NTTドコモ
NTTドコモは、銀行やカード会社などが運用するATMの無線化を図るソリューション「docomo IoTマネージドサービス for ATM」を、2019年3月20日(水)から提供いたしました。
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、IoTを活用したい企業向けに回線の提供から運用保守を含めた一括サービスを行う「docomo IoTマネージドサービス」を活用して、銀行やカード会社などが運用するATMの無線化を図るソリューション「docomo IoTマネージドサービス for ATM」(以下、本ソリューション)を、2019年3月20日(水)から提供いたしました。
本ソリューションは、ドコモがこれまで培ったIoT活用の企画、構築、運用支援などの経験をもとに、ATMとデータセンター間の無線化に必要なサービスを一括で提供するものです。従来、コンサルティングや通信回線、運用保守などを個別に契約いただいておりましたが、ATMの無線化という目的に最適な通信回線の提案から運用時の保守までを、ドコモがトータルで提供いたします。
現在、店舗外ATMは有線回線を使用しているため、設置に時間とコストがかかり、商圏の拡大や縮小など住民環境の変化に対応した柔軟な設置ができないという課題があります。銀行やカード会社などが本ソリューションを導入し、店舗外ATMを無線化することで、よりお客さまニーズの高い場所へフレキシブルにATMを配置することができるようになります。
これまで、ATMの無線化に際しては、取引データ通信のセキュリティの確保はできても、通信の安定性に課題があると考えられてきました。本ソリューションでは、ATMに搭載するIoTゲートウェイにより、遠隔から電波強度などを定期的に監視できるほか、IoTゲートウェイの制御ができます。そのため、早急な異常検知や通知ができるようになるほか、IoTゲートウェイの動作が不安定な場合に現地で作業員が行っていたシステムの再起動やファームウェアの更新などを、遠隔地からコントロールできるようになり、安定した通信環境を確保しやすくなります。
本ソリューションは、株式会社ステーションネットワーク関西にて採用されております。また、株式会社山口フィナンシャルグループとは実証実験を実施しております。
別紙
「docomo IoTマネージドサービス for ATM」のシステム構成図
ATMなどの機器に搭載されたIoTゲートウェイから、お客さまデータセンターまでをドコモのLTE網と固定VPNにてセキュアに接続します。
また、IoTゲートウェイの電波強度などを遠隔から取得することで、保守対応を速やかに行うことが可能となります。
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参考
docomo IoTマネージドサービスとは
“IoT導入の壁”を乗り越えるための支援サービスです。IoT導入検討時に挙げられる、スキルのある人材の不足、導入後の効果への不安、セキュリティに対する不安などの課題に対して、ドコモでは長年の豊富なIoT構築や運用によって蓄積されたノウハウを持つコンサルティングチームで、お客さまの"IoT導入の壁"を解決します。システム稼働後も、ドコモのサポートセンターで状態を監視し、故障などの通知や報告を行います。また、お客さまからのお問い合わせにもワンストップで対応します。
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<サービスのポイント>
◆ニーズに合わせた機材、回線を提供
モバイル回線に加えて専用線などのネットワークやIoTゲートウェイ、保守サービスなどをご要望に沿った最適なソリューションとしてトータルに提案します。また、これらの監視、制御機能も提供します。
◆お問い合わせの一元窓口を設置
デバイス、回線、システムなど、お問い合わせの一元窓口を設置。さまざまな要望にドコモが一元的に対応するので、ストレスなくシステムの運用ができます。
◆システムの可用性向上と運用保守の効率化
運用しているシステムの監視や遠隔制御、故障時の手配などはドコモのサポートセンターがワンストップで対応。故障発生時にも迅速な対応ができるので可用性が向上するのはもちろん、お客さまの運用保守業務の軽減にも貢献します。
◆ご要望に合わせて月額でのご利用が可能
お客さまのご要望に応じて一部の初期費用を除き、月額利用料でのご利用が可能なので、IoTソリューションを手軽に導入できます。
◆現業の拡大や新ビジネスの創出に貢献
お客さまに寄り添ったシステム運用やデータの蓄積など、本サービスで培われたノウハウを活用して今のビジネスの拡大や、新しいビジネスの創出などの可能性をお客さまと共に広げていきます。
docomo IoTマネージドサービス
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