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【上海(中国)2017年6月13日新華社=共同通信JBN】美的(Midea)は今年4月、オーストリアに同社の欧州研究開発センターを発足させた。同時に、新興技術センターが米国のシリコンバレーに開設され、稼働を開始した。
美的グループは現在、世界各地に17カ所の研究開発センターと60カ所以上の支社を有しており、世界8カ国に1万人のリサーチャー、300人の外国人専門家を配置している。美的中国における大手グローバル情報通信技術(ICT)ソリューションのプロバイダーで世界各地に36カ所の統合イノベーションセンターを設置しているファーウェイ(Huawei、華為技術)と同様、美的もこの分野で主導的立場をとる中国の代表的ブランドになってきた。
美的グループはグローバル化戦略に沿って、世界中から科学、技術分野におけるトップクラスの人材の採用ペースを加速している。同グループは2016年にスタートした「Midea Star」プログラムによって、年間100万元を超える給与パッケージの提供、3年以内の迅速な昇進施策の励行など魅力的な提案で世界ランク上位100の大学から優秀な人材、特に人工知能分野の専門家をリクルートしている。
広東省仏山市にある美的のグローバル・イノベーション・センターは、同社のグローバルな知的リソースにより世界の製造企業の間で科学・技術革新の新しいハイランドになっている。この巨大な研究開発基地にはこれまでに300億元が投じられて、26万平方メートルの敷地があり、独立した研究開発やイノベーションのために1万人以上が利用している。ここでは人工知能、素材、コーティング、水処理、サービスロボット、スマートホーム、栄養学とヘルスケアなど最先端の分野で、大きな市場価値の可能性を持つ画期的な成果をあげている。
統計によると、美的は過去5年間で研究開発に200億元を投資しており、トムソン・ロイターのリポートでは家電イノベーション分野で第1位にランクしている。美的の2016年海外における総売上高は640億1000万元となっており、これは総売上高の43.5%を占め前年比29.53%増を記録している。
美的グループの副社長で最高技術責任者(CTO)兼Midea Corporate Research Center社長のフー・ジキアン博士は「美的は第一級の研究開発チームとともに世界クラスの技術製造企業を構築し、5年で総合的に先進的製品をつくることにコミットする」と語る。
ソース:Midea Group
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