Clean Electricity Generation: 提携によりバイオ燃料が身近に

CEG (Clean Electricity Generation)

From: 共同通信PRワイヤー

2018-04-18 15:39

Clean Electricity Generation: 提携によりバイオ燃料が身近に

AsiaNet 73081

アムステルダム、2018年4月18日/PRニュースワイヤー/ --

発電と暖房の代替燃料、バイオコール
国際的な企業の提携により、バイオコールを商業規模で生産する施設の建設が世界中の複数のサイトで開始されます。バイオコールは世界中の発電所や暖房設備で持続可能な燃料として使用できるため、気候変動の緩和を後押しします。

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再生可能エネルギーネットワーク(REN21)によると、世界的な電力消費に使用されるあらゆる資源のうち、19.3 %が再生可能エネルギーであり、その約3/4はバイオマスから生成されています。バイオコールの生産には、現在、とりわけ木材処理産業、持続可能な林業および緑化事業から出る木材の残余廃棄物が主に使用されています。バイオコールを使用することで化石炭素の排出が大幅に削減され、バイオマスの使用が増加します。これは必要とされるエネルギー転換において大きな役割を担っています。バイオコールを使用することで、石炭燃料の発電所を大きな改装をしなくても使用し続けることが可能になります。

この提携はClean Electricity Generation (CEG)とStorkが主導しています。Fluorの企業であるStorkが新たな生産施設を建築・維持する予定です。

バイオコールの最初の生産工場はエストニアに建築される予定です。CEGとStork は現在、フロントエンドのエンジニアリングと設備の設計に取り組んでいます。建設は本年度の第3四半期に開始します。それに平行して、フィンランドおよび北米を中心とした欧州外での建設にも継続して取り組んでいます。同社は、バイオコールの商業規模で生産できる設備の開発に成功しており、バイオコールを化石・石炭に代わる実現可能で持続可能な代替燃料にしています。CEGはすでにイギリスのダービーに生産施設を有し、高品質のバイオコールを生産しています。エストニアに建築する新たな工場はこの5倍の規模になります。

この提携に参加する企業は、他にも生産設備に必須の部品を供給するCarrier、投資会社のMomentum Capital、CEGの主な株主などが含まれます。さらに国際的な大手電力会社も参加希望を表明しています。

バイオマスの持続可能な残渣流はトレファクションと呼ばれる技術によってバイオ燃料に変換されます。この技術により、バイオマスは調質熱処理を経て持続可能な石炭へと変換されます。これによりエネルギー密度の高いバイオ燃料を比較的安価で生産できます。パレット状のバイオコールは従来の石炭燃料の発電所だけではなく、産業用の加熱処理、ビルまたは都市区画の暖房プロジェクトにも使用できます。石炭燃焼と比較して、バイオコール1トンあたり2.5トンのCO2を削減します。さらに、従来の持続可能な代替燃料に比べてエネルギー価が高く、保管や輸送にかかる費用も抑えられます。バイオコールの生産時に、施設ではグリーン電力と熱も生成されます。

国際エネルギー機関(IEA)は、トレファクションについて、数年前は投資額が高く、開発に時間がかかりすぎると結論付けたものの、有望な技術として挙げています。現在、IEAはトレファイド・バイオマスを保管、輸送および処理において最も安価でリスクの低いバイオマスであり、世界的な商品として最良の形態と言っています。この提携によりトレファクション技術の進歩はさらに後押しされます。CEGのCEOを務めるErik Huis氏は、「私たちは、この技術の商業規模での利用を管理し、その知的財産権を有する唯一の団体です。そして今、パートナーと共に、バイオコールを世界的な標準にするという最後のハードルに挑みます。これによりバイオコールが持続可能なバルク商品となる道筋が開かれ、誰もが利用できるようになります。世界中の巨大エネルギー企業が私たちの歩みを注意して追随し、私たちのプロセスに並ぼうとするでしょう。なぜならこれは、彼らの保有する化石燃料処理チェーン全体で使用できる持続可能な代替燃料だからです」と、言います。同氏はさらに、「現在の発注量および今後の発注量を処理するには合計の3億5千万ユーロの投資が必要です」と付け加えました。

CEG の投資会社であるMomentum CapitalのCEOを務めるMartijn van Rheenen氏もこの提携を歓迎しています。彼は、「この提携により、当社は、実証済みの技術に基づくエネルギーの転換と当社の投資家の皆様への価値の創出という2つのユニークな組み合わせによる貢献が可能となりました。したがって、当社の産業資産ポートフォリオにおける生産設備は、産業界およびプロの機関投資家の両方が投資価値および長期的なキャッシュフローを求めて購入しています。」と、述べています。

CEGについて

CEGはエネルギーに革新をもたらす企業です。CEGはバイオマスをトレファクション技術によって処理し、持続可能なエネルギーを生成するソリューションを作成し、実現しています。持続不可能でコストの高い資源に代わるクリーンで環境への害が少ない持続可能な手段を使用しています。

CEG独自のトレファクション・リアクタはバイオマスをバイオ炭、バイオ炭ダスト、バイオコール・パレットおよび木酢など、さまざまな製品に変換します。CEGのバイオコールは、これまでの化石・石炭の燃焼に代わる持続可能な代替燃料として、従来の発電所のボイラーで燃焼できます。CEGのトレファクション処理のさらなるメリット、合成ガスの生成です。生成された合成ガスは合成ガス発電所で使用でき、グリーン電力を直接供給します。

CEGはオランダを拠点とするMomentum Capital(95%)とボストンを拠点とするTransformative Energy and Materials Capital (TEM Capital)(5%)の大手金融企業によるジョイントベンチャーです。詳しくは、 (リンク ») をご覧ください。


ソース: CEG (Clean Electricity Generation)


(日本語リリース:クライアント提供)

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