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【ボストン2018年7月12日PR Newswire=共同通信JBN】
*研究の第1相データは2018年12月までに利用可能の見込み
腫瘍と炎症性疾患向けの医薬品の発見と開発に専心するバイオテクノロジー企業であるAurigeneは12日、AUR-101の第1相試験であるINDUSで、健康なボランティアへの投与を開始したと発表した。この研究は、第2相試験(RP2D)のための安全シグナル、薬力学的調整および推奨投与量を評価するために設計されている。
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AUR-101は、受容体RoRytの選択的で効力のある逆作動薬で、乾癬を含むIL17(インターロイキン17)が主因となる免疫学的状態の治療のための経口剤として設計された。INDUS研究からのデータは2018年12月までに利用可能になるとAurigeneは予想している。
この試験について、AurigeneのCSNムルティ最高経営責任者(CEO)は「これは、AUR-101のグローバルな臨床開発計画の最初の研究だ。この化合物の臨床的評価を開始したことをうれしく思っており、確立された前臨床的疾病モデルで得られた優れた結果を反映することを期待している」と語った。
▽AUR-101について
AUR-101は、強力な経口のRoRyt逆作動薬であり、他のRORアイソフォームおよび核ホルモン受容体にまたがって高い選択性を有し、優れた安全性プロファイルを与えることが期待されている。AUR-101は、良好なADME/PKプロファイルと高いバイオアベイラビリティーを有し、乾癬患者からの全血でIL-17Aの抑制、阻害を示すとともに、別の2つの前臨床乾癬モデルにおいて耳の腫れと組織病理学的スコアの極めて著しい減少を示した。さらにAUR-101は、前臨床的毒性評価で、ヒトへの予想される有効投与量の数倍でも安全であることが明らかになった。
▽Aurigeneについて
Aurigeneは発展段階のバイオテクノロジー企業であり、がんや炎症性疾患治療のため、新しい最高クラスの治療法の発見と臨床開発に携わっている。Aurigeneは、経口免疫チェックポイント阻害抑制剤、プレシジョン・オンコロジー、Th-17経路に注力している。Aurigeneは現在、臨床開発のパイプラインによる3つのプログラムを抱えている。Aurigeneの経口PD-L1/ VISTAアンタゴニスト(拮抗薬)CA-170は現在、インドで臨床開発第2相にある。さらにAurigeneの選択的CDK7、CDK12阻害剤、CD47 免疫チェックポイント阻害剤、SMARCA2/ 4ディグレーダー(分解剤)は前臨床開発のそれぞれ異なる段階にある。Aurigeneは米国、欧州のいくつかの大手および中堅製薬会社と提携しており、現在臨床開発段階の15以上の化合物を提供している。詳細はAurigeneのウェブサイト (リンク ») を参照。
ソース:Aurigene Discovery Technologies Limited
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