【"多様性とは何か"を体験から考察していく新WEB連載】『多様性を「生きる」。違いを「楽しむ」。アフリカ人と結婚した文化人類学者が、いま考えること。』がスタート!

株式会社誠文堂新光社

From: PR TIMES

2018-10-09 12:40

誠文堂新光社が贈る無料WEBマガジン「よみもの.com」にて、このたび、文化人類学者・鈴木 裕之さんの新連載エッセイ『多様性を「生きる」。違いを「楽しむ」。アフリカ人と結婚した文化人類学者が、いま考えること。』がスタートしました。



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新連載エッセイ【多様性を「生きる」。違いを「楽しむ」。アフリカ人と結婚した文化人類学者が、いま考えること。】10月9日(火)スタート。隔週月曜日更新。この連載はのちに書籍化されます。
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【連載の内容】
文化人類学者であり、国士館大学教授の鈴木 裕之先生による新連載が始まります。

鈴木先生は、2018年2月22日講談社現代ビジネスの記事
「差別」とは何か?アフリカ人と結婚した日本人の私がいま考えること
で、「差別という憑き物を落とす必要性」について指摘をしました。


ちょうど正月番組におけるダウンタウン浜田のエディー・マーフィー・メイク問題が話題となっており、トランプ発言も相変わらずの差別的ニュアンスのオンパレードで、たしかにトレンドな話題ではあった。私はこうした社会問題の専門家ではないが、アフリカ人と国際結婚した文化人類学者として自由な見地から好き勝手に書いてくれ、という注文だったので快諾し、私のコートジボワールでの生活や妻と体験したエピソードを交えながら、「差別という憑き物を落とす必要性」について書いてみた。(連載第1回より)


しかしこの連載では、「差別」から拡大し、「多様性」についてを考察していきます。
20年間にわたりアフリカ人の妻と日本で暮らす鈴木先生の日常は、私たちにとって異文化そのものです。しかしこの連載は、いわゆる「国際結婚エッセイ」ではありません。生活を通してナマの異文化を体現してきた血の通った言葉で、現代の「多様性」について読み解いていきます。 


通常、多様性について語る際には、多様性は正しいものである、尊重されるべき正義である、それを受け容れない者は偏狭な頑固者で、あるべき生の姿を理解できない愚か者である、という上から目線がほとんどである。リベラルな自由主義者と保守的な国粋主義者といった対立軸に沿って議論が展開されることがおおい。

だが私に言わせれば、どっちもどっちである。それぞれが自分の生まれ育った環境のなかで感性や思想を育んでゆく。多様性肯定派はそれなりの環境で、否定派はそれなりの環境で育ってきたのだろう。各人にはそれなりの理由があるはずだ。そうした個別性を無視して、賛成派/反対派と二分すること自体、多様性に反しているのではないだろうか。また、多様性を主張する人も、場面によっては(つまり、自分に不利になる場合には)「そうでもない」という態度をとる場合がある(つまり偽善者である)ことも多々あるように思える。(連載第1回より)


【著者プロフィール】
鈴木 裕之(すずき・ひろゆき)
慶應義塾大学出身。国士舘大学教授。文化人類学者。専門はアフリカ音楽。著書に『ストリートの歌―現代アフリカの若者文化』(世界思想社/2000年/渋沢・クローデル賞現代フランス・エッセイ賞受賞)、『恋する文化人類学者』(世界思想社/2015年)ほか多数。1989年~1994年まで4年間、コートジボワールの大都市アビジャンでフィールドワークを実施。その際にひとりのアフリカ人女性と知り合う。約7年間の恋人期間を経て1996年に現地にて結婚。彼女が有名な歌手になっていたことで結婚式は注目され、現地の複数の新聞・雑誌でとりあげられた。2015年、この結婚の顛末を題材にした文化人類学の入門書「恋する文化人類学者」を出版。朝日新聞、週刊新潮、ダ・ヴィンチなどの書評、TBSラジオ、文化放送などのラジオ番組でとりあげられ、大学入試問題にも採用された。

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