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【ルガノ(スイス)2017年6月2日PR Newswire=共同通信JBN】腫瘍内科の代表的な専門組織である欧州臨床腫瘍学会(European Society for Medical Oncology、ESMO)は、スイスのジュネーブで5月22-31日に開かれた第70回世界保健総会(WHA)で、統合的アプローチ( (リンク ») )との関連でがん防止と管理に関する決議が採択されたことを歓迎した。
ESMOのフォルチュナト・チャルディエーロ会長は「ESMOはがん患者に対する安全で効果的かつ良心的価格による医療行為の利用が保証されることを目指す、世界保健機関(WHO)決議を歓迎する。がん医療の持続可能性は、ESMOの2020年ビジョンにある3つの柱の1つである。がん患者を治療する腫瘍内科医として、われわれは質の高い治療への平等の機会を強く推奨する。この画期的なWHO決議にかかわった関係者に対するわれわれの支持は、がん患者が高度に専門的なプロフェッショナルの手でケアを受ける世界の実現を求める、ESMOの誓約を明確に示すものである」と語った。
チャルディエーロ会長はさらに「最後のWHOがん決議( (リンク ») )は、2005年にさかのぼる。ESMOはがん治療を改善するため、長年WHOと協力してきた。新しいがん症例が増大し、1400万以上の新しい症例が毎年世界で診断されている( (リンク ») )ことから、がんを防止するだけでなく、がんにかかった人たちが、どこに住んでいようが、どのような経済状態であれ、最適の治療とケアを受けることを保証されるための世界的な共同努力が進められている」と語った。
2017年WHOがん決議(2017 WHO Cancer Resolution)は、国家的ながん対策計画、質の高いがん登録、がん研究増大、臨床実践ガイドライン、時宜に適した薬剤投与、医療機器、苦痛緩和治療とともに十分訓練されたがん治療要員を提唱している。チャルディエーロ会長は「ESMOはこれらすべての分野で活動的であり、質の高い情報、リソース、がん専門家への最高の教育を提供することにコミットしている」と語った。
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ソース:European Society for Medical Oncology (ESMO)
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