世界初!国際無線通信規格Wi-SUN FAN 開発者向け評価パッケージを数量限定で販売開始

株式会社日新システムズ

From: 共同通信PRワイヤー

2018-07-02 10:00

2018/07/02

株式会社日新システムズ/コアスタッフ株式会社

世界初!国際無線通信規格Wi-SUN FAN 開発者向け
評価パッケージを数量限定で販売開始

 株式会社日新システムズ(本社:京都市、代表取締役社長:竹内 嘉一)とコアスタッフ株式会社(本社:東京、代表取締役:戸澤 正紀)は共同で、国際無線通信規格Wi-SUN FAN開発者が、ネットワークの構築テストにおいて通信性能の評価を簡単にできるパッケージ商品を数量限定で販売します。
今回発売するWi-SUN FAN評価パッケージは、Wi-SUN FAN対応のプログラマブルなIoTゲートウェイに、Wi-SUN FANネットワークの構築テストで必要となる評価用管理ツールをセットにしたものです。
Wi-SUN FANを利用したセンサネットワークシステムの構築を検討されている方が、簡単にマルチホップメッシュネットワークの構築と通信性能の評価を行うことができます。

■背景
 Wi-SUN FAN(Field Area Network)は、920MHz帯で自営無線マルチホップメッシュネットワーク構築が可能な国際標準規格に準じた通信方式として注目を浴びています。京都大学 大学院情報学研究科原田博司研究室と株式会社日新システムズは共同で、Wi-SUNアライアンスが制定するWi-SUN FANシステムに準拠した通信用ミドルウェアの研究開発を行っています。さらにローム株式会社と共同することにより、通信モジュールの研究開発を行っています。この通信モジュールは試験機としての環境を提供してきましたが、一般ユーザが購入できるネットワーク構築や通信試験を行うパッケージ製品を販売していませんでした。

■Wi-SUN FAN評価パッケージについて
 本パッケージには、コアスタッフが提供するIoTゲートウェイ 「Wi-SUN FANアドオンモジュール搭載Armadillo-640(型番:CS-A640C/WSFAN-00)」5セットと、京都大学 大学院情報学研究科原田博司研究室と日新システムズが新たに開発した「評価用管理ツールソフトウェア」が含まれます。
CS-A640C/WSFAN-00は、株式会社アットマークテクノ製のLinuxボード「Armadillo-640」と、ローム株式会社製Wi-SUN FAN無線通信モジュールを組み合わせて実現したIoTゲートウェイです。

 「Wi-SUN FANアドオンモジュール搭載Armadillo-640」 は、それぞれWi-SUN FAN ネットワークを構成するボーダールータ、ルータ、リーフの各ノードとして動作可能で、これらを自由に組み合わせることで、メッシュネットワークを構築できます。また、構築したメッシュネットワーク上の各ノード間の電波状況や通信品質を測定することが可能な評価用管理ツールで、メッシュネットワークの実運用時の性能を、簡単に評価、測定することができます。

なお、Wi-SUN FANミドルウェアはWi-SUN FAN規格に準拠していますが、Wi-SUNアライアンスの認証を取得したものではありません。今後、Wi-SUNアライアンスが計画している認証プログラムが開始され次第、認証試験を実施し、認証取得する予定です。

パッケージ内容
1.評価用管理ツールソフトウェア × 1
Wi-SUN FANネットワークの性能評価、管理を行うためのWindows上で動作するアプリケーションソフトウェアです。
評価用管理ツールに搭載されている機能は以下の通りです。
 無線通信時の性能計測(スループット、パケットロスト率など)
 構築されているネットワークのトポロジー確認
 各ノードの情報収集、表示

【画像: (リンク ») 】
【画像: (リンク ») 】
画面イメージ


2.Wi-SUN FANアドオンモジュール搭載 Armadillo-640(型番:CS-A640C/WSFAN-00) × 5
ローム株式会社のBP35C4を採用したWi-SUN FAN対応無線モジュールをArmadillo-640に搭載したIoTゲートウェイです。

【画像: (リンク ») 】

 Armadillo-640は、計測・監視・制御機器などの産業機器の組込みプラットフォームとしてのご利用を想定した省電力CPUボードです。CPUクロック528MHz、メモリ(RAM)512MB、オンボードストレージとして4GBのeMMCを搭載し、標準OSとしてDebian GNU/LinuxをプリインストールしているためPCライクな開発が可能です。

 なお、本Wi-SUN FAN対応無線モジュールに搭載されているWi-SUN FANミドルウェアおよび評価用管理ツールソフトウェアの著作権その他の知的財産権は京都大学に帰属しています。

■販売体制、販売時期について
  販売開始時期:2018年9月上旬予定
  初回販売予定数量:20セット
  初回販売分予約受付:2018年7月5日より
  販売予定価格:30万円(税抜)

■今後の展開
 初回販売の評価パッケージご購入者から、評価用管理ツールの使い勝手や、Wi-SUN FAN ネットワークの性能評価、開発パッケージの利用のしやすさ  などのフィードバックを得たうえで、開発パッケージ量産版の一般販売を2018年内に開始する予定です。

■Wi-SUN FAN評価パッケージ  (リンク »)

■展示会出展のご案内
下記展示会にて、本パッケージを出展いたします。
Embedded Technology West 2018
会期日:2018年7月5日(木)~6日(金)
会場  :グランフロント大阪内 コングレコンベンションセンター
ブース№:H-01

■パートナーシップについて
本件に合わせ、ソフトウェア開発に豊富な実績を持つ株式会社日新システムズと、IoTゲートウェイ・CPUボードメーカーの株式会社アットマークテクノをグループに持ち、基板設計から筐体開発までハードウェア開発を実施するコアスタッフ株式会社がパートナーシップを締結し、ソフトウェア・ハードウェアのトータルソリューションをお客様に提供いたします。

以下、用語説明
■ Wi-SUN FAN (Field Area Network)
Wi-SUNアライアンスが制定するスマートメータリング、配電自動化を実現するスマートグリッドおよびインフラ管理、高度道路交通システム、スマート照明に代表されるスマートシティを無線で実現するためのセンサー、メーターに搭載するIPv6で多段中継(マルチホップ)可能な通信仕様。2016年5月16日にWi-SUN FANワーキンググループでバージョン1が制定。物理層部にIEEE 802.15.4g、データリンク層に IEEE 802.15.4/4e、アダプテーション層にIETF 6LowPANそしてネットワーク層部にIPv6、ICMPv6、トランスポート層にUDP、そして認証方式としてIEEE 802.1xを採用している。また製造ベンダー間の相互接続性を担保するための試験仕様等も提供されている。

■ Wi-SUN アライアンス
IEEE 802.15.4g 規格をベースにエネルギーマネージメント、防災、工場等の各種アプリケーションを実現するために他のオープンな国際標準規格と融合させ、製造メーカ間で相互接続可能な国際無線通信規格「Wi-SUN Profile」を制定する任意団体。現在会員企業は全世界に100 社以上。スマートメーターと宅内エネルギー管理システム(HEMS)との間の通信規格「Wi-SUN ECHONET」は全国の電力会社に採用。現在すでに当該仕様が搭載されているスマートメーターは1,000万台以上出荷。今後は東京電力管内で2,000万台以上出荷される予定。
詳細は (リンク ») を参照。

※その他、本資料に掲載する会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。


■日新システムズについて
 日新電機株式会社(東証1部上場)の全額出資子会社である日新システムズは、これまで組み込みシステム開発で培った機器制御技術とネットワーク技術を土台に、エネルギーをはじめとする様々な分野において、価値あるスマート社会を実現していくことで新しい未来をみなさまと共に創り続ける企業です。
日新システムズのホームページ  (リンク »)

■コアスタッフについて
半導体・電子部品・モジュール製品の輸出入および正規販売代理店業務、通販サイト「ザイコストア」、「ITストア」運営の他、部品調達から設計、EMS事業までを一貫して手がけています。2016年6月には、組み込みシステム開発メーカのアットマークテクノをグループ企業とし、包括的なIoT(モノのインターネット)プラットフォームの提供が可能となりました。
国内拠点はグループ企業含め7カ所、海外拠点としてコアスタッフ香港(香港)、コアスタッフ深セン駐在事務所(中国深セン)、コアスタッフアメリカ(米国カリフォルニア州サンノゼ)を展開しています。



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