Zerto IT Resilience Platform
デジタルトランスフォーメーションを推進することにより、組織はテクノロジの力を生かして効率性を高め、新たなエクスペリエンスを創造し、結果として競争に打ち克つことが可能になります。このようなトランスフォーメーションはITをさらに複雑化し、データセキュリティやプロテクションに対するニーズを高めています。ITレジリエンス(回復力)とは、新たなテクノロジにシームレスに順応し、ITトランスフォーメーションを推し進めると同時に、ダウンタイムのリスクを軽減し、「止まらないシステム」のビジネスおよび最善のカスタマーエクスペリエンスの実現を可能にする能力を指しています。
Zerto IT Resilience Platformは、Zertoの実績豊富な継続的データプロテクション(CDP)テクノロジがコアとして活用されており、バックアップ、ディザスタリカバリ、クラウドモビリティの各ソリューションが単一のシンプルかつスケーラブルなプラットフォームに統合されており、今日の課題解決を支援します。また、オーケストレーションとオートメーション機能も組み込まれており、組織は最新かつ革新的な環境を構築することができます。さらに、アナリティクスおよびコントロール機能により、マルチサイト、マルチクラウド環境全般を包括的に可視化し、ビジネスのSLAへの対応を可能にします。結果として、企業は今後複雑かつコスト効率の低いバックアップ、レプリケーション、オーケストレーション、マイグレーションなどの異なるツールが不要になります。
ZertoのCEO兼共同設立者であるZiv Kedemは次のようにコメントしています。「Zerto IT Resilience Platformは、企業が環境の変化やデータおよびアプリケーションの保護の進め方、並びにデジタル社会の「止まらないシステム」に対する要望への対応に根本的な変化をもたらします。IT部門に旧式のレガシーポイントソリューションを押し付けるのではなく、Zertoではこれまでの一貫したデータプロテクションとクラウドモビリティの提供経験を高度なバックアップ機能とともに、一元プラットフォームに集約しています。これはバックアップの方法を変える将来的に大いに期待できるソリューションであり、今がまさに適切なタイミングだと考えています。現在市場は集約の方向に向かっており、IT部門はITレジリエンスのニューノーマル(新状態)を受け入れる準備ができています。」
バックアップの今後の展望 – Zertoのビジョン
デジタルトランスフォーメーションにより、今後はスピード、パフォーマンスが重視され、ダウンタイム、データロス、そして中断のない環境が求められます。しかしながら、今日のバックアップテクノロジはこうした要望に応えていません。なぜなら現状にそぐわない定期的なバックアップに依存しているからです。Zertoはこれらの特定の要求に応え、レガシーテクノロジの複雑性を解決するためにビジョンを発表するに至りました。このビジョンの基盤となるのはZerto IT Resilience Platformであり、将来的なバックアップソリューションは以下の内容をベースとしています:
ITレジリエンスのコアとなる、ベストオブブリードのCDP(継続的データプロテクション)テクノロジを採用しています。
エラスティックジャーナルの新機能による一貫したジャーナルベースのプロテクションにより、数秒単位のRPO(目標復旧時点)を実現し、短期間から長期間にわたるデータの保持により、レガシーの定期的なバックアップが不要になります。
新たなデータプロテクションワークフローにより、オンプレミスおよびクラウドレポジトリにわたり、どの時点からでも自動でリカバリが可能になります。
IDCのリサーチディレクタであるPhil Goodwin氏は次のように述べています。「私たちの調査では、今日の『止まらないシステム』が必要な社会において、顧客やエンドユーザの期待は益々高まっていますが、一方でIT部門は著しく複雑な環境に対峙しています。こうした状況の中ITシステムのシンプル化への圧力が高まり、それでいて一貫した可用性、成長、そしてイノベーションも求められています。データプロテクションの市場は変動期にあり、Zertoのようなプロバイダは、従来のバックアップ方式を超えて、データおよびアプリケーションへの淀みないアクセスを可能にし、最先端のデジタルエコノミーを牽引しています。」
Zerto 7のプレビュー
Zerto 7は継続的データプロテクションの専門技術を土台に構築されており、Zerto IT Resilience Platformにバックアップ方法を刷新する新機能が追加される形になります。以下にZerto 7の主要機能を紹介します:
エラスティックジャーナルは、データプロテクションにおける新しいコンセプトであり、きめ細かいジャーナルテクノロジと長期間のレポジトリを組合せることで、リカバリポイントの継続的なストリームを可能にし、データ、ファイル、VMにわたり、7秒から7年の間のどの時点からでも検索とリカバリが可能になります。
オンプレミスまたはクラウドにわたり、インテリジェントなインデックス化および検索を可能にし、短期間および長期間にわたるデータ保持からのリカバリ機能を実現します。
データプロテクションワークフローにより、どの時点からでも自動リカバリが可能になり、短期間から長期間のデータ保持においてアプリケーションの一貫性を維持します。
Zerto 7ではまた、増分、合成および完全コピー機能を導入し、効率性の向上とストレージの削減を図っており、さらにスケールアウトアーキテクチャの機能拡張、および新たなオンプレミスおよびクラウドレポジトリのターゲットが追加される予定です。
以下に追加された新機能を紹介します:
Prescriptive Analytic(プリスクリプティヴアナリティクス)機能により、過去のパフォーマンスを分析することで最適な業績を判断し、新「What-if」機能の結果の「What」を予測します。
GUIと簡素化されたワークフローにより、ユーザーエクスペリエンスの向上とシンプル化を実現します。
TenCateのシニアシステムエンジニアのJayme Williams氏は、次のように語っています。「IT部門の関係者は、より良い、シンプルかつクラウドを効率的に活用したバックアップ方法を切望しており、Zertoは従来の考え方とは異なるまったく新しい方法を提示してくれています。Zertoの継続的データプロテクションにおける独自の方法は、私たちが模索している容易なバックアップの選択肢だけでなく、さらにディザスタリカバリおよび包括的なクラウドモビリティを加えて1つのプラットフォーム上で統合させており、これまでになかったソリューションになっています。バックアップ領域の従来のリーダーや新規プレイヤーのいずれもクラウドソリューションとうまく連携しておらず、仮想環境ではディザスタリカバリ機能に制約があり、我々が心待ちにしているZertoのプラットフォームのような総合パッケージを提供することはできません。」
本年のZertoCONは2018年5月21日-23日に開催され、以下の講演者より基調講演が行われました:
Nicholas Thompson氏(Wired Magazine 編集長)
John Morency氏(Gartner リサーチ担当バイスプレジデント)
Ziv Kedem(Zerto CEO兼設立者)
Rob Strechay(Zerto プロダクト担当シニアバイスプレジデント)
【Zertoについて】
Zertoは、ビジネス環境の変化およびクラウドの活用に伴うリスクと複雑性を排除することにより、お客様のITトランスフォーメーションの加速を支援しています。複数のレガシーソリューションを単一のITレジリエンス(回復力)プラットフォームにリプレースすることで、ディザスタリカバリ、データプロテクション、そしてクラウドの管理方法に変革をもたらします。エンタープライズ規模のスケーラビリティを備えたZertoのソフトウェアプラットフォームは、継続的な可用性により、「止まらない」カスタマーエクスペリエンスを提供し、ワークロードのモビリティ(移動性)をシンプル化することで、ハイブリッドおよびマルチクラウドにわたるアプリケーションの保護、リカバリ、そしてクラウド間の自由な移動を実現します。Zertoは世界中6,000以上のお客様に採用されており、Microsoft Azure、IBM Cloud、AWS、Sungard ASをはじめとする350以上のクラウドサービスプロバイダに対応したレジリエンスサービスを提供しています。詳細はwww.zerto.com/jp をご覧下さい。
【本プレスリリースに関するお問合せ】
Zerto Japan(ゼルトジャパン)
〒105-0022
東京都港区海岸1-2-3
汐留芝離宮ビルディング21F
Tel: 03-5403-5937
www.zerto.com/jp
salesjapan@zerto.com
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。