ヘルステックAIスタートアップのmfineが、シリーズBで1720万ドルを調達

mfine

From: 共同通信PRワイヤー

2019-04-24 13:27

ヘルステックAIスタートアップのmfineが、シリーズBで1720万ドルを調達

AsiaNet 78424 (0685)


【ベンガルール(インド)、東京2019年4月23日PR Newswire=共同通信JBN】
*インド最大のバーチャルヘルスケアデリバリーネットワークを構築へ

*投資家:SBIインベストメント、SBI Ven Capital Pte. Ltd.(日本)、BEENEXT(シンガポール)、Stellaris Venture Partners、Prime Venture Partners

*250の病院から2500人超の医師が参加、今後1年間で月間診察件数は15万に達する予定

インドのヘルステックAIスタートアップ、mfine( (リンク ») )は、シリーズBで1720万ドルの資金を調達した。この投資は、日本を拠点とするベンチャーキャピタル会社でSBIグループの子会社でもあるSBIインベストメント( (リンク ») )が主導。SBIグループの東南アジア投資部門で、シンガポールに本拠を置くSBI Ven Capital( (リンク ») )と技術重視のグローバルベンチャーキャピタル会社であるBEENEXT( (リンク ») )も、従来からの投資家であるStellaris Venture Partners( (リンク ») )、Prime Venture Partners( (リンク ») )とともに同ラウンドに参加した。

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写真: (リンク »)

過去15カ月間に10万人以上の顧客がmfine上で受診しており、顧客ベースは毎月30%増加している。インドの100を超える有名病院の一流医師を含む500人以上のMD/MS医師が、mfine上の20の専門科で開業している。総体として、彼らは都市の物理的境界を超えて自らの到達範囲を拡大し、インドの800を超える町にサービスを提供してきた。mfineでは、ユーザーはウイルス感染のような急性疾患だけでなく、糖尿病や関節炎のような慢性疾患の診察も受けている。患者は、心臓病、腫瘍、整形外科、不妊治療といった高度な専門科も受診している。

mfineは、個々の医師を自社プラットフォームに集めるのではなく、一流の信頼できる病院と提携する独自のモデルに従っている。病院との提携により、mfineは信頼できる医師の質の高い医療をデジタルチャンネルで利用できるようにしている。病院にとってmfineは、クラウド上の新たな拠点であり、より多くの患者を連れてきて、プレミアムサービス、長期ケアプログラム、先行投資なしの高度な専門科診療を提供している。これらの病院の専門医は、mfineのAIシステムの支援を受けており、効率と効果が劇的に向上している。60人以上の社内医師から成るmfineの医療チームが、AIシステムとの共同作業により最良の診断とケアを提供している。AIエンジンは、1200を超える一般的疾患を診断、トリアージし、診断書上の何百もの健康パラメーターを読み取る能力があるため、医師は大幅に時間を節約できる。

mfineの成功と普及は、患者数に対する医師数の比率が悲惨なほど低く、医療費の自己負担が圧倒的に重く、質の高い医療へのアクセスが不可能な国において、医療サービスへの迅速かつ簡単なアクセスを可能にするサービスに対する切迫したニーズがあったためである。インドには人口1700人当たり1人の医師がいるが、専門医に限れば、その数は人口5000人当たり医師1人になる。ある病院では、毎日1000件のプライマリーヘルスケア症例と約100件のセカンダリーヘルスケア症例が報告されているが、この数は非伝染性疾患(NCD)の増加とともに増えつつある。その一方で、3億5000万人以上のスマートフォンユーザーと急速に低下する帯域幅の価格が、インドにおいて医療など不可欠なサービスの提供の仕方の見直しを迫っている。インターネットの普及、デジタル決済の増加、アユシュマン・バラットのような大規模な政府のイニシアチブにより、国内で生まれたヘルステックスタートアップにベンチャーキャピタルの投資が入ってきている。インドのヘルステック企業への投資は、2018年に過去最高の5億7100万ドルに達した(注)。

mfineは、プライマリーケア、セカンダリーケア、慢性疾患の治療管理にまたがるサービスを提供する、世界最大のバーチャル病院のひとつとなることを目指している。今後12カ月以内に、インド10都市の250の一流病院の医師2500人以上をバーチャル病院プラットフォームに集める予定。同社は、AI、モバイルエンジニアリング、ハードウェア統合への投資を3倍にする予定である。

今回の新たに調達した資金を使い、mfineはインド全域でAI主導のオンデマンドヘルスケアサービスを提供するリーダーとしての地位を確固たるものにする計画である。mfineはこの資金で、国内の病院ネットワークを拡大し、そのAI技術を構築、さらに医薬品の配送、予防のための人間ドック、診断検査の実施など、最近開始した追加サービスを拡充していく。

mfineは、アシュトシュ・ラワニア氏( (リンク ») )(Myntraの共同創業者)と、Myntraの元事業責任者、プラサド・コムパリ氏( (リンク ») )によって2017年2月に設立された。創設者にはその後、Myntraの元CTO、アジット・ナラヤナン氏( (リンク ») )、Myntraの元グロースマーケティング責任者、アージュン・チョードリー氏( (リンク ») )が加わった。今回の資金調達ラウンドを含め、このスタートアップは2400万ドルを超える資金を調達、ベンガルールとハイデラバードに200人の従業員を擁している。

mfineアプリは現在、Google PlaystoreとAppstoreで英語で利用可能。
(リンク »)

支持の声

▽SBIインベストメント執行役員、仁位朋之氏
mfineのAIヘルスケアデリバリープラットフォームは、質の高い医師が遠方にいて数も少なく、アクセスに制約があるインドの医療システムに大きな変革をもたらす可能性がある。mfineにはオンデマンドモデルと最先端のAIとモバイル技術があり、われわれはインドの医療提供にスケールの大きなインパクトを与える可能性が大いにあると注目している。

▽BEENEXTの創業者兼マネージングパートナー、佐藤輝英氏
mfineの製品とユーザー体験は、われわれから見て際立っていた。医療の提供にスケールの大きなインパクトをもたらすためにAIを応用するというのは革新的だ。mfineは非常に強力なチームを有しており、創業者は深い技術的知識を持ち、インドのヘルスケア分野でインパクトの大きなビジネスを構築するための正しいビジョンとビジネスモデルがある。われわれは今後も、インドでmfineのような会社をサポートしていく。

▽mfineの最高経営責任者(CEO)兼共同創業者、プラサド・コムパリ氏
インドは、先進国で採用された医療の提供方法を一足飛びに追い越していく、そしてこのディスラプションの中心に位置するのがモバイルだとわれわれは考えている。今回の資金調達は、一流かつ定評のある病院と協力し、質の高い医療を何百万人もの人々が利用できるようにするテクノロジーを使うという、mfine独自のモデルに対する支持表明だ。この消費者けん引力は、われわれのモデルが機能することを証明しており、われわれは今回の資金でサービスを全国に拡大したいと考えている。SBIとBEENEXTが、AIとモバイル技術を使ってオンデマンドで質の高い医療を提供するという当社のビジョンを共有し、参加してくれてうれしく思っている。われわれは彼らを、世界最大のヘルスケアプラットフォームの1つを構築していくに当たっての長期的なパートナーと見なしている。

▽mfineについて
mfineは、国内の一流病院のバーチャル診察やコネクテッドケアプログラムへのアクセスをユーザーに提供する、AI主導のオンデマンドヘルスケアサービスである。アプリベースのmhealthプラットフォームは、個々の医者を集める代わりに、一流で信頼できる病院と提携している。mfineユーザーは、チャットやビデオを介して好みの病院の医師の診察を受け、処方箋をもらったり、日常的なケアを受けたりすることができる。mfineは2017年12月にアシュトシュ・ラワニア氏( (リンク ») )とプラサド・コムパリ氏( (リンク ») )によって立ち上げられ、その後、アジット・ナラヤナン氏( (リンク ») )とアージュン・チョードリー氏( (リンク ») )が参加した。詳細については、 (リンク ») を参照。

(注)Traxcnデータによる

ソース:mfine

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