多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻は、織物を専門に学ぶ3年生22名と地元八王子で高い技術力をもった機(はた)屋5社との協働により、「TOKYO」をテーマとして各機屋の特色を活かした新しい織物の開発に取り組んだ。その産学共同研究の成果発表として、1日30日(火)から2月3日(土)まで表参道にあるGallery 5610において「WRAP 八王子織物プロジェクト2017」展を開催する。
多摩美術大学 生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻は「社会におけるテキスタイルの役割を考え、産学官や国際社会との共同プロジェクトなどを通して実践的に学ぶ」ことを理念の一つとして、さまざまなプロジェクトを推進している。
同大学が所在する八王子市は、歴史ある日本の織物産地として知られる。養蚕や織物が盛んであったことを表し桑都と呼ばれ、その歴史は長く400年を誇り、繊維に関連する企業が集まり、ネクタイやストールなどの製品を生み出してきた。
こうした背景を踏まえ、2014年から八王子織物工業組合と同専攻による共同研究をスタートさせた。初年度は国内生産の大きなシェアを占めるネクタイをテーマに、デザインの提案から製品化、さらに直営ショップで販売する活動を行ってきた。また昨年度は、八王子織物のさらなる活性化を目指し、機屋と学生がチームとなり、さまざまな発想で生地と製品のデザイン制作を行っている。
今年度は、織物デザインを専攻している学部3年生22名と、地元八王子市にある高い技術力をもった機屋*5社が協働して「TOKYO」をテーマに学生がデザインし、各機屋の特色を活かした新しい織物の開発に取り組んだ。本展覧会では、それらの織物を活かした服・クッションなどのプロダクトやインスタレーション作品を発表する。2月2日(金)16:30からは学生と機屋が制作プロセスや取り組みについて語るトークセッションも行われる。
*機(はた)屋=織物を製造する工場。またそれを職業としている人。
【開催概要】
会期:2018年1日30日(火)~2月3日(土)11:00-18:00
※トークセッション+パーティー 2月2日(金)16:30-19:00
会場:Gallery 5610
東京都港区南青山5-6-10 5610番館
プロジェクトメンバー一覧
・栄和織物株式会社(中山謙二)×東京パズル(足利蓮、大渕奏恵、佐藤真衣、鈴木千尋)
・岡村織物(岡村秀基)×SOU(秋山汐里、奥村詩乃、山本梨乃、渡邉くるみ)
・有限会社澤井織物工場(澤井伸)×カラフルピープル(石田百合香、佐野光、徳永萌、所知沙、山中楓子)
・設楽織物有限会社(石澤美佐子)×PEEK - A - BOO(石井由美夏、梅原香奈子、下川奈月、中西珠己)
・田口織物工場(田口造治)×Line(尾崎祐美、小林紗子、柴田すみれ、中村早良、森さつき)
問い合わせ先:
多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイルデザイン研究室(仲澤)
電話:042-679-5625
E-mail:tx@tamabi.ac.jp
URL: (リンク »)
主催:多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイルデザイン研究室
八王子織物工業組合(URL: (リンク ») )
【リリース発信元】 大学プレスセンター (リンク »)
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