AltairとDesignTech Systems社が、インド政府のScience and Technology Parkと共同で研究拠点を設立へ

インドの製造業を志す学生に加え、製造業の学術機関、スタートアップ、中小企業を支援することを目的とした、研究・イノベーション・能力開発拠点を設立へ

アルテアエンジニアリング株式会社

2018-02-09 00:00

インド・プネ、2018年1月30日 - 米国に本社を置くAltair Engineering Inc.(NASDAQ: ALTR)は、インドのパートナー企業DesignTech Systems社およびインド科学技術省(DST)の支援を受けているScience and Technology Parkと共同で、インド政府の“スキル・インド”プログラムの推進を支援する取り組みを発表しました。この技術力向上プログラムは、同国の多くの若者に実用的な製品設計スキルトレーニングの機会を提供し、生活水準の向上につなげることを狙います。研究・イノベーション・能力開発を目的としたエンジニアリング研究拠点(CoE)の設立合意は、大勢の学生に加え、学術研究機関や製造業全体の発展に大きなメリットをもたらすことが期待されます。

研究拠点を共同で設立することについて、インド・プネのScience and Technology ParkのPresidentを務めるDilip Band氏は、「新設予定の研究拠点は、学生が職業訓練で身につけるエンジニアリングスキルの質と企業が求めるスキルレベルの差を埋めることを目的とした、インド政府の現在の取り組みを補完できます。学生が実践的なスキルを習得することは、より高収入の仕事を獲得するうえで有利に働きます。産業界としても雇用候補者の再教育の手間が省け、業務効率の向上につながります。この度の共同の取り組みがすべての人々のメリットになることを期待しています」と述べています。

Science and Technology ParkのDirector General兼CEOを務めるRajendra Jagdale博士は、「この研究拠点は、設計業界のスタートアップの追い風になるでしょう。当パークは、Rayat Shikshan SansthaやVidya Pratishthan Baramati、アウランガーバードのDeogiri、プネのChhatrapati Shahuをはじめ、マハーラーシュトラ州などの複数の有名教育機関と共同で、様々な研究拠点を設立しています」と付け加えました。

Science and Technology ParkのVice Presidentを務めるPratap Pawar氏は、「この度の取り組みは若者に高度な技能を習得させる上で大きな役割を果たし、スムーズな就職や起業を支援できるでしょう。高度な技能を持つ人材は、マハーラーシュトラ州の産業界にとって大きな力になると思います」と述べています。

このエンジニアリング研究拠点には、以下のラボが設置される予定です。

1. 製品設計ラボ
2. 積層造形ラボ
3. 設計検証ラボ
4. 製造評価ラボ
5. 流体・熱ラボ
6. IoT通信ラボ
7. IoT信号処理・通信ラボ
8. IoT制御システム・メカトロニクスラボ

Altair IndiaのVice President South Asia兼Managing Directorを務めるPavan Kumarは、「プネのScience and Technology Parkと協力することができ嬉しく思います。この度の取り組みは、テクノロジーソリューションやリソースを活用し、学術機関での学習内容と企業での必要スキルとの隔たりを減らすことが目的です。学部生や大学院生を即戦力として訓練するとともに、若きエンジニアである彼らの起業家精神を育てることを目指します。Altairは実際の業務で培った知見やスキルを活かして、エンジニア養成プログラムを多数提供していきます」と述べています。

この度の共同事業について、DesignTech Systems社のChairman兼Managing DirectorのVikas Khanvelkar氏は、「昨今のグローバル化社会では、テクノロジーが時代を牽引し、新しい製品設計やイノベーションが次々と生まれています。こうしたなかで当社とAltair Engineeringは、研究・イノベーション・能力開発のためのAltair研究拠点の設立を提案しました。若年層の就職率向上を視野に入れながら、学生が設計やエンジニアリング分野のベストプラクティスに触れる機会を増やすことに注力していきます。この研究拠点では、零細中小企業省(MSME)の基準で中小企業に分類されている中小メーカーに対し、エンジニアリングコンサルティングを提供することも可能です」と述べています。

Altairは、産業向けの製品やサービスで蓄積した経験を活かして技術教育機関を支援する、グローバルスキル&イノベーション開発イニシアチブの下で、教育・研究に関連した様々な取り組みをサポートしています。これらイニシアチブの詳細については、 (リンク ») をご覧ください。

用語解説

Science and Technology Parkについて
インド・プネのサビトリバイ・プーレ・プネ大学構内にあるScience and Technology Parkは、1986年に設立されたScience and Technology Entrepreneurs(STEP)の1つで、インド政府科学技術省(DST)の国立科学技術起業開発委員会(NSTEDB)の支援を受けた、非営利のトラスト&協会です。起業家精神の養成、技術開発、ハイテクスタートアップのインキュベーションを通じて、テクノプレナーを育成しています。また、知的財産・技術管理および企業委託研究を行い、政府や産業界の開発プロジェクトに技術的な知見を提供しています。詳細については、 (リンク ») をご覧ください。

Altairについて(Nasdaq:ALTR)
1985年に設立されたAltairは、ビジネスパフォーマンスの改善のために、設計、プロセス、意思決定を統合かつ最適化するシミュレーション技術の開発と様々な分野への適応に注力しています。 2,000人を超える従業員を擁するAltairは、米国ミシガン州トロイに本拠を置き、24ヵ国に69以上のオフィスを構えています。 顧客は多種多様な業種にわたり、その数は5000社以上にも及んでいます。 詳細については、www.altairjp.co.jpをご覧ください。

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