Altair、モデルベース開発ソリューションの無償ベーシック エディションおよび数値計算言語のソースコードを提供開始

アルテアエンジニアリング株式会社

2019-01-16 00:00

ミシガン州トロイ、2018年9月12日 – Altair(Nasdaq: ALTR)は、モデルベース開発ソリューションの無償ベーシック エディションとOpen Matrix Language(OML)ソースコードの提供開始を発表しました。新たな2つのソリューションにより、モデルベース開発(MBD)導入の障壁を取り除き、あらゆる産業の製品開発期間をMBDによって短縮します。


1.
オープンアーキテクチャーのシミュレーションソリューションを提供する企業というイメージをさらに強固なものにするために、オープンソースの計算プログラミング言語であるOMLをオープンソース化しました。ご関心のあるユーザーおよびコントリビューターの皆様は、OpenMatrixのウェブサイト (リンク ») からソースコードをダウンロードしていただけます。

2.
どなたでも無償でお使いいただける、MBD製品群 (リンク ») (Altair Compose™、Altair Activate™、Altair Embed™)のベーシック エディションの提供を開始しました。AltairのオープンなLearning Center (リンク ») では、無償のトレーニング動画を公開しています。ライセンス料、サブスクリプション料、保守サービス料は一切かかりません。


機械、電気、ソフトウェア、サブシステムが絡み合う相互接続システムの搭載によって、今日の製品やデバイスは複雑化の一途をたどっており、モデルベース開発(MBD)の必要性がますます高まっています。しかし、シミュレーションソフトウェアのライセンスやコスト体系、プロプライエタリフォーマットの問題がネックとなり、MBDの導入には高い障壁がありました。

AltairのPresidentを務めるBrett Chouinard氏は、「AltairのMBDソリューションは当初から、Pythonスクリプティング、Modelica®モデリング、FMI(ファンクショナル・モックアップ・インターフェース)などのオープンな規格を取り入れてきました。この度Altairがオープンソース化するのは、高度なマトリクスベースの数値計算言語であるOpen Matrix Language(OML)です。ご関心のある科学者やエンジニアの皆様には、普段の計算言語やツールボックスに加えて、ぜひOMLも数学モデリングやシミュレーション作業に使っていただきたいと思います。テクノロジーの変化のペースはとどまるところを知りませんが、スクリプト言語を世界中に公開してオープンソースコミュニティと積極的に協力することで、そのペースに合わせて言語を発展させていきます」と述べています。

CIMdata社のDirector of Simulation-Driven Systems Development Practiceを務めるDon Tolle氏は、「モデルベース開発は、世界を驚かせる革新的な製品を開発するために重要です。MBD導入の障壁を下げ、MBDコミュニティの拡大を図るAltairの大胆な提案は、システムモデリングおよびシミュレーション市場に地殻変動を起こす可能性を秘めています」と述べています。また、トリノ工科大学の機械 航空宇宙工学学部のGiancarlo Genta教授は、「自社のモデルベース開発テクノロジーを世界中のより多くのエンジニアに普及するために、Open Matrix Language(OML)のソースコードとソフトウェアの無償ベーシック エディションの提供を決定したAltairの行動を歓迎します」と述べています。

ベーシック エディションは非常に高性能で、モデルサイズに関しては制限がありません。学生、教育機関の講師、研究者、ホビイスト、メーカー、エンジニアなど、誰でも利用できます。たとえばAltair Composeのベーシック エディションでは、使いやすい統合開発環境(IDE)を使って、Pythonへのブリッジを含む、Open Matrix Language(OML)のすべてを利用可能です。プロフェッショナル エディションでは、専門スタッフによるサポートを受けられるほか、ベーシック エディションにはない高度な機能も搭載されています。たとえば、CAEや実機試験のデータの数学演算、ポストプロセス、可視化を容易にする、便利なAltair HyperWorks™ CAEリーダーを使用できます。

Open Matrix Language(OML)の詳細については、OpenMatrixのウェブサイト (リンク ») をご覧ください。無償ベーシック エディションは、 (リンク ») からダウンロードしていただけます。
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