カメラをかざすと書類や在庫がすぐ見つかる。 「groma(グローマ)」第2弾、AR在庫管理スキャナー「Quanti(クアンティ)」を公開 ~ iOS用アプリとARマーカーを無料で利用可能 ~

株式会社アプリックス

From: DreamNews

2018-10-03 15:30

IoT(Internet of Things)製品向けソリューションの開発を手掛ける株式会社アプリックス(本社:東京都新宿区、代表取締役 兼 取締役社長:長橋賢吾、以下「アプリックス」)は、AR(Augmented Reality:拡張現実)在庫管理スキャナー「Quanti(クアンティ)」を開発し、2018年10月3日(水)に、日本をはじめ全世界のApp Storeで公開しました。



「Quanti」は、書類や在庫にiPhoneのカメラをかざすだけで、それらに貼られている複数のARマーカーを同時にスキャンし、その中から見つけたいものを素早く探し出すアプリです。

「Quanti」のダウンロード、利用、ARマーカーの出力いずれも無料で、ユーザー登録などの必要もありません。法人・個人問わず気軽にお試しいただくことができます。

「Quanti」はアプリックスの屋内測位/位置情報システム市場向けソリューション「groma(グローマ)」の第2弾です。アプリックスは「Quanti」の提供と同時に、国内外法人からの「Quanti」を利用したシステムに関するご相談にも対応していきます。

製品サイトはこちら: (リンク »)

<Quantiの使い方>
(1) iPhoneまたはiPadに「Quanti」をインストールします。
App Store: (リンク »)

(2) ARマーカー作成ページで必要な数のARマーカーを作成し、シールシートなどに印刷します。
ARマーカー作成ページ: (リンク »)

(3) 作成したARマーカーを、箱やバインダーの背表紙など、管理するものに貼ります。

(4) インストールした「Quanti」を起動し、管理しているものに向かってカメラをかざします。「Quanti」上でスキャンが開始され、番号(ID)が一覧表示されます。

(5) 特定の番号のものを探し出したいときは、検索窓に番号を入力します。その番号は下図のように赤色で囲まれて表示されるので、すぐに発見することができます。





(「Quanti」スキャン中の画面)

<「Quanti」の特徴>
以下の特徴により、ダンボール箱やバインダーなど見た目がそっくりなもの、置き場所が変わるもの、整列していないもの、遠くにあるものなどの管理に特に便利です。

・ 探している番号が付けられたARマーカーを、カメラをかざすだけで素早く見つけることができます。

・ ARマーカーが上下逆になっていたり、横になっていたり、カメラ上で傾いた状態で写っていたりしても、ARマーカー全体がカメラに写ってさえいればスキャンできます。

・ 数メートル以上離れたところからもスキャンできます。
カメラの解像度やARマーカーの大きさによりますが、ARマーカーの大きさが5~6cmの場合、iPad Proで4m程度の距離から検知することができます。

<カスタマイズと受託開発について>
「Quantiをこのように活用したい」、「Quantiにこのような機能を追加したい」、「在庫をクラウドで管理したい」、「Quantiを自社システムに組み込みたい」など、「Quanti」のカスタマイズや「Quanti」を利用した在庫管理システムなどの受託開発にも対応します。

<「Quanti」の命名の由来と使用している技術>
「Quanti」の名前は、イタリア語で数を尋ねるときの「いくつ」を意味する「quanti」と日本語の「感知(カンチ)」に由来しています。

「Quanti」はアプリックスの「groma AprilTag ソリューション」の1つで、ARマーカーには、米国ミシガン大学のAprilTags Visual Fiducial Systemプロジェクトで開発された「AprilTag※1」を利用しています。「AprilTag」はAR、ロボット工学、カメラキャリブレーションなど広い用途で便利な座標基準マーカーです。普通のプリンタで印刷したARマーカーの3次元空間上の位置や姿勢を、画像から正確に計算することができます。

またiOS上の「AprilTag」の解析には、Inria(inventeurs du monde numérique)のLagadicチームで開発された「ViSP (Visual Servoing Platform)※2」を利用しています。「ViSP」は、視覚情報処理を行うためのクロスプラットフォームライブラリ(OSやハードウェアが異なる環境でも、共通して使用可能なプログラム部品)です。





(「Quanti」ロゴ)

<「groma」について>
「groma」はアプリックスの屋内測位/位置情報システム市場向けソリューションとして、2018年6月に発表しました。同時に第1弾として「groma AprilTagソリューション for SDM」を発表しています※3。

発表当時は「groma」を仮称としましたが、この「Quanti」の発表をもって「groma」を正式名称とします。

「グローマ(ラテン語 Groma)」は、メソポタミアで発明されたとされる古代ローマの測量機器のことであり、直線および直角、並びに正方形および長方形の測量に用いられたとされるものです。

※1 「AprilTag」については、 (リンク ») を参照。
※2 「ViSP」については、 (リンク ») を参照。
※3  2018/06/11付アプリックスプレスリリース「屋内測位/位置情報システム市場向けソリューション「groma(仮称)」発表 ~ 第1弾「groma AprilTagソリューション for SDM」をInterop Tokyo 2018に参考出展 ~( (リンク ») )」参照。

■株式会社アプリックスについて
アプリックスの使命は「ソフトウェアの力で世の中のあらゆる人々に幸せをもたらすこと」です。携帯電話でのJava利用という新しいフロンティアを切り開いた「JBlend」に続き、開拓中の分野が、IoTです。当社ではIoTモジュール(ビーコン)、スマホアプリ、クラウドサービス等のIoTソリューションを一貫して提供することで、家電製品等のIoT化を推し進め、「モノからの通知によって人々の生活を豊かにする」というコンセプトの実現を目指しております。
アプリックスのwebsite(投資家情報等): (リンク »)
アプリックスのテクノロジー事業: (リンク »)

■お問い合わせ先:
お問い合わせのページ: (リンク »)

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