京都産業大学
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総合生命科学部の遠藤斗志也 教授と河野慎 研究員らの研究グループは、小胞体-ミトコンドリア間のコンタクト部位をつくるERMES複合体の構成因子Mdm12の立体構造を解明しました。さらに、Mdm12ともう一つの構成因子Mmm1の複合体(Mmm1-Mdm12)が脂質輸送において重要な役割を果たし、脂質が水に触れることなく小胞体膜からミトコンドリアの外膜へと輸送する仕組みを明らかにしました。
(米国科学誌『Journal of Cell Biology』に掲載)
総合生命科学部の遠藤斗志也 教授と河野慎 研究員らの研究グループは、小胞体-ミトコンドリア間のコンタクト部位をつくるERMES複合体の構成因子Mdm12の立体構造を解明しました。さらに、Mdm12ともう一つの構成因子Mmm1の複合体(Mmm1-Mdm12)が脂質輸送において重要な役割を果たし、脂質が水に触れることなく小胞体膜からミトコンドリアの外膜へと輸送する仕組みを明らかにしました。
この研究成果は、12月26日付けの米国科学誌『Journal of Cell Biology』に掲載されました。
本研究により、近年重要性が注目される異種オルガネラ間コンタクト部位を介する脂質輸送の分子機構解明への道が拓けました。さらには、 細胞内の各オルガネラ膜が正しい脂質組成に保たれる仕組みの理解、 リン脂質供給の異常により引き起こされる疾患の病因の理解や治療法開発への貢献が期待されます。
むすんで、うみだす。 上賀茂・神山 京都産業大学
【関連リンク】
小胞体とミトコンドリア間のコンタクト部位をつくるERMES複合体の構成因子の立体構造と脂質輸送メカニズムを解明
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タンパク質動態研究所
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