ビル、メリンダ・ゲイツ両氏が新世代リーダーを貧困・疾病対策に巻き込む「ゴールキーパー」イベントを主催

ビル&メリンダ・ゲイツ財団(Bill & Melinda Gates Foundation)

From: 共同通信PRワイヤー

2017-09-21 17:20

ビル、メリンダ・ゲイツ両氏が新世代リーダーを貧困・疾病対策に巻き込む「ゴールキーパー」イベントを主催

AsiaNet 70193 (1455)

【ニューヨーク2017年9月21日PR Newswire=共同通信JBN】
*カナダのトルドー首相、米国のオバマ前大統領はじめビジネス、テクノロジー、メディア、エンターテインメント界のリーダーが「グローバル・ゴールズ」に向けた進展加速を支援

カナダのジャスティン・トルドー首相、米国のバラク・オバマ前大統領、ヨルダンのラーニア・アル=アブドゥラー王妃、国連事務総長の特別提唱者マキシマ・オランダ王妃、ノーベル賞受賞者レイマ・ボウイ氏、マララ・ユスフザイさんは21日、ビル・ゲイツ、メリンダ・ゲイツ両氏とともに第1回ゴールキーパー(Goalkeepers)イベントに出席し、より繁栄し健康で公正な未来に向けた世界の進歩に脚光を当てて道筋を描き出した。

トルドー首相は「持続可能な開発目標(SDGs)は必要不可欠であると同時に野心的なものである。女性の権利のために立ち上がり、女性の声に確実に耳を傾け、女性を抑圧する固定概念を打ち破ることができるかどうかは、われわれ全員にかかっている。平等を実現する最善策は、世界の女性を直接サポートすることである。男女の平等に向かって、われわれが自分たちを追い込めば追い込むほど、SDGsを早く達成できる。それだけのことである。より公正で持続可能な世界は、われわれの手が届くところにあるが、それは女性が主導的な役割を果たす場合のことである」と語った。

オバマ前大統領は「われわれの挑戦は本物である。それらを解決するには時間がかかる。しかし、われわれ一人一人が違いを生み出すことができるし、全員が試みなければならない。私はそう信じているし、『ゴールキーパー』が信じていることである。われわれが前進し続ければ、世界は今後数年でさらに進歩するだろう」と語った。

国連総会に合わせて開催されたこのイベントは、前向きの進展に注目する機会を提供した。
ここ数カ月、国際ニュースのトップを占めてきた否定的な物語とは対極にある。女性と少女、目的に導かれたテクノロジー、世界の健康をテーマとする討論を通じて、各スピーカーは貧困と児童の死亡を減少させる大胆なリーダーシップと革新的なソリューションのストーリーを提示した。

ビル&メリンダ・ゲイツ財団(Bill & Melinda Gates Foundation)の共同議長であるメリンダ・ゲイツ氏は「過去20年の貧困と疾病に対する目覚ましい進歩は、われわれの生涯で最も重要なストーリーの1つである。本日、ストーリーをシェアしたリーダーやヒーローは、進歩は可能だが必然的なものでもないということに気付かせてくれた。効果的なリーダーシップと揺るぎない焦点が必要である。われわれ全員にグローバル・ゴールズ(Global Goals)達成で果たすべき役割がある」と話した。

このイベントは生のストーリーテリング、データの可視化、新しい映画、出演者や世界の保健専門家、日常的な英雄による創造性の展示で、2030年までに極度の貧困と不平等を撲滅し、気候変動と闘う野心的で持続可能な開発目標(グローバル・ゴールズ)の達成を支援するよう新世代のリーダーを鼓舞することを目指している。

ビル&メリンダ・ゲイツ財団のビル・ゲイツ共同議長は「われわれは世界的な発展の歴史で決定的な瞬間を迎えている。われわれが団結して解決策を示して物事を成し遂げることができるか、人類の苦悩と不平等に背を向けるか。人々が、われわれが既に実現した進歩を知れば、彼らは仕事を仕上げたいと動機づけられると私は思う」と語った。

イベントの間に数件の発表があり、グローバル・ゴールズ達成を目指す各分野の国際的なコミットメントが告知された。途上国の女性と児童の健康をサポートするプラットフォーム、グローバル・ファイナンシング・ファシリティ(GFF)に対するゲイツ財団の新たな寄付2億ドルに加えて、以下のような多分野の「アクセラレーター」4件が発表された。

*女性運動
カナダ、オランダ両国政府、EdelGive Foundation代表のビドゥヤ・シャー氏、William and Flora Hewlett Foundation、米国の大手旅行ウェブサイトThe Points Guy、Glamour誌、ビル&メリンダ・ゲイツ財団が協力して、地方の草の根女性組織、女性運動をサポートする。これらは世界的に主要な男女平等キャンペーンでありながら、まだ知られておらず、資金が不足している

*地域のヘルスワーカー
オンライン・プラットフォームを通じて地域ヘルスワーカーの発展と拡充をサポートする多様な人材の組み合わせである。Last Mile Healthが主導するこのアクセラレーターは以下に支えられている。
TED、edX、HarvardX、Aspen Management Partners for Health、Child Relief International、Financing Alliance for Health、Global Health Alliance、Hope through Health、Living Goods、Lwala Community Alliance、Margaret A. Cargill Philanthropies、Possible Health、Project Muso、The END Fund、UBS Optimus Foundation、国連健康特使、VillageReach、リベリア政府

*デジタル金融包摂
Alliance for Financial Inclusion、Better than Cash Alliance、GSMA、ユニリーバ、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が協力し、新テクノロジーと革新的な政策手法を通じて、現金からデジタル決済への移行を推進する。彼らの任務は、基本的な金融サービスとそれが提供する経済的利益を利用しにくい推計20億人を含む世界最貧の人々のデジタル金融サービス利用拡大を助けることである

*児童の栄養不良
Children's Investment Fund Foundationが創設したプラットフォーム、Power of Nutrition( (リンク ») )、英国の国際開発省、UBS Optimus Foundation、ユニセフ、世界銀行が影響力の大きい栄養療法を施す児童数百万人を少なくとも4倍にするため、新投資家からの献金を増やす。パートナーはComic Relief、Margaret A. Cargill  Philanthropies、Medicor Foundation、Nutrition International、Tata Trustsなどである。このプログラムの投資はすでにエチオピア、リベリア、タンザニアでなされており、Power of Nutritionは現在、ベニン、コートジボアール、インド、マダガスカルへの投資を計画している

2017年ゴールキーパーに先立つ9月19日、メリンダ・ゲイツ氏とアミナ・モハメド国連副事務総長の共催でゴールキーパー・グローバル・ゴールズ賞(Goalkeepers Global Goals Awards)表彰のディナーが行われた。このイベントは、人々の生活に前向きの影響を示し、SDGsに向けた進歩を加速するようほかの人々を刺激した優秀な活動家を顕彰した。

グローバル・ゴールズ賞の受賞者は以下の通り。

*ローラ・ウロア氏(コロンビア)-ヤングリーダー賞
*フェリックス・マニョゴテ氏(タンザニア)-誰も置き忘れない賞
*マリエム・ジャメ氏(セネガル/英国)-イノベーション賞
*ベルナール・クリバリ氏(マリ)-飢えずに健康賞
*エレン・サーリーフ大統領(リベリア)-グローバル・ゴールキーパー推薦賞
*リア・シャルマ氏(インド)-リーダーシップ賞

これらのイベントは、先週の新年次報告「Goalkeepers: The Stories Behind the Data(ゴールキーパー:データの背景の物語)( (リンク ») )発表に続くものである。報告は、ビル、メリンダ・ゲイツ両氏がワシントン大学の衛生基準・評価研究所(IHME)のデータ・プロジェクションを使ってまとめたもので、児童・妊婦の死亡、HIV/AIDS、成長阻害、家族計画、金融サービス利用などグローバル・ゴールズの18指標によって、将来の善悪のシナリオを予測している。

▽ビル&メリンダ・ゲイツ財団について
ビル&メリンダ・ゲイツ財団(Bill & Melinda Gates Foundation)は、あらゆる人生には等しい価値があるという信念に導かれて、すべての人が健康で豊かな人生を送るのを支援するために活動している。発展途上国においては、人々の健康向上と飢餓と極貧から脱出する機会の提供に注力している。米国においては、すべての人々、特にほとんど支援を受けていない人々が学校や人生の成功に必要な機会へのアクセスを確保できるようにすることを目指している。米ワシントン州シアトルに本部を置く財団は、ビル、メリンダ・ゲイツ夫妻とウォーレン・バフェット氏の指揮の下、スー・デズモンドヘルマン最高経営責任者(CEO)とウィリアム・H・ゲイツ・シニア共同議長が運営している。

▽ゴールキーパーについて
ゴールキーパー(Goalkeepers)は、持続可能な開発目標(グローバル・ゴールズ)に向けた進歩加速に専念する財団初の年次報告および国際イベントである。目標の背景にある物語とデータを共有することによって、新世代の指導者、ゴールキーパーにインスピレーションを与えるよう期待する。ゴールキーパーは進歩の意識を高め、彼らの指導者に責任を果たさせ、目標を達成する行動を働きかける。

▽グローバル・ゴールズについて
2015年9月25日、ニューヨークの国連本部で、世界の指導者193人は17項目の持続可能な開発目標(グローバル・ゴールズ、Global Goals)にコミットした。これは今後15年に、極度の貧困撲滅、不平等・不公正との闘い、気候変動対策という重点3分野で達成するとした野心的な諸目標である。

ゴールキーパーの共同クリエーターであるProject Everyoneは、意識を改革し、リーダーに責任を課し、行動を促進することを通じて、グローバル・ゴールズの達成を支援するという熱望を持って、脚本家、映画監督でSDG支持者のリチャード・カーティス氏が創設した。詳細はwww.project-everyone.orgを参照。

以下のProject Everyone Global Goals Awardsパートナーに感謝する。
Caterpillar Foundation、ピアソン、国連児童基金(ユニセフ)、ユニリーバ、世界経済フォーラム(WEF)、世界食糧計画(WFP)

▽報道関係問い合わせ先
media@gatesfoundation.org

ソース:Bill & Melinda Gates Foundation

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