多国籍小売企業のカルフール、SASのAIでサプライチェーン管理を最適化し、食品の廃棄を削減

アナリティクスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.（以下 SAS）は、小売業大手のCarrefour（以下 カルフール）が、高度なテクノロジーを通じて顧客の期待への対応力向上を図るグローバル変革プランの一環として自社のサプライチェーンを最適化するためにSAS Viya を採用したことを発表しました。カルフールは、自社のロイヤルティ顧客に最適な商品をいつでもどこでも提供できる、ユニークなオンラインおよび店舗内ショッピング体験の創造を目指しています。サプライチェーンを最適化するために人工知能（AI）を導入するのは、フランスの小売業界ではこれが初となります。

カルフールでは、SAS Viyaを用いて店舗、倉庫、eコマースサイトのデータを収集および処理することにより、オムニチャネルにおける流通・在庫の最適化という課題を解決しようとしています。それらのデータを総合的に分析することで、川下側におけるフォアキャスティングや川上側における仕入先への発注処理が改善され、商品の廃棄や過剰在庫が削減されることになります。

18ヶ月のテスト期間の後、SAS Viyaは、同社の調達および補充チームが作業方法を統合し、予測プロセスを継続的に改善するための俊敏性を高めることが出来るように、カルフールに導入されます。頑健性、安全性、オープン性、弾力性に優れたSAS Viyaは、大量のデータを保管および処理し、カルフールのエキスパートたちが同社固有のニーズを満たすために独自のアルゴリズムを開発することを可能にします。

「SAS Viyaの導入により、当社はサプライチェーン最適化において一歩前進することができます。AI（人工知能）が時間を解放してくれることで、私たちのチームは、差別化された予測戦略の開発に集中し、無駄を削減しながら顧客の期待に最大限に応えることができます。」と、カルフール フランスでフォアキャスティング・ディレクターを務めるフランク・ノエル・フォンタナ（Franck Noel-Fontana）氏は述べています。

SASの最高オペレーション責任者（COO）と最高技術責任者（CTO）を兼任するオリバー・シャーベンバーガー（Oliver Schabenberger）は、次のように述べています。「AIについては非常に多くのことが語られていますが、ブームと現実を切り分けて認識するために役立つのは、カルフールにおけるこのプロジェクトのような事例です。私たちは、人間が実行できるタスクを驚くほどの正確さで実行させるという素晴らしい進歩を見てきました。」

詳細については、SASのホワイトペーパー「消費財および小売業界向けの機械学習アシスト型の需要計画」をご参照ください。
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＜Carrefour社について＞
Carrefour Groupは世界をリードする食品小売企業グループの1つであり、30以上の国に約12,000の店舗からなるマルチフォーマット・ネットワークを展開しています。Carrefour社は全世界で1億500万人の顧客を擁しており、2017年の売上高は882億4千万ユーロを記録しました。グループ全体で380,000名を超える従業員が、Carrefourを「the food transition for all」(全員のための食品流通) における世界的リーダーにする取り組み、すなわち、質の高い食品を毎日、いつでもどこでも、リーズナブルな価格で入手できるようにする取り組みに貢献しています。
詳細については、www.carrefour.com、Twitter（@CarrefourGroup）、LinkedIn（Carrefour）をご参照ください。

＜SAS Institute Inc.について＞
SASは、アナリティクスのリーディング・カンパニーです。SASは、革新的なアナリティクス、ビジネス・インテリジェンス、ならびにデータ・マネジメントに関するソフトウェアとサービスを通じて、83,000以上の顧客サイトに、より正確で迅速な意思決定を行う支援をしています。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)（知る力）」を世界各地の顧客に提供し続けています。

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。