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【マクレーン(米バージニア州)2017年9月6日PR Newswire=共同通信JBN】
*国連総会、気候週間を前にして、壊れた世界経済のエンジン-サプライチェーン-を修理するため、転換的で産業間共通の協力が必要、とグラント・リードCEOはみている
*国連の持続可能な開発目標とパリ協定を果たすには、焦点を拡大し、直接的作業をはるかに超えた社会・環境影響を含まなければならない、と言明
*おりからマースは「Sustainable in a Generation Plan」を立ち上げ、気候変動、サプライチェーンの貧困、資源不足など喫緊の脅威に対処するため、今後2、3年に約10億ドルを投資する
*世界有数のアイコニックブランドM&M'Sは、重要な持続可能問題への消費者参加を強化
マース(Mars)のグラント・F・リード最高経営責任者(CEO)は6日、業界は地球とその住民が直面する喫緊の脅威に対処するため、「転換的変革」を導く必要があると語った。
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今月の国連総会とニューヨークの気候週間を控えて、リード氏は業界の責任がかつてないほど大きくなっていると指摘し、「われわれがパリで合意した目標、国連の持続可能な開発目標の達成に寄与するためには、大幅変革がなければならない。多くの国はより持続可能になろうと努めているが、現在の進展レベルは全く足りていない」と語った。
「マースは4世代にわたって事業を展開しており、今後4世代もそれを継続するつもりである。われわれが別のやり方をすれば、確実に地球が健全になり、われわれが関与するサプライチェーンの全住民が繁栄するチャンスに恵まれる。世界経済のエンジン-サプライチェーン-が壊れているため、われわれは協力しなくてはならず、それを修理するには転換的で産業間共通の協力が必要である」
リード氏は、たとえば温室効果ガス対処については、マースを含む多くの企業が自社の直接的作業の影響面でかなり進歩したものの、広範なサプライチェーンでは十分進展していない、と述べた。また、世界サプライチェーンの貧困と人権に取り組む努力は善意によるものだが、まだ満足できる進展を生み出していない、と付け加えた。
「データとコネクティビティーは毎年、われわれの影響をよりスマートにするのに役に立っている。今日、気候科学は明白であり、われわれのサプライチェーンの環境・社会課題をかつてないほどよく理解している。この知識によって、より思い切った介入が必要なことははっきりしており、いまや証拠を突きつけられた業界が役割と責任を見直す時である」
マースは6日、これらの課題対応の一環として「Sustainable in a Generation Plan」を発表した。この計画は、一連の科学が実証した遠大な目標と熱望、広範なサプライチェーン全体への効果を促す決意を含んでいる。マースは進展を加速するため、Sustainable in a Generation Planに約10億ドルを投資する。この計画は、国連の持続可能な開発目標が定めた世界最大級の問題の一部にマースが変化を及ぼし得る分野に焦点を当てている。Sustainable in a Generation Planは、以下のような相互に関連する3項目の熱望を概説している。
*「健全な地球(Healthy Planet)」
科学的証拠に沿って環境影響を軽減することは、地球の健全性保全に必要であるとの熱望を持って、気候行動、水管理、土地管理に集中する。たとえば、マースはバリューチェーン全体の温室効果ガス(GHG)を2050年までに67%削減する目標を発表した。従来の業務のGHG削減目標を大幅に拡大するものである
*「繁栄する人々(Thriving People)」
バリューチェーンの100万人が繁栄するように、その労働生活を大幅改善する熱望を持って、所得増大、人権尊重、女性の機会解放に集中する。たとえば「家族計画向けの生計資金(Livelihoods Fund for Family Farming)」を新設して、広範なサプライチェーンの持続可能性と貧困削減を助長し、協調的な“シンクドゥ・タンク(think-do tank)”の「農家収入研究所(Farmer Income Lab)」を開設して、小作農の貧困根絶に必要な“失われた知見”の育成に集中する
*「培う幸福(Nourishing Wellbeing)」
数十億人と彼らのペットをより健康、幸福にするやり方で、科学、革新、マーケティングを進展させる熱望を持つ。これは、食品の安全およびセキュリティー、製品および材料の革新、責任あるマーケティングをめぐる現在の努力を継続するものである
リード氏は「この計画は、より良いことを実行するだけでなく、必要とされることを行うためのものでもある。われわれがこれを行うのは、正しいことだからであるが、また良いビジネスだからでもある。サプライチェーンの人々にとって相互利益を生み出し、われわれの環境に対する影響を軽減することは、健全なビジネス上の選択である。われわれは、消費者がこれら諸問題への不安をますます募らせているとの認識も持っている」と語った。
マースは国連総会で、世界最大のブランドの1つであるM&M'sを通じ、消費者をこのトピックに巻き込む計画を明らかにする予定である。新しいキャンペーンは、マースの消費者との広範なつながりを活用して、再生可能エネルギーの力を支持し、気候変動に対処するための活動の必要性を強調する。マースは、米国のすべてのM&M's製造に必要な電力を相殺するのに十分な風力発電を購入する。再生可能エネルギーはマースのSustainable in a Generation Planにおいても重要な役割を果たしており、主要市場(米国と英国)は既に消費電力の100%の発電にこれを使用しており、2018年にはさらに多くの市場が続くとみられる。
リード氏は「当社は、われわれの愛するM&M'sブランドを通じてこの重要なテーマに関し消費者に刺激を与え、再生可能エネルギーに関する魅力を浮き彫りにすることができる。再生可能エネルギーは、われわれが気候変動に取り組み国連の持続可能な開発目標を達成するために役立つ解決策の1つである」と述べた。
マースには、気候変動に取り組むための統一されたグローバルフロントの創出を含め、他の人々と持続可能性に取り組んできた歴史がある。当社は、マラケシュで開かれた気候変動枠組条約第22回締約国会議(COP22)で、世界の指導者にパリ協定の締結を促す書簡に署名し、昨年はスコットランド高地にMoy風力発電所を建設し、自社の英国事業での消費に相当する再生可能電力を発電した。
マースの最高持続性・ヘルス・福祉責任者(Chief Sustainability and Health and Wellbeing Officer)であるバリー・パーキン氏は「われわれが頼りにしている地球、人々、そしてコミュニティーが健全で繁栄しなければ、われわれは成長し繁栄することができないことを知っている」と語った。
同氏は「より良いことをするだけでなく、正しいことをすることは、当社の新しい計画の中核であり、拡大したサプライチェーン全体でボーダーを押し広げ、大きな望みを拡大することである。われわれがそのような行動をとり、他の人たちが加われることによってのみ、最大の影響を与える」と述べた。
マースのSustainable in a Generation Planに関する詳細はwww.SustainableInAGeneration.com を参照。
▽マース・インコーポレイテッド(Mars, Incorporated)について
マース・インコーポレイテッドは1世紀余りの歴史を持つ株式非公開の家族経営企業であり、人々やペット用の様々な製品を製造し、サービスを提供している。売上高が約350億ドルの同社は、M&M's(R)、スニッカーズ(R)、TWIX(R)、MILKY WAY(R)、DOVE(R), ペディグリー(R)、ロイヤルカナン(R)、ウィスカス(R)、EXTRA(R)、ORBIT(R)、5(TM)、SKITTLES(R)、UNCLE BEN'S(R)、MARS DRINKS、COCOAVIA(R)といういくつかの世界的に最も愛されているブランドを製造する世界的ビジネスである。マースはまた、BANFIELD(R)Pet Hospitalsを含む獣医療サービスを提供している。マサチューセッツ州マクレーンに本拠を置くマースは80カ国以上で事業を展開している。8万5000人超の従業員はマースの5原則 - 品質、責任、相互利益、効率、自由 - を実践することにより、すべてのパートナーに向け価値を創造し、毎日誇りに思う成長をもたらしている。
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ソース:Mars, Incorporated
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