昨今の安全運転に対する社会的な関心の高まりを受け、コンプライアンスに対する従業員への教育・啓蒙などを目的に、ドライブレコーダーを導入する企業が増えています。一方で「ドライブレコーダーを導入した当初は効果があったが持続しない」という声をよく耳にします。
両社は、運転者とその運転を監督する管理者が日々の業務に追われ、安全運転の啓蒙活動や改善活動に時間を割くことが難しい実態を原因と捉え、クラウドやソフトウエアの先端技術を活用することで、安全運転の管理工数を削減できる低コストなサービス「Drive Care」を共同開発しました。
「Drive Care」は、ドライブレコーダーのデータを活用し、運転者は「今日は安全運転だったか」、その運転を監督する管理者は「誰のどのような運転を指導すれば良いか」を、それぞれの専用画面にて一目で理解できるだけでなく、運転日報の作成と承認、車の予約、ヒヤリハット事例の共有といった日々の管理業務や手続きも、同じ画面上で行うことができるクラウドサービスです。
三菱オートリースは、交通事故を未然に防止するためには、客観データを使いながら従業員一人一人に安全運転の意識を根付かせ、必要に応じ適切な指導を行う取り組みを愚直に続けることが効果的であるとの独自の知見から、これら一連の業務を支援するクラウドサービスを企画しました。
セイコーソリューションズは、三菱オートリースの企画を踏まえ、自動車メーカー向け車載端末をはじめとするM2M(エム・ツー・エム)機器の開発・製造や、IoTデバイスからクラウド基盤、アプリケーションの豊富な開発実績を基に、低コストと高品質を両立する車載端末、ソフトウエア、システムプラットフォームを設計、開発しました。
三菱オートリースとセイコーソリューションズは、幅広いお客さまに安心してお使いいただけるクラウドサービスとして「Drive Care」を提供すると共に、これからも安心・安全なクルマ社会作りに貢献できるよう、協力してまいります。
【システム概要】
【主な特長】
・専用ダッシュボード:管理者が日々確認することと、運転者が日々確認することは異なります。見やすさ、使いやすさ、分かりやすさに拘ったダッシュボードを、管理者、運転者それぞれに用意しました。
・運転ヒートマップ*:運転中の急な加減速やハンドル操作をその強さと回数に応じて色で表現することで、次回の運転で注意すべきポイントを分かりやすく理解できます。 *特許出願中
・常時録画:専用のドライブレコーダーに常時録画機能を搭載。撮り逃す可能性を抑えました。
・ワークフロー:最大5階層まで設定でき、報告書類の作成、回付、承認、保存までをクラウド上で完結できます。
・低コスト:安全運転管理に必要な機能に特化することで低コストを実現しました。
・安心保証:契約期間中に専用のドライブレコーダーが故障した場合、無償交換します。(お客さまの故意の破損、損壊は除く)
【ダッシュボード画面例】
■ セイコーソリューションズについて
セイコーホールディングスの事業会社として、高度な無線技術/小型化技術を活かし、長年IoT/M2M市場に先駆的な製品を提供。IoTの根幹となるデバイスの開発・実装・センシングから、統合クラウドプラットフォームやアプリケーションの提供まで、M2Mで培った「つなぐ」技術の強みを活かしたIoTトータルソリューションの提供により、お客さまの新たな付加価値の創造を支援します。
■ 三菱オートリースについて
1972年の創業時より、自動車に関連する金融・車両管理サービスを提供。車両の調達や管理にかかるトータルコストの削減、事故の防止・撲滅のためのリスクマネジメント、そして電気自動車(EV)の導入などによる環境・CSR対応への取り組みなど、リースという金融サービスの枠を超えて、車両管理に関する幅広いソリューションを提供することで、多様化・高度化するお客さまのニーズにお応えします。
※本文中に記載されている会社名、製品名などは、各社の商標または登録商標です。
お問い合わせ先:
セイコーソリューションズ株式会社
コーポレート企画統括部 広報宣伝部
担当:片山、伊濱 tel:043-273-3147 e-mail:pr-center@seiko-sol.co.jp
三菱オートリース株式会社
経営企画部
担当:松木 tel:03-5476-0112 e-mail:keiki@mitsubishi-autolease.com
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。