリティクスは50年にわたり、Web of Scienceの高品質なデータを用いた研究動向の分析で世界をけん引してきました。この手法で得られた知見は政策立案や研究資金配分においても、今も注目すべき新しいトピックの特定に役立っています。
▽クラリベイト・アナリティクスについて
クラリベイト・アナリティクスは、世界中のお客さまに信頼の置ける知見や分析を提供することでイノベーションを加速させ、新しい技術ソリューションのより迅速な発明・発見、保護、事業化をサポートします。トムソン・ロイターのIP & Science 事業を前身とする弊社は、科学と学術研究、特許調査と工業規格、製薬およびバイオテクノロジーに対するインテリジェンス、商標およびドメインブランド保護、そして知的財産マネジメントを主軸とする情報を保有し、業界をリードするビジネスを展開しています。クラリベイト アナリティクスは4,000人以上の従業員を擁し、世界100カ国以上で事業展開する独立会社として、Web of Science、Cortellis、Thomson Innovation、Derwent World Patents Index, CompuMark、 MarkMonitor、そしてTechstreetなど、広く知られるブランドを所有しています。詳しくはClarivate.comをご覧ください。
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